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(回答先: 連載「キャンプ座間・米軍再編 抵抗転じて『対話』」へ/戦略の違い/国の責任盛り込むも(カナロコ) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 8 月 01 日 19:29:32)
http://www.kanaloco.jp/serial/entry/entryxiiiaug08082/
連載「キャンプ座間・米軍再編 抵抗転じて『対話』」へ/アメとムチ/市長選にらんだ決着
2008/08/01
六期二十四年務めたベテラン市長は、すべてを言い終えると原稿を内ポケットに滑らせ、ゆっくりと天を仰いだ。
三月二十日夜。座間市内で関係者以外を閉め出して開かれた自身の後援会役員会。星野勝司市長は次期市長選への不出馬の意向を明かすとともに、米軍再編について「決着をつけたい」と発言した。公の場で、初めて容認姿勢をにじませた瞬間だった。
引退の理由は「健康上の不安」。「身内」の会合では、昨年六月に体調を崩していたことまで明かしたという。
■激しい攻勢
この昨年六月は米軍再編の受け入れを条件とし、国の「アメとムチ」路線の象徴となった再編交付金に関する法律が成立した直後だった。
米軍再編をめぐり、国は反対する自治体に対する攻勢を強めた。座間市についても再編交付金の対象から外しただけにとどまらない。防衛省の担当者は、こう振り返る。「こちらは自由に使えるカネが何億も何十億もある。市から『何か作って』『補助金がほしい』といわれても『オタクの市長は反対だから』で(協議は)終わりだった」
座間市と同じく反対姿勢を堅持した山口県岩国市の井原勝介前市長は「国からの圧力がすごかった。支援者が離れ、市役所内の風当たりも厳しくなった。星野さんもつらい思いをされたと思う」と厳しい面持ちで語る。その井原前市長は賛否で真っ二つに割れた二月の市長選で容認派に敗れ、表舞台から去った。
■雲行き一転
二〇〇五年五月、再編反対の座間市民の意思は約一カ月で集まった有権者の半数を超える六万人の署名という形になった。しかし、昨年十二月には、それを無視するかのように新司令部が発足。「これ以上反対を続ける意味はあるのか」との声が公然と市民や議会、行政内から漏れるようになった。
追い込まれた星野市長が不出馬を宣言して臨んだ最終交渉は、細かな文言をめぐり再び難航。だが九月に控えた市長選が近づくにつれ雲行きが一転した。「選挙の争点にしたくない」(市長周辺)、「岩国の二の舞いは避けたい」(防衛省幹部)―。両者の思惑が一致して見いだされたのが、協議機関新設という今回の「終着点」だった。
米軍再編後初の審判となる座間市長選は九月十四日に告示される。有権者はそれぞれの一票にどんな思いを込めるのか。
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