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理論上あり得る「政府発行紙幣」。本来それが自然だろう。
http://www.asyura2.com/09/dispute29/msg/137.html
投稿者 仁王像 日時 2009 年 2 月 07 日 09:45:28: jdZgmZ21Prm8E
 

(回答先: 副島隆彦の弟子の一人の叛乱だろう 投稿者 仁王像 日時 2009 年 2 月 05 日 20:26:29)

『円の支配者』リチャード・A・ヴェルナー/草思社‘01年から引用

・90年代の不況が中央銀行の政策の結果であることは疑いない。日銀は信用量を通して景気の微調整をおこなうことが可能だった。日銀の行動を分析すれば、日銀が不況を長期化させる選択をしたことが証明できる。
 その一方で、日銀は大蔵省の権力基盤に正面攻撃を仕掛けた。1960年代以来はじめて、日銀法に関する議論を公然と再燃させ、政治家に働きかけたのだ。目標は中央銀行の法的独立だった。不況のせいで大蔵省が非難されていたから、日銀が勝った。大蔵省は敗れ、重要な権力の操縦桿を奪われた。日銀は独立し、説明責任も負わされなかった。泣きっ面にハチで、2001年1月、大蔵省は廃止された。

・1997.5.21、半世紀ではじめての日銀法改正案が衆議院を通過、6月には参議院でも可決された(施行は98.4.1)。旧法では、民主的な選挙で選らばれた政府が中央銀行に影響力を行使する方法が認められており、「国家ノ政策ニ即シ」で政策を行使することが主たる目的であると記されていた。だが新法のもとでは日本銀行は法的に独立し、政府および大蔵省に対する最低限の報告義務が課されているだけである。新しい日銀政策委員会には、もう政府の代表は参加していない。総裁罷免という絶対的な脅威は消えた。新法では、「財務大臣の立ち入り検査権限は廃止するべき」だとされた。

・小泉が提唱する徹底した構造改革が人々の耳に聞き入れられたのも、日本の景気低迷が十年に及んだからだった。だがその景気低迷は日銀によって人工的につくられたものだった。それだけでなく、小泉の「構造改革なくして景気回復なし」という文句は、ほとんどそっくり前川レポートから拝借してきたものだ。さらにこのレポートは日銀プリンスである佐々木がすでに70年代に発表した佐々木レポートの焼き直しだった。

・ジョセフ・ステグリッツ教授も、日銀に頼るのをやめて代わりに政府が直接マネーを発行したらどうかと財務省に提案した。中央銀行は非民主的で経済的に誤った政策によって、自らの存在意義を損なった。したがって政府が直接マネーを発行すべきである。そうすれば財政政策は効果をあげ、経済を実質的に刺激することができるだろう。政府紙幣を発行するとまでいかなくても、財務省が国債を発行するのをやめて、単純に銀行と融資契約を結んで金を借りれば、それでも効果的に経済を刺激することができる。これらの政策には、人工的に不況を長引かせている日銀は関与できない。

〔臭うぞう〜〕
 あっしら氏が指摘しているように↓、古代から跳梁してきた国際金融家たちによって、各国に巧みに中銀なるものがビルトインされてきたのだろう。新興国アメリカでは20世紀に入ってからであった。
 民主政体という近代国家にとって、議会や政府から強い独立性を持った中銀などという機関は(事質上の四権分立)、経済学や政治学のどんな理論を駆使しても、その必然性や必要性を明らかにすることはできないのではないか。それはただ古代から存在してきた。その存在を、もっともらしく解釈かつ人民を誑(たぶら)かし国際金融家の走狗となって怪しまないことになる。例えば、次。

 「選挙で選ばれていない中央銀行員に、金融政策の判断、運営を委ねることがなぜ望ましいのだろうか。最大の理由は、数年ごとに訪れる選挙を意識せざるを得ない政治家に金融政策を任せると、短期的な視野で金融緩和や金融引き締めの先送りを行なう恐れがあるからである」/(加藤・山広『バーナンキのFRB』より)。

・政府紙幣と日銀券の違い〜「お茶の間」でエコノミストと称する連中が金融危機で自説を維持できなくなり変節した(毒蛇山荘日記)
 http://www.asyura2.com/09/hasan61/msg/426.html
 投稿者 ブッダの弟子 日時 2009 年 2 月 06 日 14:12:55: WrVq5GKL9DWTY

・政府紙幣が無視し続けられる理由 (あっしら)
 http://www.asyura2.com/07/revival2/msg/339.html
 投稿者 愛国改善党 日時 2009 年 1 月 31 日 11:58:51: gpdmClaQFBffI

 

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