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(回答先: モスクワでもどこでも9・11(イズラエル・シャミールの現地レポート) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2008 年 9 月 21 日 04:01:43)
私は実際にこの映画を見た数少ない日本人(ひょっとしたら藤田議員と私だけかな?)の一人なのですが、この映画が世界中で果す巨大な役割に大いに期待したいと思っています。
映像や音響効果の素晴らしさはさすがにイタリア映画!といったところです。内容的には、多くの人々の証言を集め、この事件ばかりではなく、米国の世界戦略の流れと「アルカイダの利用」「対テロ戦争」全体に対する巨大な疑問符を投げかける形になっています。
この映画の製作者の中心であるキエーザ議員は「我々は論や説(theory)を訴えているのではない。我々が投げかけるのは疑問符だ。我々は国際的な911再調査委員会設立の実現を求めて行動している。」と語っています。
映画ZEROの主な出演者は、ジョージ・W.ブッシュ、コンドリーサ・ライスの他に、ダリオ・フォ(作家、ノーベル文学賞受賞者)、スティーブン・ジョーンズ(物理学者)、ケビン・ライアン(技師、NIST発注の実験を行いNISTを批判したため解雇された)、パオロ・マリーニ(イタリア素材開発センターの冶金専門研究員)、デイヴィッド・レイ・グリフィン(神学博士、「911事件は謀略か」の著者)、ウイリアム・ロゴリゲスを含む数多くのツインタワー生存者、米軍およびイタリア軍や民間のパイロットと航空関係者、バーバラ・ホーネッガー(ジャーナリスト)、ゴア・ビダル(作家)、モニ・オバディア(イタリアの俳優、ハンガリー系ユダヤ人)、ジュリエット・キエーザ(イタリア選出欧州議会議員)、モサデク・アフメド(サセックス大学近代史学教授)、モハメド・アッタの元愛人、ラルフシューマン(ジャーナリスト)、マリーナ・モンテーサ(ジェノバ大学教授、“American Mystery”の著者)、ウエブスター・タープリー(“9-11 Synthetic Terror”の著者)、マイケル・スプリングマン(1987−1989のジェッダ米国総領事館ビザ担当責任者)、ロバート・マッキルベイン(ツインタワー犠牲者の父親)。
ツインタワーで最愛の息子を失ったマッキルベイン氏の言葉「アメリカ人が抱える問題は巨大な氷山のようだ。我々は生きて氷山の上におり、我々は自分たちの歴史の闇の真相を恐れている。・・・国中が罪に犯されている。人々は真実を求めないことの恥を知るべきだ。」がこの映画を締めくくります。
なお、この映画の中で問題点として挙げられるのはペンタゴンの「壁の穴」についての言及でしょう。ペンタゴンEリングに開いた穴を「5m」と言っているのですが、これは間違いです。確かに2階部分では5mほどしか壁と柱が失われたところがなかったのですが、1階の部分にははるかに広い穴が開いています。ただしそれでもB757型機を入れることは不可能で、両翼の先半分と垂直尾翼が入りきれず、かといってどこにも残骸はなく、「AA77便激突説」に赤信号をともすわけです。しかし、やはり不正確な認識は不正確です。
また、私個人としてはもう少し物理的な事実を写してもらいたかった気がします。ただ、普段は何も考えずに新聞やテレビの言うことを信じてきた人にとっては、非常にショッキングな内容であり、「これは変だ!」という問題意識を持ってもらうにはちょうど良いでしょう。
まあ、こういったところです。この映画が日本で上映される日を楽しみにしています。
(先ほど、この映画の製作スタッフの一人から連絡があり、どうやらDVDが作られるようです。劇場での上映はやはり日本などでは難しいかもしれません。)