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≪自分は、狂言というものによって生かされている、とつくづく思っています≫野村萬斎
両親からは、「狂言師になりなさい」お強要されたことは一度もありませんでしたし、稽古をやめようと思ったことはありません。父の稽古は、私に狂言をうまくさせたいという思い入れが強かったせいだと思いますが、稽古はとても厳しかった。
しかし、同じく狂言師の祖父万蔵は、「子どもは子どもらしく、天真爛漫がよい」という信念の人だったため、辛抱強く、時間をかけて教えてくれました。このバランスも、私にとってはとても大事だったように思います。祖父を見ていると。子ども心に、「本当に楽しそうに狂言を演じているなぁ」と思ったのです。
≪狂言師として生きることに決めた3つの出来事≫
ひとつは、『三番そう』を演じた17歳のとき、稽古を重ねれば成果は上がるものだということを実感し、「狂言」を演じる楽しさに目覚めたこと。
次に、黒澤明監督の『乱』に出演する機会に、狂言の技術が自分を表現する技術のひとつとして十分に使えるものだと認識できたこと。
3つ目は、祖父が、加藤周一氏の書物の中で「世界の名優5人」のひとりとして、錚々たる芸術家に匹敵する「名人」に選ばれていたことです。
【出展】
「だから一流」菅原亜樹子/学研‘09年
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