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(回答先: 援助の必要な刑余者(罪を犯した人)への地域生活支援の確立のために 投稿者 有島実篤 日時 2008 年 12 月 19 日 11:32:39)
ロ、脱路上後のフォローアップ
相談に来る方には、まず生活歴、職歴、生活保護歴、犯歴、麻薬などを本人に聞きます。年金はどうなっているか、借金はあるか、どこで寝ていたかなど、本籍と最終学歴、親族なども聞きます。特に気をつけているのは、職歴と、今後どのように仕事を探していくかは必ず聞くようにしています。最近は大卒でホームレスをしている人もおりますが、やはり中卒の人の割合が多いようです。
犯歴については、保護監察所から来た人は、書類も添付されているのでわかりますが、支援団体から回ってくる人は本人申告ですから、わからないことが多いのが実態です。犯罪の中味を、わかる範囲で良く聞き、本当に更生の道を歩めるかを判断し、この人はこのように援助しようと決めていきます。
その中で、生活保護は必要か、年金生活者になるのか、また、仕事をすることでどのような援助ができるかの方向性を定めていきます。さらにその方向性に基づいて、北幌荘に住所を構えて仕事探しをするか、アパートへ入居して生活保護の申請をするかを振り分けています。
こうしてライフラインの保障をした後、家賃の支払や部屋の清掃などきちんとできるように、スタッフ4〜5人が訪問活動や聞き取りなどを通して手助けをします。また、通院や依存症の対応や、借金で首が回らない人には他で借金を増やさないようにするなど、各人に合ったフォローアップをおこなっていきます。