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(回答先: わたしたちが実現すべき社会 「世界人権宣言」が目指す社会 (アムネスティ・インターナショナルのサイトより引用) 投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 7 月 11 日 00:11:10)
ダイナモさん、どうも1周遅れのレスで申し訳ない。
私は、世界人権宣言が理想の最大公倍数なのか、あるいは最小公約数なのか論ずる自信はありません。
ただ、共産主義社会、社会主義社会いずれも、必然的に一党独裁となる社会で、暴力装置(秘密警察など)が必要とされると断定していることには、無条件には同意しかねます。
その点については、別の機会に議論するとして、「資本主義の枠内での改良を目指す社会民主主義が世界人権宣言の目指す社会に最も近い位置にいる」という主張に、若干の感想を述べて見たいと思います。
私は、資本主義か社会主義か社会民主主義かということよりも、民主主義がいかに成熟し機能しているかが問題ではないかと思います。国民の大部分を占める労働者市民が、税金を注ぎ込んで大企業・GMを救おうというのなら、それも根拠のあることです。政府が直接管理・経営することも、労働組合が自主管理することも理論的には可能だったわけですから。それは、誰が管理・経営するのが一番効率的かを、国民が選択した結果なわけです。
そういう意味で、資本主義企業と国営企業が市場で競争するスウェーデン型の経済は、新しい可能性を示しているように見えます。
それが社会民主主義だというなら、私も社会民主主に賛成です。