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(回答先: 統一教会、裁判に傍聴席から無言の圧力--【新生事件 裁判速報】--(エイトのブログ) 投稿者 梵天 日時 2009 年 10 月 14 日 12:34:40)
http://dp.tosp.co.jp/index.php?action=blog_view_entry&ocd=user&oid=5129972&eno=199
【東京地裁10/5新世事件第二回公判リポート】 エイトのブログ
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10/5東京地裁第422法廷、新世事件第二会公判リポート
午前9時、東京地裁へ着くと既に80名程、傍聴整理券を求める人の列が地裁の外までできていました。
何か別の大きな事件の裁判でもあるのかと思ったらそうではなく、新世事件の公判の傍聴整理券を求める人の列であり、並んでいる人間に見覚えのある顔が多数いました。
街頭での勧誘阻止パトロールの際、何度も対峙した青年部信者たちでした。
荒川の青年部信者が大多数を占め、次いで足立の青年部信者も多く動員されていました。
列の先頭から順々に確認して、話し掛けます。
「久し振りだね、元気にしてた?」「動員掛けられたんだ?」「いつ言われたの?」「最近街頭で見掛けないけどどこで伝道してるの?」
返事を返してくれる信者もいましたが、殆どは曖昧な笑みを浮かべて無視します。
中には私に「平日に来れるなんて、エイトさんは何の仕事をしてるんですか?」と訊いてくる信者もいました。
整理券を受け取り抽選を待つ間にも人は増え、最終的に整理券発行枚数は200枚を遙かに超えました。
青年部信者だけでなく壮婦(婦人部)信者も多く動員されていました。
これでは競争率は5〜6倍、もっと大きな法廷で公判してほしいものです。
午前の公判は、10時から11時45分まででした。
検察側の証人であるTさんの証人尋問です。
Tさんは、新世の前身である創萬(ソウマン/豪徳寺)に所属していた元信者の方です。
検察の尋問は、田中被告のマニュアルがあり、タワー長の支持で信者として伝道と印鑑販売をやっていたこと、宗教活動として教義に沿って組織的にやっていたことを立証しようとしていました。
T証人の発言としては、
「特別伝道機動隊(伝機)は本部の指示で発生した。」
「月曜日は教域で礼拝、火曜日から金曜日は店舗の出発式、月初めは教区の出発式でした。出発式では『み旨(みことば)』を唱えていた。教区長・教域長も礼拝していた。」
「得た報酬は献金のためにした消費者金融へのローン返済に充てた。」
(1ページからのつづき)
弁護人F弁護士の反対尋問
いきなり「あなたは拉致監禁されたでしょう」と発言。
T証人は否定。
裁判長「質問の意図が分からない」
創萬についてF弁護士
「教義に則ってやっているというのは違う」「信者が会社を作ってやっていた、統一教会は関係ない」「新世の中に統一教会の法人の職員はいましたか?いなかったでしょ?」「アベル・カインは教義じゃないでしょ?原理講論のどこに書いてるあの?万物復帰に引用されているだけ」「創萬・新世は統一教会が株主なの?知らないでしょう?」
裁判長にF弁護士「それを証人に訊く場ではないでしょう」と諌められる。
F弁護士
「『ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)』や『サタンから神側へ万物復帰』となどと原理講論に書かれていない」
T証人
「そう教えられました」「信じてやっていました」
F弁護士
「因縁話で脅してないでしょう?。『悪い因縁』を強調することではなかったでしょ?」「嘘と思ってやっていたのか?」「田中からの指示というが一般の会社での上司と部下の関係とどう違うんだ?」
T証人
「その時は条件を立ててやっていただけです」「伝道に繋げていく、それが救いと思っていました」
F弁護士
(教区長が来ることについて)「伝道指導者として激励して、それがなにが悪い!」
裁判長からF弁護士に「(証人に)そうした質問で教義を知らないことを立証するんですか?証人が『教義をそのように理解していた』でいいでしょう」と諌める発言。
昼の休廷を挟んで午後の公判です。(14時30分から15時30分)
検察側証人Iさんの証人尋問
検察の主尋問でのIさんの発言
