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2008年12月02日
政界大混乱が起きる(その@)
政局について書くのは私の専門ではない。
しかしここに来て俄かに政局が大混乱の兆しを見せ始めた。
日本の政治はどうなるのか。
私の予測を二回に分けて述べてみる。
どうやら日本の政治は100年に一度の混迷政局に突入しつつあるようだ。
キーワードは政界再編と大連立である。決して政権交代ではない。
政界再編といえば総選挙後に起きると相場は決まっていた。
つまり今度の総選挙は、麻生自民党と小沢民主党の政権交代をかけた選挙であると皆が思ってきた。
そして私を含め多くの者が、何はともあれ一度は政権交代を実現しなければ日本政治は変わらない、という思いで、小沢民主党を応援してきた。
今の民主党が自民党と本質的に変わらない政党であっても、そして小沢一郎という政治家が嫌いでも、それらに目を瞑って政権交代を望んできた。
しかし、残念ながらそうはならない。
総選挙前の政界再編が起きるのである。
その仕掛け人はもはやこのままでは選挙に勝てないと悟った自民党であり、いまでも自民党の一部との大連立を願っている小沢一郎である。
自民党では勝てない。しかし自民党議員として権力のうまみを知ってしまった以上、総選挙に負けて野党になるのは堪えられない。
この二つの要請で生まれるのが、自民党をいったん分裂させ、分裂した後の新政党による政権維持である。
しかし、 その主導権を握るのは、例えば塩崎泰久や渡辺善美や後藤田正純などの二世議員の若造が作ろうとしている新党の動きではない。森善朗がいみじくも言った通り彼らは目立ちたいならお笑いタレントになればいい、その程度の連中だ。顔ぶれがお粗末過ぎる。政界再編の軸にはなりえない。
良くも悪くも、政局は、55年以来一貫して政権を担ってきた自民党の古老の政治家の、生き残りをかけた執念によって動く。そしてその中には、自民党の要職を歴任してきた自民党体質の小沢一郎も含まれる。
自民党が解体すれば、同時に民主党も解体される。
政権交代が現実のものになりつつある時に解体する馬鹿はいない、だから民主党はどんなにバラバラでも解体しない、そう思うのは常識だ。
しかし小沢民主党はそうではない。
小沢民主党に政権を取らせるぐらいなら、解体・分裂した後の自民党議員と組んで新たな政党を作ったほうがましだ、と考える小沢アレルギーの民主党議員が少なからずいる。
小沢一郎もまた、そんな連中と組んで政権を取るよりも、かつての自民党議員の一部と組んで政権を掌握する方がいい、と考える政治家である。
かくして、保守新党の乱立による選挙が行なわれ、その後の保守連立政権、すなわち旧自民党体質を引き継いだあたらな自民党的政権が出来るのである。
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