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「裸のモナリザ」メディアに公開 ダビンチが加筆か/nhk
2019年5月30日 7時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190530/k10011934321000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_009
ルネサンスの巨匠、レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」に似ていてダビンチ自身も筆を加えた可能性が高い「裸のモナリザ」と呼ばれる裸婦画が、フランスの美術館で展示されることになり、29日、メディア向けに公開されました。
公開されたのは、木炭で描かれた裸婦画で、ダビンチの名画「モナリザ」とポーズやサイズがよく似ていることから、「裸のモナリザ」と呼ばれています。
所蔵するパリ郊外のコンデ美術館は、ダビンチが亡くなってからことしで500年となるのを記念して来月から展示することにしています。
美術館によりますと、絵はダビンチの工房で「モナリザ」のあとに描かれ、弟子たちが別の絵の下絵として使ったとみられます。
さらに左利きの画家による筆遣いの跡もあることから、左利きだったダビンチ自身が筆を加えた可能性が高いということです。
描かれた裸婦は、胸に膨らみがある一方で、腕は筋肉質に描かれているなど、男女両方の特徴があり、美術館は、ダビンチが「モナリザ」から着想を得て、さらなる理想の美を追求して描いた可能性があるとしています。
コンデ美術館のマチュー・デルディック主任学芸員は、「男性的な美と女性的な美の中間と言えるでしょう。モデルがいて描かれたものではなく、ダビンチが追い求めた理想の美だと思います」と話していました。
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