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(回答先: 自民総裁選 町村派 バラバラ 「早く話をやめなさいよ」(毎日新聞) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 9 月 09 日 17:15:21)
<「産経新聞」からの転載記事>
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20080909006.html?fr=rk
【乱戦 総裁選】森氏は決めた「麻生さんだ」 小池氏を応援…中川秀氏に不快感
2008年9月9日(火)08:15
福田康夫首相の後任を決める自民党総裁選の告示を10日に控え、森喜朗元首相以来4代連続で首相を輩出した最大派閥・町村派(清和政策研究会)が揺れている。小池百合子元防衛相を支持するグループと麻生太郎幹事長を支持するグループの溝は深まる一方。森氏は自らの「麻生支持」表明により事態収拾を図ったが、派内の路線対立は解消しそうにない。小泉純一郎元首相が「自民党をぶっつぶす」と登場して7年半。派閥崩壊の潮流はついに小泉氏の出身派閥に押し寄せてきた。(石橋文登、加納宏幸)
町村派臨時総会は8日午後4時、グランドプリンスホテル赤坂の別館で始まった。立ち聞きされないように記者団はフロアの一角に隔離され、会場はピリピリした緊張感が漂った。
町村派では代表世話人の元幹事長、中川秀直らが小池を強力に支援。これに対し、前首相の安倍晋三らは麻生支持を打ち出し、派内を二分する形となった。事態打開を狙った総会で、代表世話人の中川はこうあいさつした。
「危急存亡の時の大事な総会だ。政策集団が対応を強制したり縛ったら国民目線にかなわない。わがグループからは小池さんが捨て身で出馬を決意した。同志ならば応援する方がいても私は理解する…」
その傍らでコツコツと指で机をたたいていた最高顧問の森は「長いぞ…」。それでも中川は話を続けた。
「それぞれの動きが仮にあっても終わればノーサイド。これは代表世話人としてのお願いだ」
中川はラガーマンである森の口癖である「ノーサイドの精神」を引用し、小池支持の容認を訴えたが、同じく代表世話人で官房長官の町村信孝は真っ向から異議を唱えた。
「総選挙に勝てる人、総理総裁にふさわしいかを真剣に考えなければならない。最大グループである私たちの支えがなければ新政権は非常に不安定となってしまう。グループとしての方向付けができれば…」
町村が暗に麻生支持の一本化を訴えたことは明らかだった。その後は所属議員がせきを切ったように麻生支持、小池支持を表明。険悪なムードに見かねた森がついに立ち上がった。
「みなさんは『陰腹』を知っているか。私は清和研を辞める覚悟で話をする」
陰腹とは、家臣が主君に直訴する際、先に切腹してサラシ姿で訴えたことを指す。転じて切腹の格好をすることも「陰腹を切る」という。
森は厳重な箝口(かんこう)令を敷いた上でこう結んだ。
「私は麻生さんをやる。安倍内閣、福田内閣をずっと支えてくれたのは麻生さんだ。私は古い政治家かもしれないが、お世話になった恩を忘れてはならない。それぞれ誰を応援してもよいが、選挙区で堂々と言える人を選んでほしい」
森はかねて「派閥は心のオアシス」と呼び、愛情を注いできた。元首相の福田赳夫が創設以来、反主流派の道を歩んだ清和研をかつての竹下派(旧経世会)をほうふつさせるまで強力な派閥に育て上げたのは森だった。その清和研がガタガタと崩れゆくさまは見るにしのびなかったのだろうか。森氏は演説を終えると無言で会場を後にした。
◇
1日夜の福田の辞任表明で茫然(ぼうぜん)自失に陥る町村派内で、先手を打ったのは中川だった。経済成長重視の「上げ潮派」のリーダーでもある中川は「改革」をキーワードに若手・中堅を一気に小池支持に固めた。
4日夜、日比谷公園内のレストラン「松本楼」で開かれた衆院2回生の会合に顔を出した中川は「派閥の枠にとらわれず自由に総裁選に臨もう」と言っただけだったが、12人中9人が小池支持を表明。1回生も小池支持に雪崩を打った。
元官房長官の与謝野馨も出馬を表明し、「楽勝」とタカをくくっていた麻生支持派は仰天した。「総裁選が決選投票にもつれこめば何が起きるか分からない」(中堅)。筆頭格の元財務相の尾身幸次は票読み作業を本格化、表だった動きは控えていた前首相の安倍も動き出した。
今回の総裁選は町村派にはもう1つ重要な意味があった。町村派は森の継承者が決まらず、中川、町村らの集団統治体制を取ってきたが、総裁選で多数派を形勢したグループが今後の派閥運営の主導権を握る公算が大きいからだ。
森の麻生支持表明により、町村派は「森−町村−安倍ライン」と「中川−小池ライン」と2つの流れがくっきり浮かび上がった。「試合が終わればノーサイド」の合言葉が今回も通用するのか。町村派の混乱ぶりを津島派中堅はこうあざ笑った。
「町村派は木から落ちたドングリだな。♪どんぐりコロコロどんぶりこ、小池にはまってさあ大変…」
◇
■決選投票も地方票含む
福田康夫首相の後任を決める自民党総裁選で、総裁選管理委員会(臼井日出男委員長)は8日、1回目の投開票で1位の候補が過半数を取れず、1、2位による決選投票になった場合について協議した。その結果、決選投票も1回目と同様、国会議員(387票)と3票を割り振られた各都道府県連(141票)の計528票で投票することを確認した。
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