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(回答先: イラン・ハメネイ師、抗議デモ容認せず…ムサビ氏に警告【読売】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 6 月 19 日 21:26:09)
イラン:最高指導者ハメネイ師演説 切迫した現状認識示す【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090620k0000m030083000c.html
【テヘラン春日孝之】イランの最高指導者ハメネイ師は19日、金曜礼拝で演説し、今回の大統領選に伴う混乱について、「イランは今、微妙な時期にあり、危険水域に達する可能性がある」と切迫した現状認識を示し、反政府運動を主導する改革派のムサビ元首相に発言と行動への「冷静さ」を求めた。
ハメネイ師は、13日の開票以来6日連続で続く大規模な抗議行動について「極端に走れば、彼(ムサビ氏)ら自身、制御できなくなる。まつ毛を整えよう(不正をただそう)として、誤って失明する(体制を崩壊させる)ようなものだ」と述べ、そうした事態に陥れば「自ら責任を取る必要がある」と警告した。
開票を巡る不正疑惑について「体制は国民の票(意思)を裏切らないし、不正を許さない。2人(アフマディネジャド大統領とムサビ氏)の得票差は1100万票あり、50万票とか100万票ではない」と述べ、現職の「圧勝」を確信していると表明した。
さらに、抗議行動に訴えたムサビ氏支持派の「選挙やり直し」要求について「私は不法行為に屈しない」と断固とした姿勢を示し、投票箱の一部再集計には応じても再選挙はあり得ないと明言した。
また、今回選挙の85%という高投票率に触れ、「体制への国民の信任を示し、敵(西洋の大国など)にとっては政治的激震になった」と評価。こうした敵の敗北が、開票の不正疑惑をあおり、イランに混乱をもたらしたとの認識を示した。
抗議行動を誘発した「自由な雰囲気の選挙戦」に関し、候補者同士のテレビ討論を要因に挙げた。「互いの批判は政治の透明性につながり意義があった」と評価しながらも、ムサビ氏が大統領を「うそつき」と呼んだことを問題視。「国民への奉仕を無視したもので、モラルに欠ける」と厳しく非難した。
一方で大統領に対しても「(重鎮である)ラフサンジャニ氏らの実名を挙げ、証明されていない不正(金権腐敗)を暴露した」と批判。ラフサンジャニ氏は「革命」の功労者であり、不正蓄財はしていないと擁護した。
ハメネイ師は、保守強硬派の大統領と保守穏健派のラフサンジャニ氏に政治的な意見対立があることを認めた上で、「私は外交などの政策において大統領の意見に近い」と述べ、大統領を支持する立場を示した。