「95年に手相(の勉強勧誘)からビデオセンターに」「北東京教区のビデオセンターにいたが、東東京教区に代理店を作るとのことで人員の異動がされた」「異動は選択できない、上からの指示でした」
(2ページからのつづき)
2002年冬に江戸川教会で受けた田中被告の講義について
「江戸川教会は新小岩駅南側のビルの一室、マンションの2階フロア全部」
「印鑑店舗の担当信者でトークの指導もしていた」
「田中被告は、南東京教区の運営部長で東東京教区の講義を担当。全国各地で物販から信者にさせていた。『南東京教区で実績があったから東東京教区でも同じようにしたい』とのことでした」
「江戸川教会運営部長の石井から『(講義を)受けろ』と言われた」
「講義はパワーポイントを使ったフローチャートを観せながら行われました」
フローチャート1の内容
「@印鑑店舗に連れていく→BF(文化フォーラム)→壮婦へ、A(BFから)ビデオセンターに連れていく→信者研修へ」
「印鑑店舗でやる内容、『高麗人参・家系図・印鑑・宗教的供養・霊界へ、天の心が見える』」
「VF信者研修、SK−1先祖供養→お金を出させる。SK−2メシアのために更に高額なお金を出させる。」
「【教育】新トレ(新生トレーニング)→教義を学ばせる。
青年の実トレ(実践トレーニング)→外での声掛け・葉書のポスティング・珍味売り
壮婦の実トレ→体験学習・動員・万物復帰(販売活動)・夫に内緒で将来的には統一教会引きずり込み合同祝福へ繋げる。」
「『言葉の入るゲストと出会うか!』『前線でサタン世界から、活動できる信者にして返そう!』印鑑店舗が大事」
フローチャート2の内容
「証し(文鮮明がメシアであること、実は統一教会であることを明かす)前に献金をさせる。」、家系図「先祖が苦しんでいる。」、講義「『女性の使命』『要』」、ビデオ導入「不幸の原因・堕落・罪、先祖供養→『気持ちを(お金を出しなさい)』「『人と万物』万物を奉げないと救われない・人間は万物以下」
「幾ら出させるのか決める(クロージング)→供養祭でお金を出させる」
様々な名目の高額献金についてI証人が証言。
印鑑店舗【シャレム秀明堂】について
「無給で働いていた。税金対策と言われ、通帳とカードを経理に渡しました。」
(3ページからのつづき)
弁護人F弁護士の反対尋問
F弁護士「ずいぶん詳しく7年前のことを覚えているが記憶力は?」
I「人並みです」
F弁護士「本当に(講義に)出て聞いたことを喋ったの?」
Iさん「はい」
F弁護士「何人かに訊いたが『伝道の講義としか覚えていない』と言ってましたよ」
I「私も民事訴訟をやっているので覚えています」
F弁護士「何時間くらい講義やったんですか?」
Iさん「1.2時間です」
F弁護士「夜中ですか?昼ですか?」
Iさん「午前中です」
F弁護士「講義したのは、田中だけ?」
Iさん「はい」
F弁護士「ビデオセンターを通しての伝道だったでしょ?」
Iさん「いいえ、印鑑から信者(にする流れについて)です」
裁判長(F弁護士に)「いやいやフローチャートの話でしょ」
F弁護士「田中さんは伝道の入口は印鑑と言ってたの?田中さんの講義は伝道についての話で、伝道がポイントですよね?」
Iさん「高額献金についての話はしていました。SKですが信者に献金させること。『(お金を)出させることがその人のためになる』と」
F弁護士「脱会にあたって、一室に閉じ込められたことは?」
Iさん「いいえ」
F弁護士「出られない環境におかれていた?」
Iさん「いいえ」
F弁護士「あなたの祝福相手のKiさんがあなたは『拉致監禁された』と。実家に行くとで『今は会わせられない』と言われたと」
Iさん「会いたくないと言いました」
F弁護士「半年間行方不明で、反対弁護士の山口さんから脱会通知が送られてきたと」
Iさん「山口弁護士ではありません」
F弁護士
「田中の研修時期は2002年冬で、あなたがシャレム秀明堂で販売してたのは3月まで?」
Iさん「2002年4月から2003年2〜3月です」
F弁護士「あなたは2003年1月に済州島で行われた2週間の修練会に出たの?」
Iさん「はい」
F弁護士「その後何してたの?」
Iさん「アルバイト等です」
F弁護士「〇〇〇〇〇〇〇〇というところで訪問入浴介護の仕事してましたよね?」
Iさん「はい」
(4ページからのつづき)
F弁護士「前線から離れたの?」
Iさん「たまに言われてやっていました」
F弁護士「(アルバイトは)何のため?」
Iさん「お金のためです」
