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(回答先: 彼らはあまりにも知りすぎた 投稿者 卍と十と六芒星 日時 2009 年 12 月 26 日 01:38:28)
2012年の黙示録
Browse365(精神世界本の拾い読み)0910-2〜なわ・ふみひと
UFO最後の真実 異次元に広がる超文明世界の謎
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/browse0910-2.html#25
UFO最後の真実
異次元に広がる超文明世界の謎
浜田政彦・著 徳間書店
●体外離脱者ロバート・モンローが見た異次元の世界
世界的に著名な体外離脱研究者であるアメリカのロバート・モンローによれば、異次元世界には意識体(霊体)の進歩レペルによって、様々な次元の世界が無限に続いているという。生前の強固な信念体系(思い込みや偏見)が意識に刻み込まれた人々は、死後、並行世界のなかに自分の信念を忠実に再現した「世界」を創りだしてしまい、そこから抜け出せなくなってしまうという。そしてこの抜け出せない「こだわり」が「地獄」の正体だというのだ。
スウェデンボルグは、地獄的な意識を持った者は、「類は類を呼ぶ」という法則で、自分から好んで霊界に地獄を創りだしていると断言するが、これはモンローの考えとまったく同じだ。スウェデンボルグは、地獄界に棲む魑魅魍魎(ちみもうりょう)たちが、並行して存在する我我人間世界に魔の手を伸ばして、地上の人間に災いを及ぼしていると言う。これらの悪霊は、無意識の世界を通して地上の人間の心に取り憑くと、悪しき思いを心の中に生じさせて、ありとあらゆる悪の感情や憎悪を引き起こさせるのである。憑かれた人間は、それが自分の考えや感情であると思い込んでいて、その通りに行動するのだが、争いや紛争、事件が起こり、世の中が乱れてゆくのである。小さな諍(いさか)いから始まって、最終的には戦争にまで発展する場合もあるのである。しかし当事者は自分の行動が「正しいこと」と信じて疑わないのだ。だから人間は、常にそうした災いの元となっている異次元世界の住人たちよりも高い次元に、意識を保っていなくてはならないのだ。
ところでスウェデンボルグの語る悪しき霊たちが神隠しの犯人である可能性もあり得るが、ことUFOが絡む失踪事件を見る限り、肉体ごと異次元へと連れ去ってしまう異次元の生命体は、地球人の平均的な魂が滞留している異次元空間(精霊界)とは、まったく共通点のない、異質な異次元空間(宇宙系)の存在のようである。だからこのパターンの神隠しについて、スウェデンボルグが具体的な事例をほとんど挙げていないのも頷ける。彼は主に地球人類と、地球が所属している太陽系、そして地球人類と似通った他の宇宙系の異次元存在(霊界存在)と接触しているからだ。
スウェデンボルグによれば、地球人の魂は、地球人に合った異次元空間に霊界や天界、そして地獄界を創りだして、地球を取り巻いているという(これはモンローも同意見)。そして地球とはまったく異質で異なった生命系の宇宙には、地球とは別系列の、天界・精霊界・地獄界が存在しているのだ。むろん基本的な宇宙構造は全宇宙すべて同じだが、「類は類を呼ぶ」という法則が働いて、似ている世界の霊体は互いに遭遇しやすいが、あまりにかけ離れた性質の霊体同士は、ほとんど交流することはないのである。
スウェデンボルグもモンローも、意識進化レベルの高い意識体(霊体)は、高次元の世界から、地球人の無意識を通して働きかけてサポートしているというが、これは悪しき者たちが地上に災いを引き起こそうとしてるのとは、正反対の活動だ。
高次元世界の意識体は、物質世界に一番近い並行世界(死後人間の霊体が行く精霊界)にいる意識体が地上の人間と寸分違わない姿で生活しているのとは対照的で、レベルが上がれば上がるほど、人間としての外観を持たなくなる。意識体が地球という枠を超えて、外宇宙の生命系にまで理解を届かせるようになると、人間的な外観にこだわらなくなっていくのだ。そして他の宇宙系の高次生命体とも交流するようになり、その意識レベルをさらに外宇宙へと高めてゆくのだ。こうした高次の生命体は、人間の枠組みにとらわれたままの意識体には、「まばゆいばかりの光」とか、「高貴な声」のごとき存在となって受け止められる。太古の時代、異次元を行き来できる神官たちが見た神々とは、こうした存在だったのかもしれない。
