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(回答先: 総裁選挙は未熟すぎる民主主義の証明【Yahoo!政治記事読みくらべ:The Commons】 投稿者 ブッダの弟子 日時 2008 年 9 月 13 日 11:59:01)
総裁選討論会 期待外れた迫力欠く論戦【山陽新聞】
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/09/13/2008091308563986009.html
自民党総裁選に出馬した五人の立候補者は、日本記者クラブ主催による公開討論会に臨み経済・財政問題や外交問題などに持論を戦わせたが、候補者間の切り結びは迫力不足の感が否めなかった。
十日の告示以来、石原伸晃元政調会長、小池百合子元防衛相、麻生太郎幹事長、石破茂前防衛相、与謝野馨経済財政担当相の各候補による論戦は、党本部での立会演説会や都内での街頭演説など本格化してきた。この日の討論会は全国遊説へ向けて一つの節目として注目された。
今回の総裁選は、景気後退や物価高による厳しい状況を踏まえ、経済・財政対策が最大の争点とされる。討論会では、景気下支えのため積極的な財政出動を掲げる景気重視派の麻生氏に、対極の財政再建派である与謝野氏が水を向けた。
消費税を含む税制抜本改革を主張し、公共事業費の大幅増など大規模な財政出動に否定的な与謝野氏は「ばらまきでない財政出動と言われるが、どんな分野でやる考えか」とただした。これに対し、麻生氏は当面の景気対策として研究開発、設備投資、住宅関連の減税を挙げて「減税はばらまきとは違う。直ちに赤字公債とはならない」と答えた。
石原氏は「こつこつ働く人の思いを吸い上げたい」と述べるとともに、当面三年間を「集中改革期間」として消費税、法人税、所得税を総合的に見直す考えを表明した。小泉純一郎元首相の支持表明を得た小池氏は、小泉構造改革について「改革は道半ば」とした。さらに、改革の負の側面の指摘に対しては「効果はすぐに出るものばかりではない。元に戻すのか」と改革継承を表明、公務員制度改革に取り組む決意を示した。石破氏は「日々の生活が苦しい人々の胸に政策が届くよう全力を尽くす」として地方分権推進などへの取り組みを強調した。
それぞれの方向性は論戦を重ねるにつれて明らかになってきた。だが、討論のほとんどが質問で他の候補の答えを聞く程度、矛盾点を厳しく追及して問題の本質に迫るまでには至らなかった。慎重な言い回しも見受けられた。自民党内には総裁選の次に控える総選挙を見据え、過度の対立やしこりを残さないようにとの思惑が働いているのだろうか。
内外の厳しい状況の中で、相次いだ首相の政権投げ出しは、政治への不信感を募らせた。「われこそは」と手を挙げ総裁選に臨んだのなら、丁々発止の攻防で危機感を示すべきだろう。より迫力と深みのある論戦を展開しなければ信は得られまい。
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