F弁護士「家庭出発のためでしょ?」
Iさん「はい」
F弁護士「3月に家庭修練会に出て○○(地名)で家庭出発?」
Iさん「はい」
F弁護士「私が調べたら、田中の講義があったのは、平成15年2月17日、あなたが外で働いていた時では?」
Iさん「大事な講義は出るように言われていました」
F弁護士「家庭出発の時期ですよね?壮婦伝道と関係ないでしょう?」
Iさん「関係なくないです。ビデオセンターにも行ってました。」
F弁護士「本当に出たの?」
Iさん「出ました」
F弁護士「あなた先程、田中の講義だけだと言ってたよね」
Iさん「はい」
F弁護士「もうひとつ講義があったんだけど講師を覚えていない?何故?」
Iさん「(田中被告の講義が)」印象的だったからだと思います」
F弁護士「サタイヤ(人名)が講義をしていたんですよ。特定できない?記憶抜群なのに」
検察から異議
F弁護士「被告人尋問でやります」
Kさんの講義ノートの入手について
F弁護士「何故どうやって、Kさんから」「コピーしてもらったんですか?一式全部?膨大な量ですよ」
Iさん「(同じ脱会者のKさんと会って)私の裁判で使うためです」
F弁護士「代理人の山口弁護士が渡したんでしょ?」
Iさん「違います」
F弁護士「(講義ノートの持ち主である)Kさんが何故証人でないのですか?」
Iさん「わかりません」
F弁護士「Kさんの人となりを聞きました。線が細い人じゃないですか?」
Iさん「普通です」
F弁護士「あなたは民事訴訟で、和解しないで徹底的に訴訟をするつもりのようですね、反対尋問に耐えうる人として(法廷に)出てきたんじゃないですか?」
Iさん「あまりに出してきた金額と合わない架空のひどい事実があって、和解したくないと」
F弁護士「修練会に出てますよね」
Iさん「はい」
F弁護士
「全部覚えていますか?」
Iさん「覚えてません」
(5ページからのつづき)
F弁護士「済州島修練会では、カモノ講師は何の講義でしたか?内山講師は何の講師でしたか?文教祖も来たそうですね、印象深いでしょう」
Iさん「わかりません」
F弁護士「家庭修練会では、太田さん・大和田さん・堀さんが講義しました。覚えてますか?」
Iさん「覚えてません。男ですか?女ですか?」
F弁護士「私に訊いても仕方ないでしょう、あなたが出てるんだから。家庭修練会は信者にとっては一番大事な修練会、その重要な講師が男か女かよく覚えていないのに何故田中の講義を突出して覚えているの?」
(ここからがIさんの真骨頂でした)
Iさん「福本先生も多分知っていると思いますけど、この先の家庭を持って結婚生活をしていくというプレッシャーとか、そういうものを福本先生も自分でやられた時に感じたと思うんですけど、そういう中で講師が誰だとかそういうことより遙かにこれからどうしようという気持ちが強くてそれ以外は覚えてないです。」
(F弁護士もまた統一協会の信者であることを指摘、功を奏する見事な返答でした。)
F弁護士「要するに、この時期あなたが受けた講義の中で突出して覚えているのが田中の講義ということですね。はい、結構です。」(I証人から指摘された『自分が家庭修練会を受けた際の話』には触れず、そそくさと反対尋問を切り上げた。)
検察からKさんのノートに書かれていないことについての証人尋問が入りました。
Iさん「講義後、田中が『壮婦は普通3ヶ月で財産を失くす』と自慢げに言っていた。」「学資保険を使わせたりして印鑑を買わせないと、罪が消えない・子供先祖が救われないと思わされた講義だからよく覚えている」
弁護側から新しい人証が出されました。手帳の現物も出してきました。研修の日付の証拠だそうです。
・創萬や新世が統一教会と関係がないこと
・大塚が南東京の伝道部長でないこと
・田中が大塚の上司でないこと
・T証人が言う教義が誤っていること
などを立証したいようです。
(6ページからのつづき)
次回公判は、13日14時半〜 弁護側証人、豪徳寺の創萬の責任者(?)だったHの尋問
その後は、22日13時半〜 被告人質問、26日10時〜 論告弁論が予定されています。
また次回公判時、信者が大量動員されることが予想され、傍聴の妨害行為が再び起こる可能性があります。
(このレポートは、取材メモや公判メモ、傍聴された方からの情報等を元にして書き記したものです。実際の法廷でのやり取りを一字一句正確に記したものではありませんが、流れや発言された内容についての意味合いは正しく反映されていると思います。)