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(回答先: 【幸福の科学】ノストラダムスブームに乗る虚業家たちを撃つ!【幸福実現党】 投稿者 提供人D 日時 2009 年 8 月 05 日 07:23:27)
噂の眞相 91年8月号特集3「精神障害も噂される大川隆法のハイペース出版の謎を追跡!」
● レポーター 仁井田駿
● バカバカしい発足の理由
《一九八一年の三月二十三日、突然、だれかが自分に話しかけようとしているという気持ちに打たれ、いそいで、カードと鉛筆を用意しました。鉛筆をもつ私の手が、まるで生きもののように動きはじめ、『イイシラセ、イイシラセ』と、カードに何枚も書きはじめたのです。そして、『おまえはなにものか』とたずねると、『ニッコウ』(日興上人)と署名しました。そのあと、日蓮聖人からも通信が送られはじめました。そして同年六月のある夜、決定的な瞬間がきました。高橋信次という人が、私に、通信を開始したのです。高橋『大川隆法よ。今日、私は、おまえの使命をあかすために来た。おまえは今後、おおいなる救世の法を説いて、人類を救わねばならないのだ』大川『私は一介の商社マンです。この私などに、なにができましょう。(高橋信次の)お嬢さんがついでおられる、GLAに協力でもせよとおっしゃるのですか』高橋『GLAは、おまえを必要としない。おまえはおまえの道を切り拓け』》(大川隆法著『太陽の法』より一部要約して抜粋)
バカバカしいが、これが大川隆法が『幸福の科学』を興した理由であるという。もっとも後述するが、大川はこの後、直ちにトーメンを退社し『幸福の科学』を設立してはいない。約4年在職し86年7月退社。そして『幸福の科学』を設立、今日に至る。
大川隆法。本名=中川隆、1956年7月7日徳島県生まれで東大法学部卒。いまさら、このとんでもないイカサマ宗教家を詳しく紹介する必要などあるまい。この6月20日には「日刊ゲンダイ」4面にわたり、こんなキャッチの全面広告が躍った。「会員100万人余、著書は2700万部!!」「大川隆法IN TOKYO DOME7・15」「生まれる前から、この日を待っていた」「景山民夫がシナリオ、小川知子が司会を!」。
ある宗教ジャーナリストが、こうつぶやく。「『幸福の科学』がここまで急成長した要因として、既成の宗教にはないコンビニエンスさが挙げられるだろう。なかでも大川の本の内容をどこまで理解しているのか試験をし、その結果、信者のランクが上がっていくというやり方が、偏差値教育を受けて育って来た若者に受けた。これまでの宗教と違い、自己確認できるので客観性がある(?)というわけだよ。しかし、こういったシステムだけではここまでは伸びない。もちろん、この本の中身が肝心なのさ」冒頭で述べたように、大川は日興上人を手始めに、高級霊と次々とコンタクトできるようになったといわれる。そんなことができるのはもちろん、地球上の人類で大川ただ一人。そしてそのありがたい(?)内容が著作のなかで披露されている。これが人気の最大の秘密なのだ。
そして昨年の納税額約2億円で、国税庁が公示した高額納税者の「その他」の部で全国7位の秘密も、その大半はこれら出版物の収入による。ところでこの高級霊、大川は約500のそれを自由自在にいつでも呼ぶことができるそうである。お笑い草だが、一例を紹介すると仏陀、イエス・キリスト、モーゼ、ニュートン、ピカソ、ソクラテス、孔子、天照大神、日蓮、親鸞、道元、空海、卑弥呼といった具合なのだ。
●ゴーストライター説が浮上
ところが最近、その『幸福の科学』急成長を支える高級霊に関する出版物=「霊言」集について具体的なゴーストライターの名が囁かれ始めた。これまでもゴーストライター説は一部で指摘されてきたが、具体的な名が出たのは初めてのことだ。これはもちろん大川、そして『幸福の科学』にとって死活問題であることはこれまで述べて来たとおりである。
さて、その人物だが、本誌の一行情報でそのイニシャルはすでにお伝えしたとおり、T。作家であるとともに浄土宗大吉寺住職でもあることから宗教全体に造詣が深いと思われる寺内大吉ではないかという。
連絡をとったというある記者がこう語る。「2冊ほど大川の本を読んだことはあるが、『幸福の科学』についてコメントするほどの知識はないといわれたよ。関心もないし、ゴースト説については、“冗談だろう”と呆れる有り様。“あり得るとすれば、僕の著作からの引用だろう”といった余裕の対応だったね」
