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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090911-00000036-mai-soci
<H2B>解説 HTV打ち上げ…シャトル後継、責任重大 毎日新聞
国際宇宙ステーション(ISS)への無人補給機「HTV」1号機を積んだ大型ロケット「H2B」1号機の打ち上げ成功で、日本はISSへの物資補給という国際的な約束を果たす最初の関門を突破した。二つの新型機は「過去20年にわたる日本の宇宙技術の集大成」といえ、将来的には日本独自の有人宇宙船開発につながる成果だ。
【写真と図で見る】美しい打ち上げシーンも H2Bロケットと「宇宙輸送船」HTV
米スペースシャトル退役後、HTVは物資輸送の主力となる。シャトルと同じ1.2メートル四方のドッキングハッチ(開口部)を確保し、大型機材を運ぶため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は新しいドッキング方法を採用した。秒速7.7キロで飛ぶISSを追いかけ、速度を合わせて、見かけ上ISSの直近に静止する「ランデブー飛行」だ。97年打ち上げの技術試験衛星「おりひめ」「ひこぼし」で取り組み、磨き上げてきた。
H2Bも長年蓄積した技術を活用した。定評あるH2Aのエンジンを使い、HTVを収めた衛星フェアリングの分離機構もH2以来の信頼性の高い装置だ。JAXAの中村富久・H2Bプロジェクトマネジャーは「86年のH1打ち上げ以来の技術の集大成だ」と胸を張る。
打ち上げを見守った米航空宇宙局(NASA)のウィリアム・ゲスティンマイヤー宇宙運用局長は「日本のシステムは、今後のISS計画で中核的役割を担う。今日の成功はISSの新しい時代の幕開けになるだろう」と期待感を示した。18日に予定されているISSとのドッキングに成功し、日本に課せられた物資輸送の任務を果たした時、期待は信頼となる。【奥野敦史】
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