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麻生総務大臣の「部落差別」発言について、
真相の確認と誠意ある説明をもとめるとともに、
発言が事実であれば、国の立法機関の当事者責任等を問う申し入れ
2004年9月16日
全国地域人権運動総連合
議 長 石 岡 克 美
全解連・福岡県部落解放運動連合会
委員長 平 塚 新 吾
申し入れ事項
講談社刊『野中広務 差別と権力』(344頁、第16章 差別の闇)記載の「あんな部落出身者を日本の総理にはできないわなあ」について、事実関係の説明をもとめる
貴殿側は「誤解されて伝わったもの」と事実を否定しているが、右発言の事実がなければ野中広務氏または著者、講談社側を名誉毀損で訴えるべきと考えるが、なぜ告発されないのか、その真意を伺いたい
貴殿は現在、総務大臣の要職にあるが、総務省は2001年度まで、同和対策事業の国の担当窓口として部落問題解決に率先してきた。 貴殿の「部落差別」発言が事実であれば、約16兆円を投資して施行された国や地方の同和行政の成果を水泡に帰してしまいかねない。 大臣としてまた国会議員として国の立法にかかわる当事者として、政治的責任をふくめ、出処進退を明らかにされたい。
申し入れ理由
2004年6月30日付け第1刷発行の講談社刊『野中広務 差別と権力』(魚住昭著)の344頁、「第16章差別と闇」のなかで「永田町ほど差別意識の強い世界はない。 彼が政界の出世階段を上がるたびに、それを妬む者たちは陰で野中の出自を問題にした。 総裁選の最中にある有力代議士は私に言った。 『野中というのは総理になれるような種類の人間じゃないんだ』。 自民党代議士の証言によると、総裁選に立候補した元経企庁長官の麻生太郎は党大会の前日に開かれた大勇会(河野グループ)の会合で野中の名前を挙げながら、『あんな部落出身者を日本の総理にはできないわなあ』と言い放った」とある。
同著には貴殿事務所が「地元・福岡の炭鉱にからむ被差別部落問題についての発言が誤解されて伝わった」と弁解しているが、大勇会での発言のテープかビデオを提示して、ことの真意を明らかにし、反論すべきであるのに、寡聞にして私たちは、貴殿側が事実無根と反論したというような情報を聴取していない。
右のような経過からすると、講談社刊『野中広務 差別と権力』で記載されている記述は、事実であるということの信憑性はきわめて高いと判断できる。
それであれば貴殿が所属する自民党ら与党が2000年に決定した「人権教育・啓発の推進に関する法律」の「目的」にある「この法律は、・・・・・・社会的身分、門地、人種、信条又は性別による不当な差別の発生等の人権侵害の現状に鑑み・・・・・・、人権教育啓発に関する施策の推進について、国、地方公共団体及び国民の責務を明らかにする」ことを、立法の当事者である国会議員自らが蹂躙する行為に他ならない。
以上、右の理由から3つの申入れ事項について、誠意を持って速やかに対処され、当団体に貴殿が直接説明されることを申し入れるものである。
総務大臣・福岡県選出衆議院議員
麻生 太郎 殿
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