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http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008103101000632.html
防衛省の田母神俊雄航空幕僚長が、過去の中国侵略や朝鮮半島の植民地支配を「わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」「条約に基づいたもの」とした上で「わが国が侵略国家だったなどというのはまさにぬれぎぬ」と主張する論文を発表していたことが31日、分かった。論文は、政府の憲法解釈で禁止されている集団的自衛権行使や「攻撃的兵器」の保有解禁も事実上要求している。
空自トップの制服組が、侵略、植民地支配を正当化する歴史認識を示し、憲法にも異を唱えるような論文を公表したことは、中韓両国などの反発が必至の上、シビリアンコントロール(文民統制)の観点からも論議を呼びそうだ。
論文は「日本は侵略国家であったのか」と題し、19世紀後半以降の日本の朝鮮半島や中国への軍事的行動について「相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない」と主張。
論文はマンション・ホテル開発企業「アパグループ」(東京)主催の懸賞論文で、31日に最優秀賞(懸賞金300万円)を受賞したとして公表された。
2008/10/31 19:48 【共同通信】
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