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中国:ウルムチでの大規模デモ 一部では催涙ガスで鎮圧【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/world/news/20090905k0000m030078000c.html
【北京・浦松丈二】
新華社通信によると、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで注射針を使った通り魔事件が相次ぎ、数万人の群衆が3日、地元政府に治安回復を要求するデモを行った。
現地からの情報によると、群衆の大半は漢族で、ウイグル族との民族対立が背景にあるとみられる。
デモは深夜には沈静化したが4日に約1000人が再び市街地でデモを行い、武装警察が催涙ガスを使って実力で鎮圧した。
ウルムチ市内では7月5日にウイグル族による大規模暴動が発生。
当局発表で、197人が死亡、1600人以上が負傷した。
中国政府は10月1日の建国60周年を前に厳戒態勢を敷いており、7月のウルムチ暴動に続く大規模デモに衝撃を受けている模様だ。
同通信によると、3日のデモ参加者は当初1000人以上だったが、夜になって数万人に膨れ上がった。
群衆のデモで市内の交通は遮断され、商店も閉店に追い込まれた。
AFP通信によると、4日のデモも参加者の多くが漢族だった。
約1000人が市中心部の広場に入ろうとしたところ、武装警察が実力で阻止した。
デモ隊は、同自治区トップの王楽泉党委書記の辞任を求め、ペットボトルを武装警察に投げつけるなどして抵抗したという。
新華社通信によると、市内の別の場所でも約100人の若者がデモを行った。
3日のデモ発生後、王書記自らが住民代表と協議し、解散を求めたが、住民側がこれを無視した形となり、政治色の濃い騒乱に発展した。
新華社通信によると、デモの発端となった通り魔事件は、8月17日から続発し、476人が治療を受けている。
漢族の間では、ウイグル族が病原菌に汚染された注射針で無差別に漢族を襲ったとのうわさが広がっている。
地元当局は、通り魔事件の容疑者21人を拘束したと公表し、病原菌や毒物汚染を否定している。
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毎日新聞 2009年9月4日 20時21分