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(回答先: 石油メジャーのエクソン・モービルが原油高でボロ儲け。米軍需企業も米経済衰退の煽りを全く受けず堅調な伸び。イラン攻撃推進派 投稿者 戦争犯罪人ブッシュ 日時 2008 年 2 月 02 日 12:22:53)
このまま行けばヒラリー、オバマVSマケインの対決となりどっちが勝ってもイラン攻撃は避けられそうもない?
最悪の選択としてまだオバマがましか?
http://plaza.rakuten.co.jp/31sakura/diary/200801300000/
2008/01/30
マケイン候補のイラン攻撃発言 [ パワーポリティックス非公式情報 ]
米大統領選の政党候補者を決める予備選が続いている。29日の行われたフロリダ州の投票では、ジョン・マケインが勝利して共和党の指名争いで一歩リードしたと見られている。
このマケインは直前の日曜日に行った演説で「さらなる戦争」なる言葉を連発し、好戦的な姿勢を明確にしていた。マケインは「イランとの戦争」を望んでいるとパット・ブキャナンも指摘している。ライバルのミット・ロムニーもイランの核開発阻止を明言しているが、戦争に言及したという点でマケインは一歩、踏み出した形だ。
もっとも、本当にイランとの戦争をはじめたならば、石油供給量が激減して世界経済に打撃を与えるだけでなく、「アメリカ帝国」は崩壊への道を転げ落ちることになる。アメリカの保守本流、ジェームズ・ベイカー元国務長官らがネオコンのイスラエル至上主義にブレーキをかけている理由もそこにある。
本コラムでも繰り返し主張しているように、ジョージ・W・ブッシュ政権がイラクを先制攻撃した理由を「石油」に求めることはできない。CIAの協力者だったサダム・フセインはアメリカとの関係を断ち切るタイプの人間ではなく、石油会社との関係が危機的状況だったわけでもない。親米産油国のクウェートに軍事侵攻した1990年の湾岸戦争と今回のケースでは事情が違う。
勿論、中東を民主化する目的でアメリカ軍がイラクを先制攻撃したわけでもない。自国の巨大資本の利益になるならば、民主的な政権を軍事力で倒し、独裁者を支援してきたのがアメリカ。そもそも、フセインがイラクに君臨するお膳立てをしたのはアメリカの情報機関だ。
一貫してイラクのフセイン体制を敵視してきたのはイスラエルであり、親イスラエルのネオコン(新保守)/シアコン(神保守)である。1996年にリチャード・パールを中心にしたネオコンが作成した「決別」では、最大の目標としてイラクからフセインを排除することを掲げている。要するに、アメリカの現政権が実行したイラク攻撃は「決別」の戦略に合致している。
ネオコンの動きを観察していると、ベネズエラやロシアでの動きと連動していることにも気づく。例えば、2002年にベネズエラでクーデターが試みられたが、その背後でネオコンの中核グループに属するエリオット・エイブラムズ、オットー・ライヒ、そして破壊工作に深く関与してきたジョン・ネグロポンテが暗躍していたと報道されている。
エイブラムズはNSC(国家安全保障会議)で中東問題を仕切っている人物。ボリス・エリツィン時代のロシアでチェチェン・マフィアを背景にして伸し上がったボリス・ベレゾフスキーがイスラエルの市民権を持ち、「メディア帝国」を築いているルパート・マードックと親しいことも知られている。中東情勢を知るためには、ベネズエラとロシア、この二つの国で起こっていることにも注意を払う必要がある。
アメリカの元統合参謀本部議長やNATO軍事委員会の元議長らが核兵器や大量破壊兵器の拡散を防ぐために核兵器を先制使用する準備を始めるべきだと主張、ロシアの参謀長がロシアや同盟国の主権を守るためなら核兵器の使用も辞さないと発言した意味も、そうした視点から考えてみる必要がある。イラン攻撃は一歩間違えると全面核戦争に移行する危険性があるということだ。この展開こそ、狂信的なキリスト教系カルトが望んできたことである。