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(回答先: 小泉氏の引退表明は「ごまかしの美学」;横須賀氏の皆さんよーく考えてみてください。 投稿者 いかりや爆 日時 2008 年 9 月 27 日 09:54:54)
映画「ミッドナイト・イーグル」と「東京原発」を観て原子力空母問題を考えよう
(JANJAN)海形マサシ 2008/09/27
市民の反対の中で米海軍の原子力空母が横須賀に配備されたが絶望することはない。これを機会に原発と共存することの意味、実質的には日本を守ってはいない在日米軍が本当に必要かどうかを考え直してみてはどうだろうか。
ついにやってきた。9月25日、横須賀市民の反対を押し切り、乗組員による煙草の不始末が原因の火災事故を起こした原子力空母が首都圏に配備された。今後、首都圏に住む3千万の市民は、いつ起こるとも分からない原子力災害に脅える生活をしなければいけない。
しかし、絶望することはない。これを好機と捉える考え方もある。実際のところ、在日米軍と共存することの危険性は、今に始まったことではないのだ。それが、今度の配備によって分かりやすい形で浮かび上がってきた。
在日米軍が保有する核の危険性。このことに関しては、映画「ミッドナイト・イーグル」を観るといい。長野北アルプス山中に米軍のステルス機「ミッドナイト・イーグル」が墜落する。ステルス機には核爆弾が搭載されており、正体不明の敵が起爆をしようと墜落現場に向かうのを自衛隊員とジャーナリストが阻止するため戦いを繰り広げる。
この映画は、一見、北朝鮮のような怪しい国の工作員と日本人の戦いを描いているように見えるのだが、実をいうと、むしろ主題は、普段から在日米軍が危険極まりないものを持ち込んでいるという実態の告発なのだと考えられる。面白いことに、映画の撮影には自衛隊が協力をしている。
これまで、我々は、そのことに無関心すぎていたのではと思う。今回のような原子力空母という非常に分かりやすいものの存在で、そのことを誰もが痛感できるようになったのだ。仮に原子力空母を通常艦にしたところで溜飲を下げられても困るのだ。問題は、在日米軍そのものなのだから。
くれぐれもいうが、在日米軍は、実質的には日本を守ってはいない。また、「傭兵」と違い日本政府の指揮下にないのだから、やりたい放題、つまりは占領軍だ。というか、そもそもは戦後日本に再軍備をさせないために駐留していた部隊で、そのメンタリティは何ら変わってない。冷戦までは抑止力としての機能はあったが、今では、その役割も終わっている。最近いわれる中国や北朝鮮の脅威に対しては抑止力にもなっていない。
さて、在日米軍の問題と共に、今度の空母は原子力で動くということであり、空母に限らない原発の問題の本質を紐解く上で分かりやすい事例になったと思える。そのことに関しては、映画「東京原発」を観ればいい。
ストーリーは、東京都知事が財政難を克服するため東京に原発を誘致することによる大騒動だ。原発が、本当に安全だというのなら、東京のど真ん中にあってもおかしくはないのではないかという問いかけをテーマにしている。
横須賀は、東京・横浜に非常に近く、20キロ程度しか離れていない。放射能漏れが起これば、被害は風向きによっては横須賀だけでは済まないことになり、すぐに首都を直撃だ。ちなみにジョージ・ワシントンの前の母港であったノーフォークはアメリカの首都ワシントンから200キロほど離れている。
これまで、大都市に住みながら、使っていた電気の供給元である地域の人々の生活を真剣に考えたことはあっただろうか。これを機会に、原発と共存することの意味を考え直してみてはどうだろうか。
さて、配備された今後、我々はどうすればいいのか。筆者からの提案としては、まず、もしもの時に備えてヨウ素剤と放射能測定器を買うことを勧める。もちろん、災害など起こってはならない。出来るだけ多くの人々に、この問題に関心を持たせ、アクションを起こすことだ。目標としては、「思いやり予算」の凍結、それによる在日米軍の撤退である。もうそろそろそんな時期に来ている。
在日米軍の不要論は、すでに投稿した記事で述べたが、それに加え、今後、米国自体が軍縮の方向へ向かうことが確実視される。イラク、アフガニスタンでの敗戦は濃厚となり、膨大な戦費の支出に加え、昨今では未曾有の金融危機により覇権を維持することが困難になってきた。いずれ近い内に、米軍は自ら撤退せざる得なくなるだろう。分かっているのなら、さっさとおいとま願おう。
また、在日米軍の撤退により、世論が虚構の「他力本願」から抜け出し、真剣に国防を考えるようになるだろう。それこそ、憲法9条改正を望む保守派の人々の願うシナリオだ。在日米軍が撤退すれば名実共に自衛隊は丸裸の状態になる。教条的な平和主義から、より現実的な平和主義へと転換を迫られるだろう。
25日、配備に当たり式典でシーファー米大使が述べた
「歴史的瞬間が訪れた」とは、このことなのかもしれない。
追伸:横須賀市民の方々へのお願い
これは違法行為すれすれとも言えます。商店などを経営されている方で、今度の配備に反対の方は以下のことを書いたチラシを入り口のドアに貼ってはいかがでしょうか。
「WE ARE RELUCTANT TO SERVE THE U.S. NAVY PERSONNELS BECAUSE WE PROTEST DEPLOYMENT OF CVN 73. (私どもは米海軍の方々にサービスを提供することをCVN73の配備に反対しているため快く思いません。)」はっきりと入店を断っているわけではないので明確な違法行為になるとは限らないかと。このような貼り紙が街中で見られることにより、いかに市民感情を害し、日米関係に悪影響を与えているかということをしらしめる狙いがあります。
http://www.news.janjan.jp/culture/0809/0809258138/1.php
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