これに対し、別の記者はこういった見方をする。「ゴーストライターっていうのは、普通、売れない作家志望がアルバイトでやるもの。寺内さんみたいな著名な人が、そんなことするわけがないよ。おそらく、一般に知られていない人物が他にいるんだろう」
ところが、こんな意外な見方をするフリーのジャーナリストもいる。「ズバリ、大川の父である中川忠義。『幸福の科学』内では善川三朗って呼ばれているんだけど、彼の可能性が高いと思うよ」それにはこんな根拠があるという。
実は冒頭のように1981年、大川隆法は霊言を受け取ることができるようになったといわれているにもかからず、86年末までに出された日蓮、空海、キリスト、天照大神、ソクラテス、坂本竜馬などの各霊言書はすべて大川隆法“著”でなく善川三朗“編”となっているのだ。
善川三朗こと、中川忠義は1921年10月11日生まれ。現在『幸福の科学』では、顧問としてNo.2の立場にある。戦後の一時期共産党に走ったものの、戦前は生長の家の門を叩いている他、戦後もGLAに傾倒するなど多彩な宗教遍歴をたどっているのだ。
先のジャーナリストが続ける。「大川が『幸福の科学』を設立した86年は、進学塾を開いていた兄が脳溢血でちょうど倒れた年なんだ。父・善川三朗は20年余り勤めていた徳島県畜産会をその2年前に退職していて、家計は兄に頼っていたという。つまり、この大川一家の経済状況を救済する飯のタネとして、父親は若い大川を主催者とした『幸福の科学』を設立したと考えられるんだ」
前出の記者もこう付け加える。「そういえば、取材の資料として坂本竜馬や日蓮の本をもらおうと『幸福の科学』に寄ったんだが、在庫がないというんだ。考えてみれば、全部、善川の編書なんだよな」もっとも、父が宗教に関心がいくらあっても、大川自身がそんなものに興味がなければ『幸福の科学』の教祖に祭り上げられることはなかっただろう。ところが大川自身、そういう下地があったようなのだ。
ある事情通は語る。「日興上人がコンタクトして来たという1年ほど前、大川は“アシュラム東京”というところに心霊治療に現れているんだ。ここは、あのメスを使わないで悪い臓器を取り出すとマスコミの恰好の話題になったところなんだが、そこの者が見てさえ、大川は一目見て極度の心身症だったというんだ」こういった症状が、高級霊という幻想を大川に見させたのではないか。そして心身症の要因としてその事情通は、東大卒といっても司法試験に2度失敗、研究室にも残れず、しかも東大卒の就職先としては三流といわれるトーメン入社など、コンプレックスとそのためのストレスを挙げる。何しろ、トーメン在社中、ある社員に狐が憑いているといって御祓をして顰蹙をかったという有り様。何をかいわんや、の人物なのである。
●週に1冊の驚異的出版の謎
ところで一連の霊言書、大川がいうところの9次元にいる高級霊と大川が直接コンタクトをとったものでないことは、常識的な人間なら誰でも説明するまでもなく良識の範囲内でおわかりのことと思うが、景山民夫のような不可解な人物もいるので、バカバカしいがいくつかその根拠を披露しておこう。
その前に景山民夫について一言。本誌前号でお伝えしたように、景山は現在、大学の「大川隆法著作研究会」の特別顧問まで務めるまでに大川に傾倒している。なんでも大川のお陰で“自分の守護霊を呼び出せるようになった”、“女房の守護霊と話ができるんだ”といった有り様。その景山がいうゴーストライター説否定の根拠は、景山を取材したある記者によればこういうことらしい。「大川は100冊を超える著作があるわけですが、数人の人物(ゴースト)が書いたなら各文の端々に微妙な食い違いが生じるはず。それが一切、無いんです。直木賞をとったプロの私が見てですよ。それに、私は出口王仁三郎に相当造詣が深いんですが、にもかかわらず大川先生が書かれた出口の霊示集と同じものを書くのは至難の業です。仮に数年かけたらできるとしても、何で週に1冊の割で、しかも古今東西さまざまな偉人のことを書くことなんてできるでしょう」(景山)
そう、大川は週に1冊という驚異的なスピードで刊行しているのだ。景山はだから人間業ではない=高級霊とのコンタクト説を主張するのだが、常識的に考えれば、だからこそ複数のゴーストライター説を考えた方が正常な感覚というものではないだろうか。
