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(回答先: イタリア:事実を暴く映画が本国で上映へ。911捏造グアンタナモ裁判も拷問で得た情報を利用して米軍事法廷で裁くようだ。茶番 投稿者 戦争犯罪人ブッシュ 日時 2008 年 3 月 08 日 12:19:41)
http://www.news.janjan.jp/world/0803/0803072239/1.php
人権:欧州議会、CIA秘密活動の新調査へ
米グアンタナモ基地での、テロ容疑者らの収容は人権上問題のある行為である。関連して欧州議会は、米中央情報局(CIA)による欧州での秘密活動について新たな調査を始めることを決めた。
【ブリュッセルIPS=デイビッド・クローニン、2月28日】
米国務省のジョン・ベリンジャー法律顧問は、先日、欧州議会に対して書簡を送り、米国が現在グアンタナモ基地(キューバ)に収監している275人のうち約25人について「釈放あるいは移送しても問題ないとの確認が取れたが、出身国について人権上の懸念があるために送還するに到っていない」ことを明らかにした。
確かに、これまでにも、同基地に収容されていた約45人の囚人が、強制送還されたら迫害を受けるか、あるいは米国によって逮捕された時点で難民扱いになると考えられるとの見方を示している。彼らは、アルジェリア・中国・ヨルダン・リビア・ロシア・パレスチナ・シリア・スーダン・チュニジア・ウズベキスタンなどの出身者であった。
しかし、人権上懸念のない国に送還していると米国や受入国が主張しているにもかかわらず、送還後に虐待を受けたケースは後を絶たない。たとえば、2004年には、ロシアに移送された7人が帰国後逮捕されて、施設内で虐待を受けた。
米国は「人権上の懸念」を口にしているが、そもそもグアンタナモでの収容自体が人権上問題のある行為である。米国は、2002年1月以来、約800人を同基地に収監してきたが、現在残っている275人のほとんどが、何の容疑かを明らかにされないまま、あるいは抗弁の機会を与えられないまま、同基地に5〜6年も収容されているのである。
欧州議会のサラ・ラドフォード議員(英国・自由民主党)によると、収監されている英国住民のひとりであるアフメド・ベルバチャさんは、釈放しても何の問題もないことがすでに明らかになっているにもかかわらず、施設内でほぼ孤立して収容されているという。房内では1日中あかりが照らされ、目の上に布をかけて眠ることも許されない。
人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のジェニファー・ダスカル氏は、米国がそこまでして違法な収容を続けたところで、米国は決して安全にはならないと語る。彼女は、歴史的な事例として、英国政府とアイルランド共和軍(IRA)との闘いを挙げた。英国は、1970年代以来、IRA関係者を2000人以上も逮捕し収監したが、それによってむしろ反政府感情が高まり、紛争は悪化してしまったのである。
こうした中、欧州議会は、2月28日、米中央情報局(CIA)による欧州での秘密活動についてあらたな調査を始めることを決めた。昨年行った調査では、2001年末から05年末までの間に、CIAのチャーターした航空機が少なくとも1245回、秘密裏に「容疑者」を誘拐し移送するために欧州内の飛行場に着陸したかそこを通過したことが明らかになっている。
今回の調査は、CIAチャーター機が2回、この種の活動を目的としてディエゴ・ガルシア(インド洋上の英国領)に着陸したことを英国政府が2月はじめに明らかにしたことがきっかけとなっている。英国政府はこれまで、こうしたフライトによるディエゴ・ガルシアの利用を否定していた。
欧州諸国による米グアンタナモ基地の活動に対するスタンスについて報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=山口響(IPS Japan )
IPS関連ヘッドラインサマリー:
グアンタナモを出た人びとの運命
米国:無数の難問抱えるグアンタナモの訴訟
イタリア:事実を暴く映画が本国で上映へ
ブリュッセルIPSのデイビッド・クローニンより、欧州諸国による米グアンタナモ基地の活動に対するスタンスについて報告したIPS記事。(IPS Japan山口響)
資料:Envolverde
欧州議会は、2月28日、米中央情報局(CIA)による欧州での秘密活動についてあらたな調査を始めることを決めた。昨年行った調査では、2001年末から05年末までの間に、CIAのチャーターした航空機が少なくとも1245回、秘密裏に「容疑者」を誘拐し移送するために欧州内の飛行場に着陸したかそこを通過したことが明らかになっている。(IPS Japan山口響)