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(回答先: 「正義派の農政論」【森島 賢】風土を生かした日本型畜産の構築を(JAcom)【復興の問題(1)】 投稿者 ニューニュー 日時 2010 年 6 月 02 日 20:18:17)
http://beachmollu.exblog.jp/12730073/
より引用
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持続的な畜産業をどうするか
復興の問題は終息前にしっかり考えておかねば、焼け野原からの再建が行き詰まる恐れがある。
防疫態勢の不備、危険分散、経済行為としての多頭化の是非、補助金と利権構造(税金の投入は中間搾取と口利きなどの不正の温床を作る)、などなど検討されるべき項目は多い。生産技術の進歩を優先し、高度化させてきた方向性は正しいのだろうが、それを無秩序に推し進めた結果、今回の暴発の背景を作ったに違いない。
「正義派の農政論」 【森島 賢】 風土を生かした日本型畜産の構築をhttp://www.jacom.or.jp/column/nouseiron /nouseiron100531-9525.php
世界的な視野で問題点を指摘し、建設的な意見を述べているが、このような理想を実現するためには基礎情報と技術開発、ソフト面の充実がなければ空論となる。食料自給率の向上よりも餌の自給が優先されるべき課題であろう。
by beachmollusc | 2010-05-31 18:53 | 口蹄疫 | Trackback | Comments(9)
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Commented by 松本大策 at 2010-05-31 22:17 x
本当に、まずは資料自給率向上を図らなければいけませんよね。岩手のプレミアム短角など、一部では取り組みはじめていますが、実際は、この瑞穂の国においてイナワラすら輸入物が使われている始末です。
国産だとコストが高いので、農家さんの気持ちもわかるのですが...。
耕作放棄地が34万ヘクタールもあるのに、もったいない話ですね。
以前、うちの若い獣医師に東京ドームの面積の畑で、すべて自給飼料を作り同じ肥育成績(それが国民に求められているかは別として)を出すには、何頭の肥育牛をまかなえるか?
という命題をだし検討しtら3頭でした。
Commented by 松本大策 at 2010-05-31 22:21 x
すみません。最後の行は「という命題をだし検討したらたったの3頭でした。」
と書きたかったのですが、まちがって送信しちゃいました。やはりダメ学生です。
Commented by beachmollusc at 2010-05-31 23:03 x
削除用パスワードを使えば、間違った投稿を書き直して再投稿できます。
平面の畑で牧草を生産する方法は効率が悪いでしょう。つる植物を使い、本体の新鞘が伸びる分を刈り取れば、生産効率が上がると思っています。昔はクズが牛の良い餌になっていたとあります。
耕作放棄地に竹で枠組みをつくり、クズ芋(根茎)を移植して茎と枝を伸ばせばできるだろうと思います。ものすごい勢いで伸びますよ。山間部の荒地はクズで覆われています。マメ科植物であって、窒素分は自前ですから肥料もいりませんし、他の雑草を圧倒します。
Commented by 松本大策 at 2010-05-31 23:11 x
そうですね。それに葛は牛には嗜好性もよいし、TDN(カロリー)やCP(粗タンパク)も高いので昔から放牧などでは好まれています。
Commented by OTTO at 2010-06-01 02:41 x
メキシコでは、十数年前のNAFTA締結以降、地方の閉鎖的生産消費経済が急速に崩壊して、グローバル化が進んでいます。
多様に存在した在来種が駆逐され、地方の特産物も姿を消しつつあります。
小生の住む、片田舎の海辺の小村テアカパンは、半農半漁の村でした。 各戸が自家消費用のトウモロコシを栽培し、葉茎は牛や羊の餌となり、豚や鶏が生ゴミや余剰生産物を消費し、厩肥や糞尿はリサイクルされる。 豊富な海産物もありまして、一昔前は村の食料自給率(飼料も)は100%に近かったと思います。
しかしながら、時代の流れは容赦なく波及しておりまして、生活様式が急速に変わり、村としての経済は壊滅してしまいました。
メキシコは後進国でありますし、アメリカが隣国ですから、この流れに逆行することは不可能です。 しかし文明国日本では、宮崎のような自然環境の良い地方では、前時代的な農村の良いところをモデルにすることも可能ではないかの思います。 全くの素人考えですが、どうでしょうか?
日本は、こういう地方閉鎖型農法で生産された産物に付加価値が付くという特異な国でもあります。 防疫の面でも、メリットは大きいでしょう。
Commented by beachmollusc at 2010-06-01 07:03 x
OTTOさん、コメントありがとうございます。
>宮崎のような自然環境の良い地方では、前時代的な農村の良いところをモデルにすることも可能ではないか
まったく同感ですが、その逆の方向に向けて国と地域行政が努力を重ねているのが実態です。自然破壊で飯を食う経済構造をドンゲカセントイカンのですが、石油を浪費して熱帯果樹を作ったり、人工森林は大型機械で皆伐で禿山を広げ、山間部に逃げ込んだ畜産には疫病が襲い掛かります。
ところで、製材工場の副産物であるおがくずの需要先の畜産が消えて、連鎖的に林業も崩壊するという見通しは正しいのでしょうか。
Commented by OTTO at 2010-06-01 13:26 x
>製材工場の副産物であるおがくずの需要先の畜産が消えて、連鎖的に林業も崩壊するという見通しは正しいのでしょうか
申し訳ないです、浅学の身でして、ちょっと見当もつきません。 しかし、副産物のおがくず需要にに日本の林業が支えられているとすれば、お寒い話のように思えます。
今まで、林業といえば、環境保全の方面からしか考えたことがありませんでした。 ちなみにメキシコの森林はNAFTA以降、急速に消滅していて、瀕死状態です。
Commented by 天敵です。 at 2010-06-01 18:14 x
川南での養豚業者のえさ代が月に3,000万円はざらだと聞いて、私たちは知らない間にこんなシステムのなかで生活しているのかと唖然としてさきの森島賢さんの論を読むと背中が寒くなり、知らない間にか規模拡大してしまって、未開発国の食料を横取りして”霜降り肉”にして食すとは・・・やはりこの国は変ですね。
Commented by beachmollusc at 2010-06-01 18:44
この国が変であることに国民が気がつかないまま、変なリーダーたちに変なことをされ、変なマスゴミが変な報道を続ける、正気を保ち続けることが難しい世の中です。
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※やはり、生産性向上・高能率化・大規模化を追求するばかりではどうしても歪みが出てしまうのである。病気や種々の災害に対して壊れやすくなることを、今回の口蹄疫が改めて教えてくれた。
あと、beachmolluscさんの最後のコメントには全く同感。私も口蹄疫に関する情報を書きながら(当然ここに載せる価値があるかないか取捨選択しながら)、もう自分が「ミイラ取りがミイラになった」状態になっているのではないかと思っている。
※最後に同じく「ひむかのハマグリ」のブログ記事から、かつてこの地域で計画されていた国営事業「パイロット事業」と口蹄疫との関連についての記事をアップする。
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