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党中央が労働者の味方ではないことを告発
http://www.asyura2.com/08/senkyo55/msg/289.html
投稿者 脳天気な醜男 日時 2008 年 10 月 25 日 13:21:19: vkZAEFfow.6XY
 


http://kinpy.livedoor.biz/
以下はキンピの10月23日ブログ記事である。
+++++ 引用開始
昨日の続き、集中出版発行の会員制月刊誌「集中」の記事「虚妄だらけの日本共産党」の後編は、石川島播磨重工(IHI)の共産党員思想差別闘争を挙げて、党中央が労働者の味方ではないことを告発する。

石川島播磨思想差別とは、同社で長年共産党員を思想的に差別し、昇級、昇格などで不利にあつかったもので、労働者側が2000年に提訴、2004年に勝利和解を勝ち取っている。この闘争を、なんと日本共産党中央委員会が妨害していたというのだ。

日本共産党は1990年代の半ばから「対話路線」を打ち出し、財界人との懇談をくりかえして党の存在感を高めようとした。そんなときに「IHIのような日本の代表的企業の中で“共産党vs経営陣”という構図ができることが、こうした路線にっとて都合が悪いと思われた」

そのため、IHIの党員たちが「法廷闘争も辞さず」と本気になると、当時労働局長だった荒堀広をはじめ「党中央委員会労働局から幹部が慌てて飛んできて『今はまずい』と提訴を思いとどまるよう説得に来た」という。理由は当然、「志位委員長が財界との対話を進め、国民的改革の道を大いに語ろうとしている時期に不適切だ」からだ。

IHIの党員たちは驚き、動揺した。しかし一部の党員がそれでもやると言い出すと、IHI党委員会からこれらの党員が排除され。党組織が分裂した。

そして党の方針に逆らった差別撤廃裁判は「支援しないし、赤旗でもとりあげない」と中央委員会は通告してきて、党員に裁判に参加しないように説得し、多くの脱落者を出した。ごく一部の残った裁判参加党員たちは、党組織多数派からも白眼視されるようになった。

しかし、裁判はそんなことは関係なしに進む。少数でも頑張る闘争メンバーの努力が功を奏して裁判は有利に展開し、2002年には勝利和解の流れが見えてきた。

すると赤旗は突然「IHIの思想差別問題」を採り上げ、メンバーを東京にご招待、ご馳走を振る舞ったという。その席で不破の腰ぎんちゃく浜野忠夫党副委員長は「どうかこれまでのことは内密に」と懇願してきたとか。

腐れ外道もいいところだ。ただでさえ防衛産業の一角を担うIHIなのだから、党員を企業の中枢に入れたがらないのはわからんでもない。しかし、そうなった責任は党中央にある。

石川島播磨をはじめとした経営側と対話するのも悪くない。むしろ積極的にやるべきだし、経営陣とパイプがつながっていたらできる世直しも出てくる。しかし、その前提、あるいは目標として社内で抑圧されている党組織にかけられている攻撃を止めさせるのが党中央委員会の責務であろう。それを逆に弾圧するとは....これでは財界との対話ではない。財界に尻尾を振っているだけだ。

なぜこんな情けない党中央委員会に成り下がったのか?日本共産党には外部との交渉能力がないからであろう。交渉能力がない原因は組織内で上級であれば下級を無条件に従わせ、従わなければ容易に排除できる民主集中制をとっているからだと思われる。いつも自分より弱い者を従わせ、強い者に逆らえない組織原則のぬるま湯に浸かっているから、自分と対等、あるいは格上との間の交渉は卑屈になることしか知らない者が多いのだろう。そしてそうした者ほど出世する。

それでもまだ共産党が企業から怖いと思われていた時代なら、なんとかなったかもしれない。しかし90年代ともなると、大学生に内定出す前の思想調査もされなくなったほど民青の能力は落ちていた。

優秀な学生=左翼かぶれの可能性あり
の時代から、
優秀な学生=少なくとも左翼にはかぶれていない
とみられる時代になっていたのだ。そんな時代に、のこのこ党幹部がやってきて真面目に相手をするほど財界はヒマではない!

むしろやるべきは裁判闘争を支援しながら、和解や提訴とり下げを材料に党組織への差別の撤回を求め、同時に自分たちがこれまでの政策方針を変更する用意があること。そして企業のために何ができるのかを検討しているとして交渉に入るべきなのだ。

いわゆるアメとムチ。共産党内での常識は世間の非常識。党幹部には、アメだけ持って行かないと相手にされないのだろうが、世間ではアメだけ持ってくるかつての敵など、負け犬がしっぽを振っているようにしか見えないのだ。

民主集中制を廃止しなければ、外部との交渉能力のない党体質がこれからも続くだろう。

+++++以下私のコメント+++++
酷い話である。これに似た話を、あちこちで耳にする。低次元の話であるが、地区委員が女子大生を妊娠させ責任を取らなかったなぞの話も聞いたことがある。宮本顕治氏に関しては、リンチ事件がもっぱら取りざたされるが、もっと重大な疑惑、つまり、氏が「一貫して特高警察の密偵」であったのではとの醜悪な過去が語られ始めている。川上徹氏などに加えられた査問は人間の尊厳を踏みにじったものだとされている。よしんば、川上氏が「査問」に値する分派行動をしていたとしても、許されないことであろう。一方、共産党の実質の頭目である、不破氏は、代々木の本部からはるか離れた津久井湖畔の広大な山荘で料理人を抱え込んで「あーせいこーせい」夫人と優雅な日々を過ごしている。などなど、共産党の周辺には政府権力、信濃町が喜びそうなスキャンダル・ネタがゴロゴロ転がっている。
他人の後ろ暗いことを探り出すことにかけては定評のある信濃町がこうしたことを知らぬはずはあるまい。ところが、「馬鹿の一つ覚え」のように、宮本リンチ事件を繰り返すのみである。当然、政府権力、とりわけ、警察は全て承知のことであろう。しかし、これらの事件が警察の意図的リーク等を通じてマスコミの話題になることはあまり無い。それどころか、「蟹工船」の売れ行きを大騒ぎし、党員一万増を誉めそやしている。共産党が政府権力から最も疎まれているのであれば、そして、世が蟹工船時代を髣髴させるような情勢であるとすれば、共産党の活動は最も脅威の筈である。しかし、そうではない。真に奇妙と言わねばならない。
この奇妙さは、政府権力、信濃町が共産党を泳がせていると理解することで納得がゆく。共産党に投ぜられる善意の四百万票余が反自公勢力に結集することを妨げるためである。「共産党よ、孤高を保て」と、スキャンダルネタをちらつかせている構図である。
いずれ、選挙が近づくと、何時ものように共産党の手柄話があるだろう。前回の参議院選挙では「自衛隊のスパイ」活動文書の暴露であった。近く予定される総選挙ではどのような手柄話が出るのか?その手柄話が、共産党支持者票を供託金没収の落選とわかっている共産党に繋ぎ止めるための理由となるのだ。結果として、少なくない選挙区での自公勢力の勝利に貢献するとのシナリオを辿る.

 

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