★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK55 > 789.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: (オバマとエマニュエル補佐官は似てる)…オバマのアメリカ:新政権への移行 迅速な経済対策強調−−当選後初会見(毎日新聞) 投稿者 新世紀人 日時 2008 年 11 月 09 日 16:08:32)
http://mainichi.jp/select/world/news/20081109ddm007030059000c.html
オバマのアメリカ:新政権への移行 外交、現実主義の側面
◇イラン対話「反射的にすべきではない」
【ワシントン草野和彦】「敵国との直接対話」という外交の新機軸を掲げるオバマ次期米大統領は7日、シカゴでの当選後初の記者会見で、イランへの対応について「反射的にすべきではない」と述べ、拙速な対話は避ける慎重姿勢を示した。当面は経済危機への対応を最優先にせざるを得ない事情のほか、柔軟姿勢を打ち出しながらも、外交に関し「現実主義者」とされる側面を示したものとみられる。
現在のブッシュ米政権はイランを核兵器保有を目指す「最大のテロ支援国家」と非難し対決姿勢を取ってきた。この路線からの転換を示唆するオバマ氏に対し、イランのアフマディネジャド大統領は当選への祝意を示す書簡を送り、早くも揺さぶりをかけている。
オバマ氏は会見で、この書簡への対応を聞かれ、「吟味して適切に対応する」と述べるにとどまった。その一方で、「イランの核兵器開発は受け入れられない」との強い姿勢を示した。
米メディアによると、書簡は「人に与えられた機会の寿命は短い」とし、オバマ氏に迅速な行動と対話を暗に促したという。
イラン指導者が、米大統領選の勝者に祝福の書簡を送るのは、両国の断交(80年)後初めて。アフマディネジャド大統領はブッシュ大統領に書簡を送ったことはあるが「悪事を行う者は天罰を受ける」などと挑発的な内容だった。
オバマ氏は大統領就任に向け、選挙戦での理想主義的な外交姿勢を、複雑に絡み合った国際社会の現実に即して調整する必要に迫られる。イランの核開発を脅威と見る同盟国イスラエルのリブニ外相は6日、「我々は、対話が『弱さ』とみなされる地域に住んでいる」と語り、オバマ外交をけん制している。
一方、対話路線のもう一つの試金石は、北朝鮮の核問題だ。6カ国協議ではブッシュ政権が先送りにしたウラン濃縮活動と核拡散行為の申告・検証や、最終段階の「核廃絶」という難関が待ち受ける。
バイデン次期副大統領は以前「(当選後)半年もしないうちに、世界はオバマ氏を試すだろう。ケネディ元大統領にしたように」と語った。史上5番目の若さで当選した47歳のオバマ氏にとって、外交上の駆け引きも大きな試練となりそうだ。
<当選後初の記者会見 要旨>
【北米総局】オバマ次期米大統領が7日、シカゴで開いた記者会見の要旨は次の通り。
◇経済問題
米国は最悪の経済危機に直面しており、速やかに解決に向け行動しなければならない。新大統領就任後直ちに信用危機を和らげ、勤労家庭を支援し、成長と繁栄を回復するため、あらゆる必要な措置を取る。今朝、政権移行チームの経済対策委員会と喫緊の課題について話し合った。
第一に、収入や貯蓄が減っている中間層を助け、雇用を創出するための即時救済計画が必要だ。とりわけ雇用保険の支払いを拡大することが緊急の優先事項だ。経済成長を復活させる財政出動が延び延びになっており、実行する必要がある。
第二に自動車産業は米国の製造業の中核だ。金融支援や低燃費自動車の開発に高い優先順位を与える。
第三に、納税者を保護し、家屋保有者を支援し、政府補助を受けている金融企業経営者に過度に報酬を与えないようにしながら、金融市場の安定化に向け、現政権の財政計画を再検討する。
最後に、長期的に米国経済を強化し、中間層を成長させる経済政策を展開していく。クリーンエネルギー、健康保険、教育、中間層の減税などの政策遂行を待つ余裕はない。
◇イラン
(イランから祝福の手紙は)届いている。イランの核兵器開発は受け入れられない。テロ組織への支援もやめなければならない。手紙を吟味して適切に対応したい。イランのような国への対応は反射的にすべきではない。
◇就任へ向けた大統領経験者との話し合い
存命しているすべての元大統領と話をした。普段から非常に触発されている故リンカーン元大統領の著作も読み直した。
毎日新聞 2008年11月9日 東京朝刊
2 81 +−
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK55掲示板
フォローアップ: