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(回答先: Re: 新ページ:『ツインタワー問題点の超整理(これは日本人の将来にとって決定的に重要である)』 投稿者 Ddog 日時 2008 年 11 月 26 日 00:18:43)
割り込みで失礼します。
最初にDdogさんが「爆破解体説論者は答えない、答えられない」とおっしゃる「2点」を確認しておきます。
1)当局が爆破しなくてはいけない理由は何か?
2)多数の爆弾設置は、どのようにすれば可能なのか?
以上が間違いないとして、これらの疑問には、いくつかの「あり得る動機」「あり得る手段」という答えが存在します。
1)について私は、「陰謀者たちが画策したのは、米国の全国民に強烈なインパクトのある『テロ攻撃』をテレビで、リアルタイムに見せることだった」という説をとります。
テロ攻撃の実況生中継・・・これは陰謀者たちにとって、非常に魅力あるページェントです。
私は情報操作研究のオーソリティですから、この計画が、数ある大きなリスクを克服してでも、なんとか成功させねばならない「根幹」であることを、よく理解できます。
一般の民衆をパニックに陥れ、煽動するには「文字情報の操作」だけじゃ不足です。
一昔前なら「メーン号の爆発はスペイン軍の攻撃」「真珠湾は日本軍の奇襲」とか言って、記事と数枚の写真で大々的に報道すれば、国内の好戦ムードは、けっこう盛り上がったでしょう。
しかし、現代人は多忙であるうえ、多くの刺激的な情報に日々接しており、免疫が出来ています。
もし911で、「2機目の南タワー激突」映像や「ツインタワーの崩壊」映像がなかったとしたら…と想像してみて下さい。
ペンタゴンやシャンクスビルからは「悲惨で生々しい」映像が届きません。
いや、それ以前の問題として「厳重に防御されているはずのペンタゴンが、たかが旅客機によるカミカゼ攻撃を受けた…などという記事は信じがたい」って疑問を抱く人々が今よりもっと沢山出ていたでしょう。
「対テロ戦争」煽動が動機であった場合、必然性に欠けるのは、むしろ「ペンタゴン攻撃」であり「シャンクスビルの墜落」の方だろうと思います。
Ddogさん風に言えば、「なぜ失敗する可能性の高いペンタゴン攻撃をしなければならなかったのか、その必然性がない」ということになるのではないでしょうか。
軍事に無知な空想的テロリストならまだしも、ちょっとでも常識が働く犯人であれば、旅客機によるペンタゴン攻撃が成功する確率などゼロに近いことを承知しています。
米政府による自作自演であったとしても、「ペンタゴンへの攻撃が成功」したことで、逆に「自作自演ではないか?」と疑われる根拠となってしまうでしょう。
「ニューヨークへの攻撃だけで、対テロ戦争煽動は十分じゃないか。なぜ、陰謀発覚のリスクを犯してまでペンタゴン攻撃が必要だったのか理解できない。」…だから、ペンタゴン攻撃は米政府の自作自演じゃないのだと、Ddogさんは主張されますか?
自作自演説に立ったペンタゴン攻撃の動機については「ブレディ債関連の証拠隠滅」や「巨額の使途不明金もみ消し」、あるいは「海軍情報局の粛正」など、様々な憶測が飛び交っていますが、いずれにせよ、効果に対して陰謀発覚のリスクが大きすぎるでしょう。
しかし、ツインタワー崩壊の実況生中継があれば、ペンタゴン攻撃の怪しさなんて吹っ飛ばしてしまうのです。
こう考えれば911の計画でツインタワー爆破が「絶対に必要」であったということが納得できるのではないでしょうか。
続いて、2)ですが。
爆弾設置の手段には、様々な「あり得る」方法が存在します。
陰謀論者の間で広く伝えられている設置の機会は「南タワーで事件の3日前から2日間、配線の刷新と称するパワーダウンがあった」事実です。
しかし、北タワーについては、同様のパワーダウンが確認されていません。
ですから私は、パワーダウンや爆薬探知犬の排除が、必ずしも「必要」な手順ではなく、「念には念を」の処置だったのだろうと考えています。
敷地外部へ瓦礫を飛散させない目的を持つ制御解体とは違い、ツインタワーを跡形も無く崩壊させる事が目的であれば、個々の爆薬の威力増大によって設置総数も、かなり少なくできるし、設置場所も、それほど厳密ではありません。
私はどこにどれだけの爆薬を仕掛けたか…について断言するだけの情報を得ていませんが、ツインタワー爆破が陰謀の根幹であるとすれば、それを実現させるために、陰謀者たちが英知を結集したと想像するのは、容易いことです。
「洗脳を受けた工作員を使った」説が噴飯ものだとおっしゃいますが、過去、露呈した謀略事件には、決まって多数の「殺人マシン化人間」が関与しています。いわゆる「思想的確信犯」ではなく、命令に忠実で人道的逡巡を微塵も持たない、冷酷な集団の活躍がなければ、幾多の謀略は実行不可能だったでしょう。
暴動や革命には、多くのマンパワーが動員されますが、その大部分は「思想的確信犯」じゃありません。そして「火付け役」として、その中核を担うのは、特殊な訓練を受けた工作員たちです。
戦場でも末端の兵士たちは、(一般に)人道的逡巡を示しませんが、それは国家の思想や上官の人間性に共鳴しているからではなく、単純に訓練の賜物なのです。
そうした訓練を受けた者は、ある特別なコマンドに対し、条件反射的に従う習性を会得します。
Ddogさんは、謀略の存在が「インテリジェンスの世界では常識だ」と言いながら、実行部隊の存在を一笑に付すことのおかしさに気づかれませんか?
頭脳優秀なプランナーが何人居ようが、実行部隊の存在なくして謀略は完遂しません。
謀略を得意とする諜報機関や軍には、ダーティな仕事を安心して任せられる「実行部隊」の育成を目的とした、SOAのような秘密の訓練施設が、ほぼ間違いなく存在するでしょう。
もちろん、徹底的な洗脳をほどこした実行部隊からも「裏切り者」「密告者」が出る可能性はありますし、いかに綿密な陰謀計画でも、どこかに綻びが生じる危険性は常にあります。
それゆえ、陰謀者たちは常に裏切りや露呈、もしくは失敗を防ぐ、二重三重の防御策を講じるのです。
陰謀は総じてハイリスクです。しかし陰謀者にとってリスクが高いのは最初から承知の上であり、もしリスクが高い陰謀は実行しない…というのであれば、あらゆる陰謀は実行されません。
ハイリスクをマネージメントできる能力を持った者たちだけが陰謀を実行に移し、その能力を持たない一般人に「オレならそんな『無謀な』計画は立てない」と思わせ、その思い込みを利用して隠蔽工作をするのです。
ナチの宣伝大臣、ヨーゼフ・ゲッペルスは「スケールの大きな嘘ほど、ばれにくい嘘はない」と喝破していましたよね。
リスクマネージメント能力に限らず、資金や物資、人員の調達、買収や恫喝のノウハウ、軍事的専門知識、兵器の取り扱い技術その他、様々な面で陰謀者たちは集団として、私たち一般人より優れた能力を有していると考えなければなりません。
もちろん、そんな彼らとて「万能」ではありませんが、私たちが普通に考えて「できそうもない」ことが、彼らにとって「困難ではあるが不可能ではない」ことであったり、時には「容易いこと」であるかも知れないのです。
WTCでは、毎日大量の物流があり、大型トラックが日に何度も何台も出入りしていました。これに大量の爆薬や爆破装置を紛れ込ませることは、セキュリティー会社さえ抱き込めれば簡単でしょう。
また、メンテナンス工事を偽装すれば、爆弾設置作業もさほど困難なこととは思われません。ツインタワーは日常的にメンテナンスが必要な古いビルでした。
私のような軍事に疎い人間でも、このように爆薬の搬入、設置の手だては、複数個思いつくことができます。
軍オタを自任されるDdogさんであれば、もっと効果的なアイデアをお持ちなのではないでしょうか。
それなのに貴方は「自分には不可能に思える」から「陰謀者にだって不可能だ」、「自分には必要のない工作に思える」から「陰謀者にも必要のない工作である」と決めつけ、「あり得る動機」や「あり得る手段」について、自分で考えてみようともしません。他の人が出したアイデアにケチをつけることで「爆破解体はあり得ない」を証明した気分に浸ってらっしゃるだけじゃありませんか。
Ddogさんより軍事面で遥かに精通した、職業軍人、将校らが陰謀グループに存在していれば、ツインタワー爆破作戦は、水も漏らさぬ綿密な計画を経て、スマートかつ人目につくこともなく実行されたのかも知れない…と想像することは、そんなに難しいことじゃありません。
Ddogさんより、政治経済、外交、国際情勢の分析で遥かに優秀な役人、政治家などが陰謀グループに存在していれば、ツインタワー爆破作戦には、私たちが知り得ない、あるいは思いもつかない、重大な目的が秘められていたかも知れない…と想像することは、そんなに難しいことじゃないでしょう。
長くなりましたが、あと2つだけ。
>エレベーター内部の壁面だけにいかなる爆弾を設置しても、ああ奇麗に崩壊できますか?