前出のフリージャーナリストが続ける。「父だけじゃない。実は大川の兄も相当宗教に入れ込んでいた人物で、脳溢血で倒れた件についても、本当は精神障害で倒れたんだという声もあるくらいなんだ」つまり、宗教に造詣が深い父と兄を中心に、複数のゴーストライターが関わって、次々と霊言書を生み出す姿が想像できるのだ。おそらくTと噂される人物も、そういったゴーストの一人ではないだろうか。
さて、話がだいぶ逸れてしまったが、他の根拠もいくつか紹介しておこう。まず、大川が高級霊とコンタクトしたというテープを鑑定したという、ある心霊科学研究家の証言。前出の記者は語る。「それを録音したテープが送られて来たというんだ。しかし最初の数分を聞いてやめたらしい。すぐにニセモノだとわかったというんだ。そして、大川は本当にコンタクトしていると信じているうちに、すっかりそう信じ込んでしまって、おそらく嘘をいっているという意識はないんじゃないか。これはもう一種の病(精神)以外の何モノでもないんじゃないかといってたなあ」
あからさまにいえば1981年3月は、大川が日興上人とコンタクトした聖なる日であるどころか、狂った日ではなかろうかといいたくなる話ではないか。
●隆盛と同時に不穏な噂も
さらに、一時『幸福の科学』に入会していた、ある事情通もこう証言する。「大川がコンタクトした話をテープに録音。それをボランティアがまずテープを起こし、その粗原稿を大川が再度チェックするわけです。私、その粗原稿を何度も見たことがあるんですが、おかしなことに本になったものとまったくといっていいほど変わりないんです」
これは重要な証言だ。これが本当とすれば、高級霊とやらはご親切にも、本用に企画・構成までして下さっていることになる。さすが、高級霊だけのことはある。
もちろんこの高級霊、すでに有名な話だが「ノストラダムスの新予言」などで、五島勉の誤訳をそのまま語るほど、すなお(?)な心の持ち主でもあるようだ。
さらに、「大川が講演会の席上で高級霊と話しているのを見たが、あれはイカサマだった」と語る、ある宗教家がこう打ち明ける。「大川は、GLAの信者を引き抜いて今日の基礎をつくったといわれる。GLAは生長の家系の新宗教で、教祖の高橋信次は1976年に亡くなっている。大川はこの高橋が“人類を救え”と説いたというけど、何で一面識もない大川に高橋がそんなこというんです」そこで推測されるのが、GLAに一時傾倒していたという父の存在だ。このように見てくると、『幸福の科学』を解く鍵は、どうやら父親にありそうだ。
さて、GLAはこの霊言書出版に怒り、高橋とコンタクトしたのが本当なら我々の前で実演してくれと主張したが、大川はのらりくらりで逃げたというのが真相。無理もない、呼び出すことなどできようはずもないのだから。しかも、おかしなことに大川は高橋と一面識もないばかりか、その存在も知らなかったと『黄金の法』の中で述べながら、冒頭で述べたように“おじょうさんが継いでおられる”などということをなぜ知っているのか。しょせん、この程度の知能と文章力でしかないのだ。野坂昭如が“一行読んでポイよ”と語るのも当然というわけだ。
最後に、この大川のオツムの頽廃さのさらなる進行と比例して、当然ながら、いよいよ組織内部も矛盾が露呈しつつあるという事実をお伝えしておこう。この手の宗教の行き着く先は、オカルトへの傾倒である。先の広島での講演でも、推進部長が“自分には斎藤道三の霊が憑いている。ありがたいので、この霊を皆さんにお分けしよう”と、何を思ったか会場に向けうちわで自分の体を扇ぐという世紀末的光景まで現出した。
前出・記者が続ける。「精神障害者が出てるという話がありますし、幹部に霊能力者が現れ内部分裂の動きがあるとも聞きます。また、著書の売上もだいぶ落ちているようですね」その具体例の一つが、正会員であるといわれる第一不動産の役員Nの発狂説。役職柄、『幸福の科学』の財政面でのアドバイス役を務めていたところ、深入りしすぎたため気が触れたというもの。もっとも、真相は脳梗塞で倒れたということのようだが、こういう噂が伝わって来るということ自体尋常ではない。
さらに、「会員の女性に手をつけている」「ある幹部に離婚させてまで、女性会員を結婚相手としてあてがった」「大川以上に、妻の恭子が権勢を振るっている」といった声が、次から次へと漏れ伝わって来るなか、7月15日の東京ドーム生誕祭が、イカサマ宗教の最後の徒花の日とならなければ幸いだが…。 〈敬称略〉