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田母神論文で航空幕僚長を罷免できるのなら、日教組も公務員なのだから、政府批判の論文を書いたらクビに出来るのだろうか?
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投稿者 TORA 日時 2008 年 11 月 05 日 16:32:33: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
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田母神論文で航空幕僚長を罷免できるのなら、日教組も公務員
なのだから、政府批判の論文を書いたらクビに出来るのだろうか?

2008年11月5日 水曜日

◆田母神論文と今ほんとうに必要なこと 11月5日 クロフネ
http://gaikoanzenhosyo.blog4.fc2.com/blog-entry-687.html

私も論文を読んでみたが、列挙されている歴史的事件・人物についての記述は過半が事実であるし、いくつかの点で意見の相違はあるが、少なくとも何もかも間違いといったいい加減なものではない。

京城(今のソウル)や台北に帝国大学があったことも、日本軍に洪思翊という名の中将や金錫源という名の大佐がいたことも事実である。

第一次大戦後のパリ講和会議で、日本が人種差別撤廃を条約に盛り込もうと主張して、アメリカのウィルソン大統領やイギリスのロイド=ジョージ首相、フランスのクレマンソー首相から無視されたのも歴史的事実だ。

田母神論文の題ともなっている、「もし日本が侵略国家であったというのならば、当時の列強といわれる国で侵略国家でなかった国はどこかと問いたい。よその国がやったから日本もやっていいということにはならないが、日本だけが侵略国家だといわれる筋合いもない」という部分についても、

アメリカはフィリピン・ハワイなどを、イギリスは香港・インド・マレーシアなどを、フランスはベトナム・ラオス・カンボジアなどを、ロシアは中央アジアやコーカサスなどを侵略して、何ら歴史的総括も謝罪・賠償もしていないのだから、間違いとは断定できない。

あの中国(清)とて自らが列強に半植民地にされながらも、チベットや東トルキスタンなどを侵略・征服していたのである。

 田母神氏は諸外国でいう軍人官僚であるが、官僚に言論・思想の自由を認めず、政府と違う主義主張を開陳したらすぐ辞めさせなければいけないというのもおかしい。

日本共産党や社民党が、私有財産を強制的に没収し権力を1人か複数の独裁者にゆだねる共産主義・社会主義を今も目指しているのであれば、現在の政府の考え方とは相容れない。

官僚や公務員の中にはそれでも共産党や社民党を支持する者がいるだろうし、そうした自由もあると思うのだが、政府の主義主張と違うからといって共産党や社民党を支持すると表明した官僚・公務員をかたっぱしからクビにする権利は、政府・役所には無い。

田母神氏が更迭させられたことに対し、ふだん「公務員に権利を!」とヒステリックに叫んでいる公務員労組なんかは怒っていいはずだが、おかしなことに権力側を支持しているようだ。

ならば、政府とは異なる主義主張をとなえる官僚・公務員は片っ端からクビにして、赤い旗がひるがえる公務員の労働組合もすべて解散すべきだろう。

 今回の事件で、麻生政権に失望したという人もなかにはいることだろう。当ブログのコメント欄でも麻生政権に対する抗議デモの告知をなさっている方がおられた。

だが、田母神氏の更迭について、それを麻生首相が心の底から喜んでやったことかというとまた話は別であろう。

解散総選挙が最長で1年をきった今、支持率に影響が出そうなことに麻生首相が非常に神経質になっていることがありありとわかる。

有権者の大半は政治や歴史に関心が薄いし、彼らの多くは、衰退のきざしが見えるとはいえまだまだテレビ朝日やTBS、朝日や毎日といった新聞からしか情報をとることができない情報弱者でもある。

権力基盤が万全ではない麻生政権は、左翼マスコミにあおられて右往左往する多くの有権者の目を無視することはできない。

 だからこそ保守政権をバックアップする安定した利益団体とその組織票が必要なのだ。

権力基盤がしっかりとしていれば、政府も左翼マスコミにあおられて右往左往する有権者の目を気にせず、粛々と日本の自立のため働くことができる、いや選挙に勝たせてくれる利益団体の意見こそ政策として積極的に取り入れてくれることだろう。

私は、少しでも多くの人に政治と歴史に関心を持ってもらえるようブログを続けてきたが、もし今も大半の有権者が、政治にも歴史にも関心が無いし「誰が首相になっても同じだから投票に行かない」というのなら、残念ながら受け入れるしかない。


◆田母神・前空幕長の論文から思うこと 11月5日 石破 茂 
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-8451.html

田母神(前)航空幕僚長の論文についてあちこちからコメントを求められますが、正直、「文民統制の無理解によるものであり、解任は当然。しかし、このような論文を書いたことは極めて残念」の一言に尽きます。
 同氏とは随分以前からのお付き合いで、明るい人柄と歯に衣着せぬ発言には好感を持っており、航空幕僚長として大臣の私をよくサポートしてくれていただけに、一層その感を深くします。

