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ガザから負傷者の搬送に付き添ってきたギルバート医師=ラファ検問所、サメハ・サアダラ氏撮影
ガザの病院へ、欧州・アラブ諸国から医師続々
2009年1月11日18時30分
http://www.asahi.com/international/update/0111/TKY200901110111.html
【ラファ(エジプト・ガザ境界)=田井中雅人】イスラエル軍による激しい攻撃が続くパレスチナ自治区ガザの病院へ、欧州やアラブ諸国から医師らが次々に駆けつけている。傷ついた子供らがひっきりなしに運び込まれる中、命をつなぎとめようと必死の活動が続く。
10日夕、ラファ検問所に空爆の爆音が響き渡った。黒い煙が上がるガザ側から救急車が続々と滑り込んで来る。慌ただしく行き交う救急隊員らの中に、ノルウェー人医師マッズ・ギルバートさんの姿があった。
「私が見る限り病院にいる負傷者は全員が民間人だ。イスラエルは、ただちに攻撃をやめるべきだ」
70年代からパレスチナ支援を続けるノルウェーの医療団体から派遣され、エジプト政府の特別許可を得て先月31日に同僚1人とともにガザ最大のシファ病院に入った。
停電の闇の中でヘッドライトを頭につけ、パレスチナ人看護師らが患者を照らす携帯電話の明かりを頼りに執刀を続けた。背中に被弾し、母と離ればなれになった4歳の少女が「ママー、ママー」と叫ぶ声が耳から離れない。同僚と交代するためエジプト側に出てきたが、「必ずガザに戻るよ」と話した。
検問所の隅に、エジプト人医師フサム・アルボスラティさん(43)がいた。カイロの病院の勤務医だが、「アラブの同胞が虐殺されているのをだまって見てはいられない」とガザ入りを志願した。
今月に入り、仲間のエジプト人医師らとカイロから400キロ余り離れたラファ検問所に駆けつけた。境界封鎖を続けるエジプト当局は当初、越境を認めなかったが、9日に医師11人、10日に13人に対する許可が突然出たという。
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http://www.asahi.com/international/update/0111/TKY200901110111_01.html