| Tweet |
http://amesei.exblog.jp/8577102/
2008年 09月 08日
仕組まれたか？大相撲大麻疑惑
アルルの男・ヒロシです。
今（８日午後２時過ぎ）、テレビでは日本相撲協会の北の湖理事長が辞任したとニュース速報が入っています。アメリカ政治の記事を読んでいたのですが、これは案外裏がありそうなニュースだと思いまして、コメントします。
この事件は、最初のワカノホウという力士が落とした財布の中に大麻と煙草が入っていたのを、通行人の女性が拾って交番に届けたところから発覚したようです。ま、偶然発覚しちゃいましたということですよね。でもホントかなあ。
まず、やり玉に挙がった三人の力士は全部オセット人であるというのに驚きました。オセット人の三人の力士のうち、後に発覚したロホウとハクロザンの二人は大麻吸引を否定し、ロシア大使館に救援を訴えるという風にもテレビでは言っています。日刊スポーツでは二人の力士のコメントを報じています。
（引用開始）
露鵬側が徹底抗戦、Ｂ検体の検査拒否
露鵬側があらためて徹底抗戦の姿勢を示した。７日、都内の大嶽部屋前で、露鵬の代理人である塩谷安男弁護士が会見。尿サンプルが持ち込まれた三菱化学メディエンスによるＢ検体の精密検査を希望せず、８日に大嶽部屋と同弁護士の名前で、日本相撲協会再発防止検討委員会（伊勢ノ海委員長）に「質問状」を出すことを明かした。
Ｂ検体検査を拒否したことで、Ａ検体の大麻陽性反応が採用されて「クロ」が確定する。同弁護士は「確定しますけど、きわめて疑問」と検査自体を切り捨てる。質問状では「検査手続きへの疑問」「（自分で吸った）主流煙と特定できる根拠」などの回答を求めるという。前日６日に「陰謀説」を展開するほど不信感は強く、この日も「そもそも（尿が）露鵬のものかわからない」と訴えた。白露山側が希望しているとされる警視庁科学検査研究所での検査は「吸引自体は犯罪じゃない。筋違いになる」と否定した。
８日の理事会では、露鵬と大嶽親方に処分が下る見通しだ。「（処分を）受け入れるつもりはありません。露鵬が吸引したという前提の処分ですから」と同弁護士。「これはドーピングじゃない。回答次第では法的措置も起こるかもしれない」と話した。
［2008年9月8日7時49分 紙面から］
http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/p-sp-tp3-20080908-406072.html
（貼り付け終わり）
むろん、事実であれば、法律違反なわけで、力士解雇はやむを得ないでしょう。ただ、マスコミは騒ぎすぎです。時津風部屋の弟子力士のリンチ殺人事件はそれほど騒ぐべき話ですが、今の芸能界でタレント一人が大麻をやっていたからといって、これほど大きく騒ぎません。しかも、シャブとかコカインじゃなくて大麻でしょう。ロシアじゃ普通にやっているんじゃないですかねえ
しかも、「日刊ゲンダイ」などによると、力士達の遊び場として両国駅に近い、錦糸町界隈の飲み屋・繁華街があるという。そういう盛り場で吸われていた大麻が副流煙として検出された可能性もあるという報道もあった。以下は産経新聞の報道だが、詳しいので引用する。
（引用開始）
【角界大麻汚染】逮捕の元若ノ鵬と「陽性」の露鵬、白露山の接点は？ 六本木・錦糸町…遊び仲間
2008.9.3 22:00
ロシア出身の兄弟力士、露鵬（２８）＝本名、ボラーゾフ・ソスラン＝と白露山（２６）＝本名、ボラーゾフ・バトラズ＝の尿から大麻の陽性反応が出た問題で、角界の大麻汚染疑惑が一気に拡大した。警視庁の調べでは、兄弟は、大麻取締法違反（所持）の疑いで逮捕された元力士、若ノ鵬ことガグロエフ・ソスラン容疑者（２０）と六本木や錦糸町に頻繁に遊びに行く仲間だった。大麻をめぐる接点はあったのか。兄弟は任意の事情聴取に「（大麻を）やったことがない」と否定しており、警視庁は慎重に調べを進めている。
■密売の温床
「ロシアで大麻を吸ったことがある」。警視庁組織犯罪対策５課の調べに、そう新たに供述したガグロエフ容疑者は、露鵬、白露山と六本木や錦糸町で遊ぶ姿がよく目撃されていた。
大麻の入手先は、「六本木のディスコで黒人から２万円で大麻２袋などを買った」（同容疑者）。「６月上旬に１人で行った。大麻を買ったのはこの日が初めて」とも話したが、以前にもこの店に遊びに行ったことがあるとされる。露鵬と白露山が同行していた可能性もあるが、組対５課は「ディスコは実在するが、売人はもう店にいないだろう。店の関与もなく、売人にたどり着く可能性は低い」とみる。
