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出展: http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009062900264
【正雲氏、やっぱり訪中?=「実力者が同行」と英紙】
英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は29日、北朝鮮の金正日総書記の後継者に内定したとされる三男の正雲氏(26)が10〜17日まで極秘訪中していたと報じた。
中国当局は訪問を否定しているが、軍当局や情報機関の関係者、外交筋がそろって同紙に証言したという。
同紙によると、訪問には国防委員会の趙明禄第1副委員長や金総書記の義弟、張成沢国防委員が同行。
10日に空路、北京入りし、広州や上海、大連を訪問後、17日に平壌へ戻った。2006年1月の金総書記訪中時と行程が似ているが、隠密行動を貫き、一行は軍施設に宿泊した。
同紙は、胡錦濤国家主席と会ったかは明らかではないとしながらも、関係者の話として習近平国家副主席や江沢民前主席とは会談したと報じた。
北朝鮮の核問題、中国の対北朝鮮支援について話し合ったが、若い正雲氏の後継者としての認知を図るとともに経験を積ませることが主目的だったと専門家はみているという。(2009/06/29-11:31)
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(コメント)
この記事のポイントは 4つ。
1.「軍当局や情報機関の関係者、外交筋がそろって同紙に証言」と言うくだり。
※いくら中国と言えどもこれ程の重大ニュースを勝手にバラス事はできない。
2.「軍施設に宿泊」
※中国当局も承知の上の出来事だと言うこと。
3.「胡錦濤国家主席と会ったかは明らかではないとしながらも、関係者の話として習近平国家副主席や江沢民前主席とは会談したと」
>胡錦濤国家主席と会ったかは明らかではない
(つまり会っているかもしれない)
>習近平国家副主席や江沢民前主席とは会談した。
4.「公式スポークスマン」が否定した後のリーク記事。
これらを総合すると以下のような結論となります。
中国としては「北朝鮮が後継者を紹介する話を持って来たけど、まだ正式に認知した
覚えはありません。」と言う事です。
中国は国連決議を遵守するべき地位にあり、批判を受ける事は避けたかったのでしょう。
※副主席とは会ったけで、国家主席とは会っていないのは、認知されたと思われて
は困るからでしょう。
しかし、「6カ国協議が決裂したままの状態で打つ手が無い状況であるが、中国は他国とは異なるパイプ」を持っていると言うことを示したかったのでしょう。
つまり、このリーク記事は6カ国協議の他の参加国に向けた何らかのサインであると思われます。