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(回答先: 舊約聖書と露西亞 「ロシ」と云ふ記述は、本來のエゼキエル書には記述されてゐるのかゐないのか? 投稿者 卍と十と六芒星 日時 2010 年 1 月 06 日 22:50:19)
こんにちは、 卍と十と六芒星さん。
わたしも昔、エゼキエル書にはロシアとモスクワの記述があると何かで読んだことがあります。
ですが今の日本語訳聖書の中からは見つけられませんね。
該当するエゼキエル書の記述は以下の部分です。
エゼキエル38章2、3節
「人の子よ、あなたの顔をメシェクとトバルの長の頭であるマゴグの地のゴグに向け、これに向かって預言せよ。
そしてあなたは言わなければならない、『主権者なる主エホバはこのように言われた。
「メシェクとトバルの長の頭であるゴグよ、いまわたしはあなたを攻める。
エゼキエル39章1節
「そして、人の子よ、あなたについてであるが、ゴグに向かって預言せよ。
あなたは言わなければならない、『主権者なる主エホバはこのように言われた。
「メシェクとトバルの長の頭であるゴグよ、いまわたしはあなたを攻める。
ここで「長の頭」の「頭」と訳されている語がヘブライ語のロシュです。
ヘブライ語ロシュには頭、先、そして初めなどの意味があり、他の翻訳ではこの箇所を「大君」(口語訳)、「総首長」
(新共同訳)、「君の頭」(ウルガタ訳)、「主要な君」(欽定訳、ドウェー訳、改定標準訳)などとも訳しています。
しかし聖書翻訳の中には、このロシュを国や民の名とし「ロシュ(ロシ)、メシェク(メセク)、およびトバルの君」
と訳出しているものもあります。(アメリカ標準訳、エルサレム聖書、文語訳舊約聖書-1953年版)。
どちらが正しいのかということですが、ロシュを土地や民を指すとした場合、この語が聖書の他の箇所にはまったく
記述がないという不思議さがあります。しかし共に名前の挙がっているメシェクとトバルは、マゴグと同様、ヤペテの
子孫として創世記10章2節の中に現われます。
そのようなことから、前述のヘブライ語の意味や諸国民の指導者ゴグに当てはまることなどを考えて、「頭」という
称号の一部として訳すほうが適切と考えます。
隣人でした。