そもそも「天岩戸」とは一體何なのか 映畫「スターゲイト」に其れをみる
http://www.asyura2.com/09/bd55/msg/163.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2009 年 2 月 01 日 22:21:03: Gsx84HOp6wiqQ
徳間書店刊
平成二十一年(西暦二〇〇九年)一月三十一日發行
濱田政彦氏著
「異次元に廣がる超文明世界の謎 ― UFO最後の眞實」
第一章 異星人たちの「人間世界」侵入作戰
地球各地に口を開けた謎の異次元トンネル
二十四頁據り
地球各地に口を開けた謎の異次元トンネル
一九七一(昭和四六)年ニ月のある日のことだつた。宇宙人研究で知られる亞米利加のUFO研究家、ブラツド・スタイガー(一九三六 ― )のもとに、一通の手紙が送られてきた。差出人ぱキーシツグと名のる男だつた。
手紙に目を通したスタイガーは大きな衝撃を受けた。手紙には、キーシツグが異次元世界に迷ひ込んだときの體驗と、タイムトラベルに關する意見が書かれてゐたのである。あまりの偶然の一致に、スタイガーはめまいを覺えた。
實は手紙を受け取る直前、スタイガーは不思議現象專門雜誌の『サーガ』誌に、タイムトラベル研究の記事を載せてゐたのである。そして此の記事を目にしたキーシツグは、スタイガーの考へに共鳴して、自分の異樣な體驗を告白する事にしたらしいのだ。だが最初、キーシツグは手紙を書くことをためらつた。自分の體驗が普通でない許りか、若し人に話さうものなら、精神異常者あつかひされかねない内容だつたからだ。
キーシツグの體驗は六年前のことだつた。一九六五(昭和四〇)年一ニ月、キーシツグはアーカンソー洲の、ある場所に引つ越しをした。ある朝のこと、いつものやうにキーシツグは愛犬を聯れて散歩に出た。自宅の周邊は、矢鱈に廣い野原で、彼は愛犬と一緒に、散歩を樂しんだ。
ある丘の中腹にさしかかつた所で、キーシツグは立ち止まり休憩した。すると其れまで嬉しさうに走り囘つてゐた愛犬が、急に脅えたやうに成ると、彼にくつついて離れなくなつてしまつたのである。不思議に思ひつつも、キーシツグば再び歩き始めたが、邊りの雰圍氣は、なんだかさつきまでとは打つて變わつて、やけにシーンと靜まりかえつてゐた。空は晴れ晴れとして、太陽は燦々と照つてゐるのに、音一つしなければ、風もまつ度くない。まるで時間が止まつたかのやうだ。うまく言ひ表せないが、何かが決定的に狂つてゐた。映像的にはすべてが申し分ないのに、氣分のはうはまつ度く優れなかつた。何か酷く餘所餘所しい雰圍氣が、じわじわとキーシツグを包圍しやうとしてゐた・・・・・・。
不安になつたキーシツグは、丘の頂に登つて、いま自分がどの邊りにゐるのかを慥かめようとした。丘の上からは遠くに二軒の家が見えたが、其の家からは人の氣配がまつ度く感じられなかつた。生活活動の一切が、突然に打ち切られて、其のまま打ち捨てられたやうな家を見たキーシツグは、震へ上がるやうな恐怖を全身に覺えた。此れ以上先に進むことは危險だ! キーシツグは、愛犬とともに來た道を引き返した。
最初に通つた丘を越えたとたん、急にさはやかな風が吹き始め、自然の音色が聞こえだした。そして周圍の雰圍氣も俄に生命を取り戻し始め、「時間」が流れ始めた。ああ、歸れた! と云ふ安堵感がキーシツグと愛犬を包み込んだ。
自宅に戻つたキーシツグは時計を見て驚いた。ニ時間くらゐの散歩時間だと思つてゐたら、なんと實際は六時間近くも野原を彷徨つてゐたのである。だがキーシツグは、此の時間喪失體驗(ミツシング・タイム)に就いて、祕かに心當たりがあつた。實はキーシツグは、「目に見えない世界」を見る事が出來る、一種の超常(サイキツク)能力を生まれつき持つてゐたのである。人竝みに生きるには邪魔に成る此の力を、彼は覆ひ隱して生きてきたのだが、心地よい散歩の最中に、無意識のうちに封印を解いて、隱された自分の力を發揮してしまつたに違ひないと考へたのだ。
キーシツグは自分が入りこんだ空間を、異次元世界であると確信してゐた。そして此の體驗後、恐れずに自分の超常(サイキツク)能力を意識的に使ふやうにしてみたところ、數々の驚くべき發見をした。
