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すぐに富裕層が誕生する中国の事情【YUCASEE MEDIA】 2010年02月27日 11時00分 世界的な金融危機の一方、増え続ける中国の富裕層。 その数は、ドイツやイギリスを抜き、世界第3位に躍り出た。 長年中国富豪ランキングを発表している、中国在住の英国人ジャーナリスト、ルパート・フーゲワーフ氏は「中国では、個人資産が10億元(約130億円)の人数は大幅に増えている。 2004年当初、我々が見つけた10億元の資産を有する人はたったの100人だったが、今ではすぐに1000人見つけられる」とその数の急増ぶりを示す。 また、他国に比べて富を築く時間も短い。 同氏によると、普通1億元の富を築くのに平均約15年、それを10億元にするにはさらに10年必要といわれる。 しかし、中国ではたったの3年しかかからない。 中国の富裕層のおよそ6割は、北京、広東、上海、浙江、江蘇など、主に東の沿岸地域に集中している。 このうち、もっとも多いのは北京で、1000万人のうち、54人が億万長者という割合だ。 中国富豪ランキングに上がった1000人のうち、財産を受け継いだいわゆる2代目は、1%に満たず、近年富の力を身に付けた人たちだ。 ちなみに、イギリスでは25%、アメリカでは35%の人が2代目だ。 それでは、こうした中国の富裕層はいかにして財産を築いたのだろうか? 毎年、長者番付を発表している「フォーブス」の編集長、範魯賢(はんろけん)氏によると、中国とアメリカの富裕層上位400人を比べた時、もっとも大きな違いは、アメリカは不動産関係者が40位より前で消えてしまい、一方中国は、154人もの不動産関係者がいるということだ。 「この現象はとても興味深い」と範氏は語る。 急速な富裕層の増加は、中国の持続的な経済発展の中、企業家が自信で努力した結果だ。 しかし、一方で違った面も垣間見える。 北京にある融資会社の副社長によると、北京で巨大な富を手にしている人のうち、3つの種類の人が多く存在するという。 1つは、権力と資本に頼って他企業の参入を阻止し、独占経営を行っている人。 2つ目は、グレーな収入(不法収入や、入手ルートが不明な収入)がある者、3つ目は、資源の採掘など独占経営している人。 「富裕層の中で、勤労で富を手にした人は30%にも満たない」と同氏いう。 また、英国人ジャーナリスト、ルパート・フーゲワーフ氏によると、中国人富裕層は、社会的な責任感に乏しく、慈善活動に関心のある人は非常に少ないということだ。 北京の融資会社副社長も、「彼らに信仰心はありません、信じるのは金のみ」と断言する。 中国社会の構造を見た時、依然、貧しい人々が多数を占め、ほんの一部の人たちに富が集まっているという現状だ。 浙江省社会科学院の楊建華(よう けんか)教授は、「こうした社会構造はとても危険で、不安定だ」と指摘する。 アメリカでは、慈善事業に配分する人は、政治に資産を使う人も出てきているという。 巨万の富を手に入れた中国の富裕層が、今後どういった方向に進むのか。そのあり方が今、問われているといえそうだ。 【この記事をツイッターでRT】
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