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1日、クアラルンプール市内で警察の催涙ガスを逃れて走るデモ参加者ら(AP=共同)
【シンガポール共同】マレーシアの首都クアラルンプールで1日、言論弾圧に使われている「国内治安法」の撤廃を求める野党支持者らが大規模な集会とデモ行進を行った。警官隊が「無許可集会」として催涙ガスや放水で封じ込めを図り、市内は大混乱となった。同国紙スター(電子版)などによると、デモには約2万人が参加、200人以上が拘束された。
集会にはアンワル元副首相ら野党連合指導者も参加。4月のナジブ政権発足以来、最大規模の反政府行動となった。
国内治安法は、英国植民地統治に由来し、政府が治安上不都合とみなす人物を裁判抜きで無期限に拘束できる。
政権は同法による拘束者の一部を釈放するなど、民主化の姿勢を示していたが、今回は反政府の街頭行動を容認しない強硬路線を維持した。
アンワル氏は集会で「法のあからさまな乱用だ。民主国家の根本原則に反する。国内治安法は非人道的で不当であり、われわれは闘い続ける」と演説し、政権を非難した。
国内治安法により近年は、ナジブ首相のスキャンダルを指摘するブログ執筆者や、マレー人優遇政策による人種差別を批判するインド系住民指導者らが拘束された。
2009/08/01 20:04 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080101000637.html