ミズーリ洲とアーカンソー洲に、異次元世界への「見えない入り口」を何カ所か見つけたキーシツグは、かうした入り口には、「西の扉」と呼ばれる「惡魔の入り口」と、「東の扉」と呼ばれる「靈界の入り口」とがあると語り、惡魔の入リロからは、人間そつくりの姿形をした異次元世界の人々が、祕かに我々の現實世界に侵入してくると云ふ。然も恐ろしい事には、此の「聯中」は、我々人類に友好的ではないと云ふのだ。
キーシツグは、「聯中」の世界は我々の物質世界とウリニつなのだが、まつ度く生命の氣配が感じられない死の世界であると云ふ。にもかかはらず、矛盾するやうだが、彼らは慥かに生きてゐると云ふのだ。
キーシツグは、扉(ドア)をくぐつて異次元トンネルを使ひこなすことで、瞬間移動、詰りテレポーテーシヨンする事が可能だと斷言する。驚くことに、地球内を移動するだけではなく、人間の肉體ごと他の惑星系へと移動させる扉もあると云ふ。
更にキーシツグは、「過去の空間」への扉や、「未來の空間」につながる扉もあるといい、我々も其れを使つて過去や未來を覗くことが出來ると云ふ。然し此れは、恰も硝子越しに嚮かうの景色を見るやうなものであり、タイムトラベルのSFにあるやうに、實際に未來や過去の世界に降り立つて活動する事は不可能だと云ふ。詰り我々は、過去や未來に直接介入する事は出來ないと云ふことだ。我々が自由に行動が出來るのは、三次元の法則(物質を支へてゐる根本原則)に制約されてゐる、此の物質世界(マトリツクス)の中だけと云ふことなのだ。
キーシツグが言ふ「死の世界に棲む生きた住人」が、我々のいる三次元現實世界(マトリツクス)に侵入するのは何が目的なのだらうか? 多くのUFO事件が指し示すところでは、「聯中」は太古の時代から、露骨に人類に介入してきては影響を與へて、歴史其のものを動かしてゐる。だがそんなことをして、いつ度いなにに成ると云ふのであらうか? 人類史を操作する事が、其のまま異次元に於ける「聯中」のポジシヨン(立場)の、有利な脩正にでもつながると云ふのであらうか? 或は人間誘拐事件(アブダクシヨン・ケース)が示すやうに、生きた人類の生命力に惹きつけられて、やつて來てゐるのだらうか? キーシツグの話には、俄かには信じ難い話が多く含まれるが、疑惑の目が周圍から嚮けられるのを理解した上で、彼は思ふところを語つてゐる。
「地球と呼ぶ此の世界だけが、われわれのやうな人間の住む唯一の世界ではない。
われわれは、ものの考へ方を廣くしなければならない。……述べた出來事を證明で
きる手立てはなにもない。……私の言葉以外に、眞實を證明するものはない」
(B..スタイガー『謎の大消滅』青木榮一譯 二見書房 文中ルビは筆者)
キーシツグの體驗は、三次元世界(物質次元)に住む我々が、異次元世界への“裂け目”を通つて、肉體を持つた儘行き來が可能なことを示してゐる。だが入り込んだ「其の世界」は、肉體を持つた儘の人間には、耐へうる世界ではなかつた。「何もかもが狂つてゐる」感覺と恐怖が襲ひ來る世界なのだ。
なわのつぶや記0901F〜“b樣を裝つて人類を操らうとしてゐる存在
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/tsubuyaki0901-07.html
● 神様を装って人類を操ろうとしている存在 2009年4月8日(水)
読者のTさんのご質問に正確にお答えするためには、どうしても「神様」の概念の整理をしておく必要があります。私が「宇宙絶対神」「スーパーパワー」などと表現している神様とは、たとえば私たち人間をはじめとする生き物を生かしてくれている存在です。
科学の発達とともに明らかになってきた人間をはじめとする生き物の体の構造や機能をみましても、その絶妙な仕組みには驚かされますが、そのような働きを司る法則のことを、人間的に表現すれば「神様の働き」と見ることができます。
またこの地球上の自然界の営みを概観しましても、文字通り“神業”としか思えないほどの調和した世界が広がっています。それは私たちの肉眼では見ることのできないミクロの世界においても同様です。このような宇宙の森羅万象を作り出し、動かしている存在のことを、私は「宇宙絶対神」と呼び、神社や教会などで崇められている宗教的な神様と区別しています。すなわち、「人が切に願えばその願いを聞き届けてくださる」といった人間中心の神様とは区別しているのです
一方、異次元には私たち人類に対してさまざまな働きかけをする“神的”な存在がいることも確かです。それを“神様”と思って崇拝してきたのが人類の歴史といえるかもしれません。