 日中戦争から先の大戦、そして東京裁判へと続く歴史についての私なりの考えは、数年前から雑誌「論座」などにおいて公にしており、これは田母神氏の説とは真っ向から異なるもので、所謂「民族派」の方々からは強いご批判を頂いております(その典型は今回の論文の審査委員長でもあった渡部昇一上智大学名誉教授が雑誌「WILL」6月号に掲載された「石破防衛大臣の国賊行為を叱る」と題する論文です。それに対する私の反論は対談形式で「正論」9月号に、渡部先生の再反論は「正論」11月号に掲載されています。ご関心のある方はそちらをご覧下さい)。
 
 田母神氏がそれを読んでいたかどうか、知る由もありませんが、「民族派」の特徴は彼らの立場とは異なるものをほとんど読まず、読んだとしても己の意に沿わないものを「勉強不足」「愛国心の欠如」「自虐史観」と単純に断罪し、彼らだけの自己陶酔の世界に浸るところにあるように思われます。
 在野の思想家が何を言おうとご自由ですが、この「民族派」の主張は歯切れがよくて威勢がいいものだから、閉塞感のある時代においてはブームになる危険性を持ち、それに迎合する政治家が現れるのが恐いところです。
 加えて、主張はそれなりに明快なのですが、それを実現させるための具体的・現実的な論考が全く無いのも特徴です。
 「東京裁判は誤りだ!国際法でもそう認められている!」確かに事後法で裁くことは誤りですが、では今から「やりなおし」ができるのか。賠償も一からやり直すのか。
 「日本は侵略国家ではない!」それは違うでしょう。西欧列強も侵略国家ではありましたが、だからといって日本は違う、との論拠にはなりません。「遅れて来た侵略国家」というべきでしょう。
 「日本は嵌められた!」一部そのような面が無いとは断言できませんが、開戦前に何度もシミュレーションを行ない、「絶対に勝てない」との結論が政府部内では出ていたにもかかわらず、「ここまできたらやるしかない。戦うも亡国、戦わざるも亡国、戦わずして滅びるは日本人の魂まで滅ぼす真の亡国」などと言って開戦し、日本を滅亡の淵まで追いやった責任は一体どうなるのか。敗戦時に「一億総懺悔」などという愚かしい言葉が何故出るのか。何の責任も無い一般国民が何で懺悔しなければならないのか、私には全然理解が出来ません。

 ここらが徹底的に検証されないまま、歴史教育を行ってきたツケは大きく、靖国問題の混乱も、根本はここにあるように思われます。
 大日本帝国と兵士たちとの間の約束は「戦死者は誰でも靖国神社にお祀りされる」「天皇陛下がお参りしてくださる」の二つだったはずで、これを実現する環境を整えるのが政治家の務めなのだと考えています。総理が参拝する、とか国会議員が参拝する、などというのはことの本質ではありません。

 「集団的自衛権を行使すべし!」現内閣でこの方針を具体化するスケジュールはありませんが、ではどうこれを実現するか。法体系も全面的に変わりますし、日米同盟も本質的に変化しますが、そのとき日本はどうなるのか。威勢のいいことばかり言っていても、物事は前には進みません。

 この一件で「だから自衛官は駄目なのだ、制服と文官の混合組織を作り、自衛官を政策に関与させるなどという石破前大臣の防衛省改革案は誤りだ」との意見が高まることが予想されますが、それはむしろ逆なのだと思います。
 押さえつけ、隔離すればするほど思想は内面化し、マグマのように溜まっていくでしょう。
 「何にも知らない文官が」との思いが益々鬱積し、これに迎合する政治家が現れるでしょう。それこそ「いつか来た道」に他なりません。
 制服組はもっと世間の風にあたり、国民やマスコミと正面から向き合うべきなのだ、それが実現してこそ、自衛隊は真に国民から信頼され、尊敬される存在になるものと信じているのです。


(私のコメント)
アメリカの大統領選挙はオバマ候補がダブルスコアの圧勝で決まりましたが、いかにブッシュ共和党政権の評判が悪いかの反動だろう。ブッシュ大統領を支持してきたキリスト教原理主義者の保守票はどこに消えてしまったのだろう。イラク戦争を積極的に支持した裏目が出てきて、その反動が起きているのだろう。ブッシュ個人はいい人なのだろうが実質的な大統領はチェイニーだった。

オバマ次期大統領がどのような政策を持っているのかはっきりしませんが、政策スタッフの打ち出した政策を行なっていくだけの大統領であり、オバマ氏がどのような政治信条を持っていても、それが政策に現れるのは当面は少ないだろう。イラク戦争でも16ヶ月で撤退できるのだろうか? 撤退したとしてアメリカの敗北感はベトナム戦争後のような後遺症を残すだろう。

