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まぁ、知ってる人には釈迦に説法だけど
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投稿者 metola 日時 2010 年 3 月 07 日 21:41:05: XbEFO1BzdtcZo
 

(回答先: すぐに富裕層が誕生する中国の事情【YUCASEE MEDIA】 投稿者 地には平和を 日時 2010 年 3 月 06 日 23:17:21)

中国の経済成長モデルというのは、資本主義の「格差」に注目したやり方である。
つまり、全体の底上げをするのではなく、まず富裕層をつくり、富裕層に貧困層を養わせ、やがて底も上がるという形態だ。彼らが儲かっているのは99%の努力と1%の国策なのだ。これは日本の失敗を踏まえ、数の利を活かした戦略なのだろう。中国は数年前から、日本のGDPを越えるためにあぁするこうすると言っていたからね。

資本主義の基本は格差だ、ということに注目すれば、格差があれば格差が自然と金の流れを作るから景気が良くなる。だけど、格差が全くないと、この自然の流れが無いから、景気は悪くなる。

ちなみに日本は、完全な底上げだけを実施し、弱者には蓋をして歪んだ一億総中流を実現した。まぁ、世界経済が堅調なら良かったんだけど、政府は発展途上国よろしく土建事業にばかり目を向けていたから、国内市場には手入れをまったくせず、ボロボロ。だから経済の成長は終わってしまった。それで、その後コイズミのようなバカの出現を許してしまい、格差を広げ、デフレに陥り、今に至るというわけ。

一方で、中国は、格差を残したまま成長を続けた。正確には、段階的にインフラを調え、地域毎に集中的に成長させた。だから、内陸部は今だにアクセスできないし貧民だらけ。徐々に儲かっている地域が増えている。こういうやり方をやっているから、徐々に内需主導型経済になって富裕層が貧困層を養うことができる。だから中国政府はあと何年かは二桁近い成長ができると豪語し続けることが出来たというこった。もちろん、インフラが調っちゃって、貧民が居なくなると、成長は鈍化するけどね。今度は、富裕層に超富裕層ができていて同じことを繰り返すつもりなんだろうね。そして、その時のためにイランやアフリカと仲良くやってる。まぁ、その頃にはインドが台頭するから思うようには行かないだろうけど。

ただ、こういう中国の成長戦略を理解していない人は、「内陸部の貧困に喘ぐ農民が暴動を起こし、中国は分裂する」なんてトンチンカンなことを言っている。中国の歴史をみれば分かるけど、農民が自主的に暴動を起こしても痛くも痒くもない。全員射殺してオシマイ。問題は「変な知恵を付けた富裕層が農民を唆し、武器を流して」暴動が起きるケース。だから、中国政府はそうさせかねないNEDと繋がっている法輪功や、キリスト教統一原理主義者たちを弾圧する。こう書くと、中国とアメリカは対立していると見えるけれど、実際はちがう。

アメリカは中国の懐ぐあいは心得ている(もともと中国共産党の一党独裁体制はCIAの前進のOSSが築いたんだからね。今でも、支配者層の基本となる人脈は諜報レベルでアメリカと繋がってる)から、わざと中国に揺さぶりを掛けたふりをする。そうすることで、例えば為替レートをみれば中国元は安く保たれ、アメリカドルは安定する。つまりお互い、ウィン-ウィンの関係なんですわ。

とばっちりを喰らうのは日本円で、ドル安になってお約束のようにアメリカが中国で騒と元安になるから、世界の金が日本に流れる。で急激な円高が起こるというわけ。それもだいたい決算期にさぁ。いい加減にしてほしいね。
 

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コメント
 
01. metola 2010年3月07日 21:49:03: XbEFO1BzdtcZo
わぉ。真反対に書いちゃった。

×彼らが儲かっているのは99%の努力と1%の国策なのだ。

 ↓訂正

〇彼らが儲かっているのは1%の努力と99%の国策なのだ。


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