たとえば、旧約聖書に出てくる「ゴッド」は、私の言う「宇宙絶対神」とは似ても似つかぬ“人間的な”神様です。神様自ら「私は妬む神である」などと宣言していることひとつとってみましても、宇宙の運行を司る荘厳な神様というよりも、単に異次元の一部で勢力を張っている存在だとしか思えません。そのような“神様”を、古代の人々は「人類を救済してくれるありがたい存在」として崇めてきたわけです。旧約聖書を教本としている宗教団体は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの信者を合計すると、いま世界中で何十億人にも達しているのです。
ということで、前回ご紹介しました二冊の本の内容を引用しながら、これから「“神様”を装って人類を操ろうとしている存在とは何か。またそれはどんな目的を持っているのか」ということについて考えてみたいと思います。そのことを明らかにしておかないと、神様なる存在に過剰な期待をすることにもなり、私たち自身の終末の生き方を誤らせる可能性があるからです。
本日はまず『異次元に広がる超文明世界の謎〜UFO最後の真実』(浜田政彦・著/徳間書店)の抜粋をご紹介します。本日は時間がありませんが、あとで私のコメントをつける予定です。
■体外離脱者ロバート・モンローが見た異次元の世界
世界的に著名な体外離脱研究者であるアメリカのロバート・モンローは、自らの体外離脱体験を通して、我々の物質世界に並行して存在している異次元空間を発見し、中間世界について報告をしている。
モンローの体外離脱体験は、ある日突然始まった。横たわっている肉体から、意識体(霊体)がスルリと抜け出してしまう体験をしたモンローは、抜け出した“自分”が、天井から空っぽの肉体を見おろしていることに気がついた。
何度か体外離脱を繰り返してゆくうちに、次第に自分の自由意思で離脱できるようになったモンローは、物質世界に重なるように存在している、もう一つの世界(並行世界)があることを発見した。
モンローによれば、この並行世界は肉体の死後まもない魂が、「死」というものを理解して、それに慣れるまでの間滞在する仮の居場所であるという。つまり、スウェデンボルグの言うところの「精霊界(中間世界)」にあたる世界だ。
中間世界では、死者たちは生前の好みや考え方を反映した環境を作り出していた。同じような考えを持っていた者たちは、集団で生活をしていたが、一人で暮らしている研究者のような者もいて、様々だった。モンローが、最近なくなった知人や友人の消息を追って探し回ってみると、彼らは物質世界にいたときと何ら変わりのない様子で、普通に生活を送っていたという。しばらくして再び訪れてみると、彼らは忽然と姿を消しており、住んでいた家や部屋は、もぬけの殻となっていた。
モンローによれば、異次元世界には意識体(霊体)の進歩レベルによって、様々な次元の世界が無限に続いているという。生前の強固な信念体系(思いこみや偏見)が意識に刻み込まれた人々は、死後、並行世界のなかに自分の信念を忠実に再現した「世界」を創り出してしまい、そこから抜け出せなくなってしまうという。そして、この抜け出せない「こだわり」が「地獄」の正体だというのだ。スウェデンボルグは、地獄的な意識を持った者は、「類は友を呼ぶ」という法則で、自分から好んで霊界に地獄を創り出していると断言するが、これはモンローの考えとまったく同じだ。
ところでスウェデンボルグは、地獄界に棲む魑魅魍魎(ちみもうりょう)たちが、並行して存在する我々人間世界に魔の手を伸ばして、地上の人間に災いを及ぼしていると言う。これらの悪霊は、無意識の世界を通して地上の人間の心に取り憑くと、悪しき思いを心の中に生じさせて、ありとあらゆる悪の感情や憎悪を引き起こさせるのである。憑かれた人間は、それが自分の考えや感情であると思いこんでいて、その通りに行動するのだが、争いや紛争、事件が起こり、世の中が乱れてゆくのである。小さな諍いから始まって、最終的には戦争にまで発展する場合もあるのである。しかし当事者は自分の行動が「正しいこと」と信じて疑わないのだ。だから人間は、常にそうした災いの元となっている異次元世界の住人たちよりも高い次元に意識を保っていなくてはならないのだ。
