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(回答先: 露鵬、白露山大ウソ!6月ロス巡業でも大麻(スポーツ報知)(僕も最初は疑惑を感じたが) 投稿者 忍 日時 2008 年 9 月 09 日 19:16:56)
忍さん、どーもです。
ひとことご忠告申し上げますが、騙されちゃいけませんよ。
「ロスで吸った」の報道は、メディアが冤罪を作り出すときに使う常套手口です。
最初に断っておきますが、私は大相撲ファンでもないし、北の湖元理事長や二名の不良外人(元)力士に対して、なんらかのシンパシティを持っているわけじゃありません。
また、力士の解雇を含め相撲協会内の人事は協会の専権事項ですから、外部の人間がその決定に対して非難したり賞賛したりするのも変な話だと思っています。
しかし、ここ数日の大相撲バッシングは、メディアが私たち視聴者(読者)に仕掛けた「陰謀」であることが明らかです。
だいたい、抜き打ち検査によって「大麻吸引の疑惑」が出た…というだけのことで、なんであれほどの大騒ぎをしなきゃならんのでしょうかねー。
精密検査で「陽性」が確定したって、吸引の事実が立証されるわけでもないし、吸引が事実であったとしても、それは犯罪じゃありません。
協会の判断で、疑惑の力士を解雇するにしても、外部の人間が大騒ぎするような問題ではなく、協会が独自にひっそりと、そして堂々とやればいいだけのことです。
にもかかわらず、メディアがこの「取るにたりない問題」を大々的に報じ、お祭り騒ぎを仕掛けた意図については様々な憶測があるでしょう。でもまあ、ここでは触れないでおきます。
ただ、その手口は過去にいくつもの冤罪を生み出した手口と共通するものがありますので、注意が必要です。
まず、ただの興行団体にすぎない大相撲を、日本国の「伝統、文化」などと過大に持ち上げ、力士の大麻吸引疑惑が、さも国の威信に関わる「大問題」だと喧伝していることに、疑問を持つべきでしょう。
冤罪レシピの第一は、視聴者(読者)に「怒りの感情」を植え付けることです。
「我が国が世界に誇る、伝統の国技たる相撲の威信を、不良ロスケが土足で踏みにじった!これは、まことにケシカランことである」と、識者やキャスターが顔をしかめて語れば「調理準備」は完了。
次に「はたして真相はどこに?」と言ったサスペンスばりの演出で視聴者(読者)の興味を引きつけます。
何度も記者会見を開かせ、その都度事件に「謎」を散りばめながら、疑惑の中心人物達を、さも「隠蔽工作の上手な犯罪者」であるかのように描き出して見せるのです。
同時に彼らに対するネガティブ・キャンペーンを展開します。
それは「こんな時なのにサウナに行くんか?」とか「検査結果という『動かぬ証拠』(←実は違うが)があるのに、まだシラをきるつもりか?」とか「シロになるまで検査をやり直せと言うんか?」っていう、ほとんどイチャモンみたいなものです。
極めつけは「ロスで吸った」報道でしょう。
報道では、再発防止委員の「とある」親方が検査会場で露鵬にこう尋ねたということになっています。
「ここだけの話。親方には内緒にしておくから本当のことを言え。吸ったのか?」
↑これ「大嘘」ですよ。簡易検査で陽性反応が出た直後に、他部屋の親方からそんな決めつけた質問をされたら、露鵬がたとえ実際は吸っていたとしても絶対に否定するはずです。だいいち親方がそんなバカな質問をするわけありませんよね。事実はこうです。↓
委員の親方の質問は「(陽性反応が出た原因として)何か思い当たることはないか?」です。それに対して露鵬は「6月のロス巡業の時、黒人のシンガーらが大勢で大麻を吸ってて、煙がもうもうとしているバーに入ったことがある」と答えました。
しかし、副流煙の大麻成分が2ヶ月以上も体内に残留するはずなどありませんから、この件は「陽性反応」と無関係ってことになり、「自白?」はオフレコとされたのです。
ところが理事会でこの顛末が発表された時には、話が「ロスで黒人シンガーからもらって吸った」にすり替わっていました。
これじゃ、露鵬が「陰謀だ」と怒るのも無理ありませんよね。
まあ、ロスでは本当のところ自分の意思で吸引していたとしても、それは協会内規だけの問題で、とても「重大な社会問題」なんてものじゃありませんし、今回の検査の「陽性反応」とは完全に無関係です。
もっとも、話がすり替わった原因を、単純に「陰謀」と決めつけるわけにはいきませんが、どこまで行っても水掛け論にしかならない「お前は自白した」「いやオレは自白していない」という、低レベルの言い争いに於ける片方の主張のみを根拠に「衝撃の事実が判明した」なんて書くメディアは確信犯と言えるでしょうね。
このように、事件と無関係な事柄を持ち出して「容疑者」(←今回の件では犯罪じゃなく警察も検察も動かないため当てはまりませんが)の人格を貶め、世論を「容疑者=犯罪者」に誘導する手口は、(意図的か否かは置いておいて)メディアが今まで散々繰り返してきたものです。
和歌山毒カレー事件の林被告は、「以前に勤務していた会社で激昂して、上司に携帯電話を投げつけた」と報じられました。
事実は「携帯電話を机に叩き付けて抗議した」なんですが、そんな「どっちゃでもええやないか」というエピソードを、ことさら大袈裟に、また「容疑者」にとって悪い方へアレンジして垂れ流すのがメディアの困った体質なのです。
例を挙げればキリがありませんが、植草元教授痴漢疑惑でも「昔からセクハラ癖がどうのこうの…」言ってますし、神戸事件での怪文書「懲役13年」も同様です。
殺人事件の容疑者が逮捕されれば、メディアは容疑者の過去の行いを無理矢理、犯行の前兆であるかのようにコジ付けて報道します。
たとえば「この容疑者は、以前同僚と喧嘩になった時『殺してやる』と叫んだそうです」ってヤるわけですね。
今回の騒動でも、二人の元力士が普段から「いかに態度悪かったか」について、繰り返し報道しています。
二元力士が冤罪なのか否かの判定は別にして(←これは結論が出ないし、出す必要もない)、こうしたメディアによる冤罪作りの常套手口に乗っかって一喜一憂していると、いつの日か、あなたが知らない間に冤罪作りの協力者となってしまう虞れがあります。
また、今回の騒動に限らず、意図的な冤罪作りや怠慢からくる冤罪に対して、市民が健全なリテラシーを喪失してしまうという危険性も考えなければなりません。
私の妻は「二人は大好きな日本で、大好きな相撲を二度ととることができなくなるなんて、可哀そう」と言ってます。
しかし私は、最初に書いたように二元力士に対してなんらシンパシティを持っていませんので、彼らに同情などしませんし、擁護するつもりもありません。
私が同情するとしたらそれは、今回メディアが仕組んだ陰謀的なお祭り騒ぎに乗せられ、あちこちで「反露、嫌露」的な言動をまき散らしている人々に対してですね。
その意味で、普段は健全なリテラシーをお持ちと見受けられる忍さんが、こんなメディアの初歩的心理誘導にひっかかり、憤っておられるのを見て少し心配になりました。
ながながと嫌みなことを書きたてましたが、これは忍さんに対する敵意ではなく、メディアの腐敗に対する憂いの念から発したものです。くれぐれもお気を悪くされませんようお願い申し上げ、筆を置きます。
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