★阿修羅♪ > 戦争a2 > 289.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: シリア:「核、北朝鮮が支援」 米強硬派の反発必至−−米朝協議に圧力も(毎日新聞) 投稿者 gataro 日時 2008 年 4 月 25 日 19:49:16)
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20080425k0000e030049000c.html から転載。
シリア核:米「北朝鮮が支援」…昨秋まで原子炉建設
24日、米政府が公開したシリアの核疑惑施設の映像。左側は北朝鮮・寧辺(ニョンビョン)の核施設。撮影日は不明=ロイター
原子炉と核燃料の一部と見られる。撮影日は不明=AP
【ワシントン小松健一】米ホワイトハウスのペリーノ大統領報道官は24日、声明を発表し、シリアが昨年9月までプルトニウムの生産が可能な原子炉の建設を秘密裏に進めていたと指摘した上で、「北朝鮮が核活動を支援していたと確信している」と言明した。シリアの核開発の目的については「平和目的ではない」との見解を表明。イスラエルのシリア空爆により浮上した北朝鮮の核技術供与疑惑について米政府が公式に認めたのは初めてで、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議にも影響を与えそうだ。
米主要メディアに対する情報当局者の説明では、原子炉は完成まで数週間から数カ月の段階にあったという。
声明は、シリアが国際的な義務に反し、原子炉建設を国際原子力機関(IAEA)に通告せず、イスラエルの施設空爆(昨年9月6日)後は「隠ぺい工作」を行っていたと批判。シリアに「違法な核活動」の説明を求めた。シリアと北朝鮮は疑惑を否定している。
ブッシュ政権はこれまで北朝鮮の核協力疑惑の真偽について言及を避けてきた。この疑惑は6カ国協議の「すべての核計画申告」で取り扱う対象となっており、米朝交渉は大詰めの段階にある。声明はこの点にも触れ、「北朝鮮がこれ以上の拡散活動に関与しないよう保証を得るため、厳格な検証の仕組みを6カ国協議で設けるようパートナーとともに取り組む」と強調した。
ブッシュ政権の声明発表の意図は不明だが、申告でネックになる核拡散問題で「検証」を強調する姿勢は、問題が同協議に与える影響を最小限に抑えたい同政権の意向を反映していると見られる。
声明に先立ち、米中央情報局(CIA)のヘイデン長官らが24日、上下両院の非公開公聴会で北朝鮮による核協力の証拠を開示した。米政府はその後、「原子炉施設」などの画像や写真を公表。北朝鮮・寧辺(ニョンビョン)の黒鉛減速炉に酷似すると指摘する施設や、シリアを訪問した「北朝鮮核開発関係者」の現地での写真も示した。
こうした証拠は主にイスラエルから提供され、最近になってイスラエルが公表を了承したという。
◇シリアの核施設疑惑
イスラエルが昨年9月6日、シリアで建設中の原子炉と疑われる施設を空爆して表面化。北朝鮮の協力が疑われたが、北朝鮮は否定。他の関係国も確認を避けてきた。6カ国協議の場で米国は、この疑惑を含む「完全な核申告」を求めているが、北朝鮮は応じていない。施設はシリア東部デリゾール地方のユーフラテス川沿いの砂漠にある。ダマスカスの北東約400キロ。
毎日新聞 2008年4月25日 12時02分(最終更新 4月25日 13時01分)