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(回答先: アルカイダ『ハマスと協力』 パレスチナ議長 見解【東京新聞】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 3 月 02 日 20:08:34)
http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/2008/03/no_202.html
NO941M・アッバースは何を言っているんだ
パレスチナ自治政府議長のマハムード・アッバース議長が、ハマースとアルカーイダの関係を語った。ガザとエジプトの国境壁が破られたとき、アルカーイダのメンバーをガザのなかに手引きしたのは、ハマースだというのだ。
同時に、マハムード・アッバース議長はハマースに対して、イスラエルへのロケット攻撃を止めるべきだ、とも語っている。ロケット攻撃をしなければ、ハマースに対して、またガザに対して、イスラエルが攻撃しない、ということのようだ。
しかし、少し考えれば分かることだが、ハマースのイスラエルに対する攻撃が、強化されてきている背景には、ガザに対する経済封鎖が、行われたためではなかったのか。
ガザ地区がハマースによって支配されるようになり、ファタハつまりマハムード・アッバース議長の権力が及ばなくなったときから、イスラエルは徹底的に、ガザを締め付け始めたのではなかったか。
このことは、鶏が先か卵が先か、という話とはわけが違う。そうしたことを分かりながら、平気でハマースは戦闘を止めろ、アルカーイダとハマースは関係がある、という言い方をするマハムード・アッバース議長の発言は、イスラエルのガザ地区に対する攻撃を、正当化することになるのではないのか。
つまり、イスラエルに言わせれば、過激なイスラーム・テロ集団でアルカーイダと、ハマースが連帯してイスラエルに攻撃しかけてきているのだから、イスラエル側は無差別のガザに対する攻撃が許される、ということになりはしないのか。
以前に、ガザとエジプトの国境壁が破壊される前から、ガザ地区にはエジプトから、ムスリム同胞団のメンバーが入ってきているようだ、ということを書いたが、アルカーイダとまでは断定すべきではなかろう。
もし、マハムード・アッバース議長が、ガザで何十人ものパレスチナ人が犠牲になる、という緊急事態の時期に、ハマースとアルカーイダとの関係を指摘し非難するのであれば、マハムード・アッバース議長はもはや、パレスチナの代表ではなく、イスラエルとアメリカの利益代表、ということになるのではないか。
投稿者: 佐々木良昭 日時: 2008年03月02日 22:09 | パーマリンク