投稿者 隣人 日時 2010 年 2 月 14 日 07:27:41: vTRc6NquZFvI6
(回答先: クリスチャンへの質問 投稿者 なぞの精神科医 日時 2010 年 2 月 09 日 01:11:17)
こんにちは。極々簡単な説明しか付していませんが”なぞの精神科医”さんのご質問に回答を試みてみました。ご参考に。
1、天国の問題
Q:キリスト教を知らなかった昔の人は、天国に行けていないのでしょうか?
A:天には行っていないでしょう。
例えば、ダビデは神に愛された人でしたが「ダビデは天に昇りませんでした・・・」(使徒 2章34節)と述べられています。
また、イエスにバプテスマを施したバプテストのヨハネでさえも 「はっきり言っておく。およそ女から生まれた者のうち、
洗礼者ヨハネより偉大な者は現れなかった。しかし、天の国で最も小さな者でも、彼よりは偉大である。」 (マタイ 11章
11節 )とありヨハネも天には行かなかったことを示しています。
Q:キリスト教以外の信仰を持っている人は、天国には行けないのでしょうか?
A:聖書によれば死は無意識、無存在の状態ですから天に行くことはないでしょう。
「生きているものは、少なくとも知っている。自分はやがて死ぬ、ということを。しかし、死者はもう何ひとつ知らない。
彼らはもう報いを受けることもなく彼らの名は忘れられる。」(コヘレトの言葉 9章5節)
「いつかは行かなければならないあの陰府には仕事も企ても、知恵も知識も、もうないのだ。」(コヘレトの言葉 9章10節 )
Q:天国は、クリスチャンのためにあるのでしょうか。それとも人は誰でも死んだら天国に行けるのでしょうか?
A:キリスト教の説教師の中には人間は地上で短期間過ごしたあと天国に住むことになっている、と言う人がいます。
ですがそうであれば多くの人が死ぬ時を楽しみにしてもよさそうでが、そのために死にたいと思う人はあまりいませんね。
人間は地上で住むことが自然の欲求のように思われますが、聖書も人の居住域について次のように述べています。
「天は主のもの、地は人への賜物。天は主の天である。しかし地は人の子らに与えられた。」(詩編 115編16節)
「主に従う人は地を継ぎ いつまでも、そこに住み続ける。」 (詩編 37編29節 )
確かにアダムとエバは罪を犯さなければ、地上の楽園で永遠に生きられるはずでした。(創世記 2章17節)
Q:地獄はあるのでしょうか?
A:使徒2章31節には、イエスは死の際、幾つかの聖書翻訳では「地獄」に行ったとはっきり述べています。(、ジェームズ
王欽定訳、ドゥェー訳など)。新共同訳では次のとおり。「そして、キリストの復活について前もって知り、『彼は陰府に
捨てておかれず、その体は朽ち果てることがない』と語りました。」
地獄や陰府(黄泉)と訳されているギリシャ語はハーイデースであり、翻訳によっては「ハデス」と翻字している聖書も
あります。意味としては責め苦の場所といったものではなく、死んだ人間の共通の墓といった意味合いです。
2、父なる神とイエス様の問題
Q:宇宙を創造したのは、父なる神であり、イエスは神の一人子ということですが、キリスト教では、父なる神よりもイエスを
主に信仰の対象とし、賛美しているように感じられます。イエスは父なる神によって地上に使わされたとすれば、本来
信仰の対象は父なる神ではないでしょうか?
父なる神とイエスの関係について教えてください。
A:全くおっしゃるとおりだと思います。イエスは神と同等の関係ではなく神によって創造された、神より下位の存在です。
「父はわたしよりも偉大な方だからである。」(ヨハネ 14章28節)。
「御子は、見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方です。」(コロサイ 1章15節)。
「アーメンである方、誠実で真実な証人、神に創造された万物の源である方(イエス)が、次のように言われる。
(ヨハネの黙示録 3章14節)
こうした混乱は、神の名を聖書から削除してしまったことや三位一体の教理の導入にあると思います。
しかし三位一体の教理はニカイア宗教会議のあたりから徐々に形成されていったもともと聖書にはない教理です。
新カトリック百科事典(1967年版[英語])では次の点を認めています。「三位一体の教義はつまるところ4世紀末に
作り出されたものである。……『三つの位格における唯一の神』という定式は4世紀の終わり以前にはしっかり定着
してはおらず,確かにクリスチャンの生活や信仰告白には十分取り入れられていなかった」。
隣人でした。
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