それを言い出せば、飛行機突入の損傷と火災によるダメージ、重力のみの働きによって「ああ奇麗に崩壊できますか?」と返ってきますよ。
ちなみに、ツインタワーの構造は密度の高いコア支柱群でエレベーターホールを形成し、そのコア支柱群から平面剛性の高い床トラスを外側に張り出し、終端を外壁パネルとハットトラスで上下から支える…という仕組みになっています。
広いオフィススペースを確保するため、途中に床トラスを支える中間支柱は1本もありません。
こうした構造のビルを爆破する場合、エレベーターシャフトに近接したコア支柱をターゲットにするのが、もっとも効果的でしょう。
>自分は爆破を断定していない、ただ自重倒壊ではないとの詭弁を用い、明確な回答を皆さん提示されておりません。
確かに私は、動機や手段等の推測から事実を断定するという乱暴な手法を嫌い、あえて爆破解体を断言せず、科学的検証に貴方を引き込もうと画策しました。
しかし、実際のところ貴方が呈しておられる疑問には、これまでに多くの人が回答を示してきているのです。
そしてその結果は「爆破解体だと思う」側と「爆破解体ではないと思う」側が、双方の根拠を一方的に捲し立てるだけの水掛け論に終わっています。
前板での議論で、貴方は私の「科学的検証の提案」を明確に拒否されました。
そこで私は、貴方の疑義に正面から回答するという方針に変更しました。
前板にも、概要を書きましたが、貴方がご覧になられていないかも知れないと思い、今回はここにも書きました。
これで貴方が納得されるだろうとは期待していませんが、「自分を納得させる答えがない」と「答えない。答えられない」は、まったく別の意味です。
貴方のおっしゃる「明確な回答」が、もし「客観的に証明できる事実」を意味するのであれば、そんなものは確かに「答えない」し「答えられない」でしょう。
しかし「爆破解体であったかどうか」の議論は、科学的検証を回避した時点で主観どおしの議論となり、争点は推理や推測の蓋然性でしかなくなります。
これは決して決着の付く議論ではなく、意地の悪い言い方をすれば「印象操作でいかにギャラリーを味方につけるか」の技能戦です。
私はそのように割り切って、この議論に参加します。
従って、本来は主観にすぎないと理解しているものでも、断定的に表記しますし、それがさも「正論らしく」聞こえるようにレトリックも駆使します。中には乱暴な強弁も含まれるでしょうが、それらは全て、貴方の土俵で論争するため、貴方の流儀に従った結果です。
というわけで、親記事を書かれた、バルセロナより愛をこめて氏には申し訳ありませんが、このトビキリ美味しい獲物(=Ddogさん)を触媒に使い、私はここで911内部犯行説の宣伝パフォーマンスを始めさせていただきます。
ではでは、Ddogさん、そろそろ試合開始のゴングを打ち鳴らしましょう。