ところで、スウェデンボルグの語る悪しき霊たちが神隠しの犯人である可能性もあり得るが、ことUFOが絡む失踪事件を見る限り、肉体ごと異次元へと連れ去ってしまう異次元の生命体は、地球人の平均的な魂が滞留している異次元空間(精霊界)とはまったく共通点のない、異質な異次元空間(宇宙系)の存在のようである。
スウェデンボルグによれば、地球人の魂は、地球人に合った異次元空間に霊界や天界、そして地獄界を創り出して、地球を取り巻いているという(これはモンローも同意見)。
そして地球とはまったく異質で異なった生命系の宇宙には、地球とは別系列の、天界・精霊界・地獄界が存在しているのだ。むろん基本的な宇宙構造は全宇宙すべて同じだが、「類は類(とも)を呼ぶ」という法則が働いて、似ている世界の霊体は互いに遭遇しやすいが、あまりにかけ離れた性質の霊体同士は、ほとんど交流することはないのである。
アメリカのUFO研究家ジョン・キールは、プロ・ライターの時代にひょんなことからUFO問題に関わることになり、1960年代から70年代にかけて全米をくまなく取材・調査したが、たどりついた結論は衝撃的なものだった。
若い頃から雑誌やラジオで活躍していたキールは、マスメディアが大衆の無意識に及ぼしている心理的な影響の大きさを知り尽くしていた。
大衆というものは、情報を流す側であるマスコミが、恣意的に作り上げたシナリオ(偏った情報。たとえば特定の愛国心など)のほうへと、いとも簡単に感情を誘導されてしまう無意識な集団だ。
たいていの場合、人間は自分の考えや決断は「自分自身」で考えて決めたものだと信じて疑わない。だがよくよく考えてみると、その考えに至るまでに利用した知識や情報は、メディアが流す映像や活字によるところが多いことに気づく。つまりオリジナルな考えというものは存在しないに等しいのだ。
大衆意識というものが、いかに「思いこみ」で作られているかを痛感していたキールは、「真理」とは「神の言葉」ではなく、まことしやかな「噂」によって作られると確信していた。単なる噂が大衆規模の伝言ゲームを繰り返すうちに、いつの間にか「真実」となってまかり通っているのだ!
■UFO現象をめぐる壮絶な心理作戦 軍・CIAと異星人の駆け引き
アメリカ軍が行なっている「心理作戦」に詳しかったキールは、UFOのミステリーに見られる物語性が、まさにこの心理作戦の手口と同様であることに気がついた。するとUFO現象は「ある明確な目的意識」の下に大衆を意図的に誘導しようとする軍の仕業なのだろうか?
だがキールは、UFO現象に伴って起こる怪事件の多くが、とても軍の秘密活動だけでカバーできる性質のものではないことを身をもって知っていた。「明確な目的意識」を持っているのは、実は政府や軍、あるいはその背後の世界支配層などではなく、UFO現象を利用して人類を誘導しようとする、第3の「何者か」なのではないか? しかもこの「何者か」は、人間ではないのだ‥‥。
最終的にキールは、ある恐るべき結論に達してしまった。それは、UFO現象とは、異次元に棲む知的な存在が、UFO現象を通して人々の前に現れて、人類に対して大規模なペテン工作を展開しているというものであった。しかも人類は、はるか太古の時代から現代に至るまで、「連中」の繰り広げる「奇跡ショー」に惑わされ続けているのである。
「連中」は、その時代の人類の文化形態に合わせた外観で現れる。古代の時代には、天空や地底の奥深くから現れる神々や悪魔として恐れられ、現代では宇宙から飛来した自称「高度な宇宙人」として登場するのだ。
異次元に起源を持つUFO現象は、人類の思考や習慣を模倣して現実化して現れる。“彼ら”は太古の時代より、神々として人類の前に現れて、人類史を操作し続けているが、古代では神々として、現代では高度な宇宙文明の異星人(エイリアン)として現れる。だが、“彼ら”はいったい人類をどこに導こうとしているのであろうか?
UFO現象というものは、「UFOは何処かの星から飛んできた異星人の宇宙船」であると単純に思っているうちは、宇宙ロマン溢れる楽しい存在であるが、ひとたびその本質に気づいてしまい、その真相に近づこうものなら、手のひらを返したように反応を変える。真実を求めて宇宙の迷宮に入り込んだ者は、いつしか身の毛もよだつ結末を招き寄せてしまうのだ。これは言い換えれば、UFO現象を引き起こしている“彼ら”が、地球人類がUFO現象についての誤った考え(UFO=物質的宇宙船)を未来永劫抱き続けてほしいと願っていることを示している。
―― 『異次元に広がる超文明世界の謎』(浜田政彦・著/徳間書店)