田母神論文について、政府による思想統制に反対して書いていますが、もし航空幕僚長が左翼思想の持ち主で共産党や社民党の考えを支持する論文だったら政府は罷免したのだろうか? 国家公務員や地方公務員の組合には共産党や社民党や民主党系の労働組合員が沢山いるのだから、自衛隊幹部にも沢山いるだろう。

だから左翼雑誌などに政府の政策を批判する論文を書いたら、その公務員は罷免されなければならないのだろうか? 日教組も公務員であり政府に批判的な論文を書いたらクビに出来るのだろうか? 公務員にも思想信条の自由はあるはずだ。それを文民統制ということにすり替えて処分している。

石破前防衛大臣は解任は当然と書いているが、歴史観が違うだけで高級官僚を解任できると思っているのだろうか? 公明党の山口政調会長も再教育しろといっているが、この論理を逆に用いれば共産党狩りや社民党狩もできるという事になる。日教組などすべての文書を調べ上げれば、政府批判は沢山出てくるから左巻きの教員は全員クビにできるだろう。

自民党は左翼からの批判には寛容ですが、右翼からの批判に対しては非常にナーバスだ。田母神論文もいわば右翼からの政府批判であり、村山談話や河野談話の継承に見るように自民党も左翼政党であり、日本にはほんとうの右翼政党が存在しない。自民党内には右翼的議員もいることはいるが孤立している。

右翼というと街宣右翼と混同されるから保守派と言い換えていますが、保守派にも親米と反米に分かれている。反米保守派の国会議員は誰かいるのだろうか? 野中広務のような反米左翼の自民党議員はいたが、日本には反米右翼の政党も議員も存在しない。

石破前防衛大臣もいわば親米左翼の自民党議員ですが、言っている事は共産党の歴史観と大して変わらない。しかし石破防衛大臣は解任される事はなかった。左翼的なことは言っても解任されないが、田母神氏のように右翼的なことを言ったりすればすぐにクビが飛ぶ。つまり自民党も左翼政党なのだ。だから日教組を批判した中山大臣は罷免された。


◆石破防衛大臣の売国発言 4月30日 明日の日本を考える会
http://blg.asunonippon.net/?eid=638309

中国共産党系の新聞「世界新聞報」(一月二十九日)に駐日記者が石破大臣の執務室でインタビューした内容が掲載されており、これは写真と共に世界中に配信されたという。石破大臣の発言は次の通り。

《私は防衛庁長官時代にも靖国神社を参拝したことが無い。第二次大戦の時に日本の戦争指導者たちは何も知らない国民を戦争に駆り出し、間違った戦争をした。だから私は靖国神社に参拝しない、あの戦争は間違いだ、多くの国民は被害者だ》

《日本には南京大虐殺を否定する人がいる。三十万人も殺されていないから南京大虐殺そのものが存在しないという。何人が死んだかと大虐殺は別問題だ》

《日本には慰安婦についていろいろな見解があるが、日本軍が関与していたことは間違いない》

《日本が大東亜共栄圏の建設を主張したことは、侵略戦争に対する一種の詭弁だ》

《(中国は日本に対する脅威であるから対中防衛を強化せよと言う人たちは)何の分析もしないで中国は日本の脅威だと騒いでいる》

《日本は中国に謝罪すべきだ》
等々。

これは社民党の福島瑞穂の発言ではない。まさに朝日新聞顔負けではないか。現役大臣の発言として信じがたいので月刊誌「WiLL」の編集部が石破事務所に真偽を尋ねた。その回答は「インタビューは一月二十四日にあったもの。内容は先方がまとめたもので、事実に則してないとは言うほどではないが、事実そのままではない。その部分について特段対処はしていない」

とまったく悪びれていないので驚愕したとある。
事実そのままでないところもあるというが、抗議する積りが無いならば全面認めたことと同じである。実際ほとんど同じことを言ったのではなかろうか。

「愛国心」をことさら書かなくて良いとか、自虐史観に対する自慢史観だとか「人権擁護法案は必要だなどと公言されて大臣に対する不信感を募らせてきたがこれは決定的だ。


(私のコメント)
まさに石破前防衛大臣が所属する自由民主党は親米政党ではあっても保守派の政党ではない。だから村山談話や河野談話を継承しても当然なのだ。中山大臣を罷免した麻生総理大臣は田母神航空幕僚長も罷免した。ねじれ国会だから野党に追及を恐れて麻生総理は次々保守派のクビを切っていますが、これでは安倍内閣の二の舞いだ。支持してきた保守派の支持を失って短命内閣になりかねない。

 

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