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(回答先: この表題は不適切ではないでしょうか? 投稿者 考察者K 日時 2008 年 11 月 07 日 12:24:00)
Kさんへ
そうですね。何がいいたいの?と思われるのも仕方ないですね。
正直、公務員というのは税金で成り立っているので、民間の労働者の平均よりも待遇がずっとめぐまれているのは、おかしいと思います。
とくに予算不足で教師がたりないご時世に、かたやサービス残業しまくって安い賃金で、いつ仕事がなくなるかわからない中で 誠意だけで働いている非正規職員がいるというのに、働かないで何年も給料をもらっている職員がいるのは、絶対理解を得られないと思いますよ。みなさん知らないだけです。
こうしたらいい、と書かなかったのは、実はよくわからないからです。
Kさんもご指摘されたように私はニュージーランド(NZ)にもオーストラリアにも住んでいましたし、そこで働いてもいました。
かの国の公立学校の教員の待遇はそれほどよくないです。だから教師は不足するんですね。
で、育児休暇の問題ですが、これは組合や女性団体は全企業に対し、有給にすべき と主張しています。私も育児中の家庭に手当てをという考え方には賛成ですが、企業に強制というのは問題もあります。
まず、中小零細企業に本当に払えるか、という問題です、私のNZの義理の母は店の経営者で、当然従業員人7,8人雇っています。母自体もいっしょに働いています。で従業員が妊娠したからって、もし長期にわたって数万単位の(つまり何百ドル単位)のお金を何年にもわたってはらいつづけなければならないとしたら、倒産するしかない、といいます。働かない人に賃金を払うというのは、経営して利益をあげる、というしくみからしたらありえない、というのです。
日本人は知りませんが、そうなったら、NZなら、とにかく少し働いてどんどん妊娠して、何もしなくてお給料をもらおうという人は続出でしょう。
もちろん、経営者は若い女性を雇わなくなるのは必定です。
もちろん 会社が社員によりよい待遇を与えることは、よりよい社員を獲得するためにいいことでしょう。売上かあるからやるのですから自由です。
でも、公務員が こんな民間じゃ多分絶対にしない信じられない好待遇を与えられるのは、税金がどんどん入ってくるからであり、こんな良い待遇が得られないのに必死に働いている人々の税金があるからでしょう。
かたや、女性全体からすれば、こどもが小さくて働けないのは当然で、育児中に収入があればどんなにいいかと思うでしょう。
もし公共団体が社会全体を そして全母親の立場を考えれば 全女性の育児を考えるべきではないですか。
正規雇用の職員に、ちょっとくらいならともかく、大企業でさえできない、資本主義下でありえるの??というような好待遇を与えられる税金の余裕があるなら、税金を払っている全家庭、全女性について、平等に考慮すべきと思うのです。
女性教師の労働について言及したのは、現実にたいへんで、いい待遇だから、仕事上もめぐまれているわけではない、という現実を書いたまでです。
「ふん、公務員なんて、楽して給料とりやかって」、と拡大解釈してほしくなかったからです。
正規職員も非正規にしても、全然楽じゃないですから。
正規雇用の公務員の待遇については、もっと一般に公開されてしかるべきだと思います。
まず、この有給の育休については、今のご時世では理解されないでしょう。
でも、少子化を踏まえ、公務員だからではなくて、すべての子育て家庭への援助を考えていくべきだと思うのです。確かに税金の使い道を決定するのは公務員ではありませんが、議会と行政は切ってもきれない仲であり(特に地方では)、また行政の管理職と組合も持ちつもたれつなのです。身内がよい待遇を持ってしまえば、彼らは働く女性の待遇なんて、真剣に考えなくなるのは当然でしょう。既得権を守ろうとするだけです。
私は別に待遇を悪くしろっといっているのではありません。
もっとはっきり教師の悪い待遇、例えば、半強制の部活指導や、現実には1分もない昼休みや 土、日も含めたサービス残業の実態もすべて表に出し、世に問い、待遇を改善するべきだとも思います。
それから最後に、労働者として仲間の足をひっぱるのか、類の批判が出てきそうですが、公務員が必ずしもエリートではない都会に比べ、地方は地方公務員、特に県庁の職員はエリートです。大学に進学する人が少ない地方では教師もです。それがわからないとエリートが税金で貧乏な庶民を大きくしのぐ好待遇という意味がわからないでしょう。
で、最後の最後に、私が わからない、としたのは、女性が働かなくては、家計がなりたたないという現実です。子育て中の一時は例外として、お母さんもこどもがある年齢になったら、働けということでしょう。もちろん働かない自由がありますが、働くことが一般的となれば、男性の給料は女性が専業主婦 という前提に立った時代に比べ、下がっているのは当然で、夫が金持ちか、資産家の家ででもない限り、母親が家でこどもの面倒を見ることはできなくなるのですよね。果たしてそれがいいことか、と思うのです。
地域に大人がいることは、こどもにとっていいことです。みんどこかへ、地域から出て行って働くっていいのでしょうか。誰もPTAもやらないし、何かあっても住宅には人がいないのです。
家にとじこもっているのがいい、とは思いません。が母親には母親の社会でも役割があるのではと思うのです。地域に密着した仕事などがもっとあるといいですね。昔は多くが農家だったので、働いていても地域にはいたのですよね。
人は働くのが当然だとしても、男性と同様に、肩をならべて、というのは、おかしいのでは と感じるのです。もちろん時間が短いパート職員やアルバイトはいっぱいあります。
でもある意味、能力のある女性にはもの足りないでしょう。
子供にもお帰りなさい、と言ってあげ、夕飯も手作りで作れて、彼女達の能力をいかす、キャリアのコースがあって、しかるべき、とも思うのです。
ちなみに、豪州では、こどもは9歳になるとお母さんへの母親手当ては打ち切られ、仕事を探す事を強制されます。探しつづける事により男性と同様のいわゆる「仕事探し手当て」が支給されるのです。