警視庁幹部によると、六本木にはアフリカ、北米、東欧、アジアと多様な人種がいて、バーやディスコの客引きの黒人が１００人以上いる。こうした店舗が薬物密売の温床となっている疑いもあるが、店内での密売は情報がつかみにくく、摘発は難しいという。
■巧妙な手口
「六本木などの取り締まりが厳しくなり、密売人が流れている」（組対５課）と指摘されるのが、国技館に近く、周辺に相撲部屋も多い錦糸町だ。同容疑者が大麻成分を含むたばこを落としたのも錦糸町だった。
昨年末の警視庁と東京入国管理局の合同摘発では、不法残留や資格外活動などで２０人を摘発したが、ロシア人が最も多かった。ただ、錦糸町でも薬物密売の手口は巧妙で、摘発には結びつきにくいという。
「繁華街の外れにある公園のトイレなどで薬物を受け渡したり、買い手に『近くの植垣にある』と伝えるなど売人が直接手渡さないケースが多い」。捜査幹部はそう話す。売人は摘発を警戒し、売買直前まで薬物を持ち歩かない。
売買の連絡用には、偽造した身分証明書で買った携帯を使う周到さで、互いに顔も名前も知らない者同士で売買しているとされる。
■法律の壁
日本相撲協会による露鵬と白露山の尿検査の精密鑑定は、早くて５日に結果が出る。しかし、鑑定で“クロ”と出ても、露鵬と白露山を立件するのは難しい。大麻取締法には大麻の使用を禁止する条文がなく、同法違反（所持）の疑いで逮捕するには、大麻そのものの押収が前提になるからだ。
産経新聞ＷＥＢ（９月３日）
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080903/crm0809032210030-n1.htm
（引用終わり）
最初の若ノ鵬は明確に大麻を六本木で購入したことを認めているのだが、他の二人は全面的に否定している。科学鑑定で実際に吸ったかどうかできるか判定できるのか。
それよりも気になっているのは、三人の力士がロシア領の北オセチア共和国出身のオセット人であるということだ。当然、グルジア情勢の行方と絡めて考えたくなる。
これらの力士達が、ロシア大使館に駆け込んだりしてロシアが二人の力士を擁護した場合、日本はロシア人力士を差別するのか、とロシア側に疑われる可能性もある。
そうなると国益上、ロシアとの関係はエネルギー政策上重要だから問題をはらむことがある。
そう考えると、最初に発覚した若ノ鵬の方はともかくとして、あとで抜き打ち検査で発覚した二人については、本人たちは否定している以上、マスメディアももっと公正に扱わなければならないはずだ。
そうやって相撲業界をスキャンダル漬けにして、「相撲業界に自浄能力無し」とのイメージを植え付けることで、利益を得る企業がいないとも限らない。相撲業界を外資に売却するとか、巨人軍みたいに新聞社の傘下に置けばいいという議論が出てくるかも知れない。
外交戦略の点でも、文化政策の点でも、メディアの一方的な報道を疑う必要がありそうだ。
＝＝＝＝＝＝
若ノ鵬 寿則（わかのほう としのり）：ロシア連邦北オセチア共和国ウラジカフカス出身で間垣部屋所属の現役大相撲力士。本名ガグロエフ・ソスラン・アレクサンドルヴィチ。
露鵬 幸生（ろほう ゆきお、1980年3月9日 - ）は、ロシア連邦北オセチア・アラニヤ共和国ウラジカフカス市出身で大嶽部屋（入門時は大鵬部屋）所属の元大相撲力士。本名は、ソスラン・フェーリクソヴィッチ・ボラーゾフ（Сосла́н Фе́ликсович Бора́дзов, サスラーン・フィエーリクサイチ・バラーヅァフ）。ロシア国籍のオセット人。
白露山 佑太（はくろざん ゆうた、1982年2月6日 - ）は、ロシア連邦北オセチア・アラニヤ共和国ウラジカフカス市出身で北の湖部屋（入門時は二十山部屋）所属の元大相撲力士。本名はバトラズ・フェーリクソヴィッチ・ボラーゾフ(Батраз Феликсович Борадзов)。
▲このページのＴＯＰへ HOME > 政治・選挙・ＮＨＫ53掲示板
フォローアップ:- 露鵬、白露山大ウソ！６月ロス巡業でも大麻（スポーツ報知）（僕も最初は疑惑を感じたが） 忍 2008/9/09 19:16:56
(1)
- 「ロスで吸った」報道の真相 smac 2008/9/10 13:46:08
(0)
- 「ロスで吸った」報道の真相 smac 2008/9/10 13:46:08
(0)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。