http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/810.html
Tweet |
(回答先: 口蹄疫対策で殺処分に狂奔した官の大罪(転載) 異論は排除されるニッポンの事情? 投稿者 寅蔵 日時 2010 年 10 月 09 日 10:06:11)
宮崎口蹄疫騒動を検証する 原田 和明
下記本文より(全文は下記URLにて読めます)
URL:http://www.melma.com/backnumber_90715_4981330/
より
ーーーーーーーーーー以下一部のみ引用ーーーーーーー
第23回 欧州畜産協会の提言書
農水省が国際獣疫事務局(OIE)に提出したフォローアップ レポートの作成者
は、川島俊郎・農林水産省消費・安全局動物衛生課国際衛生対策室長でした。
その川島室長宛に欧州畜産協会(ELA)は6月7日に「できるだけ家畜を殺さ
ないやり方がある」との提言書を送付しています。
これに対し、農水省はどう
対応したのでしょうか?
「できるだけ家畜を殺さないやり方」は山内一也・東大名誉教授が朝日新聞の
インタビューで答えていましたが、残念なことに、新聞に掲載されたのは 7月
23日で、薦田さんの種牛が殺された後でしたので、すべてが終わったという喪
失感の中では、国民の間で議論になることはありませんでした。
私はこの掲載
日に疑問をもっていて、国民の間で議論にならないように掲載のタイミングを
見計らっていたのではないかと考えています。(第14回 GEN767)
それは疑惑の段階に留まっていたわけですが、欧州畜産協会から出された6月7
日付の提言書が見つかったことで、
農水省は「できるだけ家畜を殺さないやり
方がある」ことを知りながら、それを無視して全頭殺処分の道を突き進んだこ
とが明らかになりました。
欧州 畜産協会(ELA)のホームページ(http://www.ela-europe.org/)のトッ
プに、川島俊郎医師宛に送付したELAの提言書がPDFファイルの形で掲示されて
います。(以下引用)
(中略)
提言は、「日本はイギリスの失敗を繰り返すべきではない」とはっきり指摘し
ています。
農水省はそれを無視して29万頭あまりの家畜を殺戮したことになり
ます。
ELAはオランダのNPOのようですから、もちろん、農水省が必ずしもその提言に
従わなければならないわけではありません。
しかし、宮崎の畜産農家に対する
補償の財源が十分にないという状況(第12回 GEN765)なのですから、本来な
らば、かなり有望な選択肢として検討されるべきではなかったかと思います。
しかし、農水省はまったく逆の対応をしたのはなぜでしょうか?
ワクチン接種開始時期は豚が5月22日、牛は翌23日ですが、早くも5月26日には
ワクチン接種を受けた農場で発症例が見つかり、5月28日以降に 見つかった発
症例はすべてワクチン接種を受けた農場でした。
「ワクチンが感染源」という、
農水省にとっては想定外?の事態が発生していたのですから、何とか早く「感
染源を取り除く」必要があります。
もし、騒動が宮崎県外に出ることになれば、
全国各地でパニックが起こり、その未来は誰にも予想不可能でしょう。
農水省
にとって、この時期に「できるだけ家畜を殺さないやり方」など受け入れられ
るわけがありませんでした。
農水省が「自らまいた種は、自ら刈らねばならない」というわけです。
そうい
う意味では農水省は責任を果たした? ただし、責めは宮崎県に、負担は宮崎
県の各農家にという極めて官僚的ご都合主義の割り振り方ではありますが。と
にかく、農水省にとって、この時点で全頭殺処分以外の選択肢はなかったと言
えるでしょう。
そんなときに、「できるだけ家畜を殺さないやり方がある」と
アドバイスされても、迷惑以外の何者でもなかったと思われます。
【ELA 提言書原文】
(以下略)
ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
DATE:2010/10/09
URL:http://www.melma.com/backnumber_90715_4981330/
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 口蹄疫・新型インフル02掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。