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12月14日、札幌で開かれた「罪を犯した障害者を地域で支える職員の研修プログラムの開発に関する研究事業地方研修会(全国縦断講座)、援助の必要な余刑者(罪を犯した人)の地域生活支援」シンポジュウムに、なんもさサポートの中塚忠康所長がシンポジストとして参加し発言しました。
厚労省の主催?で、150人ほど参加したようです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kamasuzuminoru
合同会社なんもさサポート・自立支援事業所所長 中塚忠康の発言(要旨)
1、なんもさサポートとは
イ、野宿者への脱路上支援
なんもさサポートは、野宿者に声がけをして、社会に復帰できるように手助けする民間の会社です。
発足は3年半前になりますが、当初はホームレスのことは全く知らない状態でした。
当時、私の若い頃の先輩が経営する老人共同住宅に、脱路上をした人が数人おりました。中にはアルコール依存、パチンコ依存の人たちもおり、生活指導や就労支援が必要となり、専門的に手助けをして欲しいということで始めたのがきっかけとなりました。
その後、ホームレス支援ボランティアをしていた、真鍋千賀子さんを紹介していただきました。この人は、ホームレスの人たちからマリアかマドンナと言われるくらい、慕われていました。私は真鍋さんから学ぼうと、カトリック教会系で食事を提供している「みなづき会」に行ったり、北大生を中心に活動をしておりました「北海道の労働と福祉を考える会」の月2回の夜回りに参加して、ホームレスの人たちを知ることに努めました。
この間、テレビなどの紹介で、私どもの活動を理解し、安価で家を提供してくれる協力者も得て、現在は約120名程なんもさサポートで自立にむけ生活しております。
当初、こちらで就労先を用意しても思うようにいかず、何度かつまづきを経験する中で、現在は、自力で仕事を探させることを優先して援助をしてます。内容としては履歴書、写真代、最初の給料までの生活費などを援助しています
また、脱路上して、仕事ができる体力のある60才前の人は、生活保護に頼らず、自立の道を歩んでもらうため、アパートを1棟借り切って、食住の確保をしてます。北幌荘といいます。最近は食費については、働いてお金が入ったら納めるということで、ほぼ自分たちでまかなえるようになってきました。
現在は20名ほどおり、責任者を置いて、日常の世話、就労援助をしております。
(続く、文責・編集者)