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(回答先: M・アッバースは何を言っているんだ【 佐々木良昭】アッバース議長はもはや・・イスラエルとアメリカの利益代表 投稿者 tk 日時 2008 年 3 月 02 日 22:26:17)
http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/2008/02/no_197.html
NO・935ハマースは数日で西岸を征服できる
イスラエルの中央司令部ガデイ・シャムニ将軍は、ペレス大統領に対し、西岸の状況説明を行った。
そのなかで同将軍はハマースが西岸における影響力を拡大していると語り、数日間で西岸地区を制圧できると語った。現在では、西岸地区の病院、幼稚園、学校から大学、そしてモスクまでもが、ハマースの影響下に置かれている、と説明している。
西岸のナブルスで、イスラエルの治安機関は、カッサーム・ロケットと、その発射台を捕獲しているということだ。
そればかりか、イスラエルの治安機関は、西岸地区内でロケットが製造されていることを、突き止めてもいる。
つまり、ハマースは西岸地区で、イスラエル攻撃用のロケットを、製造できる施設を持っているということだ。
しかし、パレスチナ自治政府は、こうしたハマースの動きを、厳しく取り締まってはいない。これまで、イスラエルがハマースのロケット攻撃を、西岸地区から受けずにすんできたのは、イスラエルの治安機関が、ハマースの攻撃を阻止するために、最大限の努力をしてきた成果だと語っている。
このガデイ・シャムニ将軍の、ペレス大統領に対する説明は、何を意味しているのか。
多分に、治安機関の活躍ぶりを誇張している部分もあるだろうが、他方では、パレスチナ自治政府が、果たすべき役割をまじめに果たしていないことを語り、その反面、ハマースは西岸住民に対するサービスを徹底しており、西岸住民の支持を拡大しているということだ。
したがって、イスラエルの治安機関は、パレスチナ自治政府をまともな交渉相手とは、考えていないということであろう。
そうなると、今後に予想されるのは、イスラエルによる西岸地区での、徹底的なハマース対策とられるか、あるいは、段階的にハマースとの交渉のきっかけを、イスラエルは作っていく、ということではないか。後者のほうが、理にかなっていると思えるのだが。
投稿者: 佐々木良昭 日時: 2008年02月28日 01:13 | パーマリンク