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2008年07月12日
民主党代表選の重要性を強調する愚
政局がらみの報道を見ると、どの報道も、どの政治評論家も、9月21日の民主党代表選挙の重要性を強調している。
そして今日の新聞の社説だ。
毎日新聞は、「無投票ではもったいない」と題して、対抗馬が出馬してきちんと選挙を行い、党内論戦を深めるべきだ、などと言う。
産経新聞は、「政策論争の好機を失うな」と題して、小沢党首の三選を支持する声が党内で相次いでいることを、「これでよいのか。党首候補が本格的な政策論争を展開し、政権を担える政党であることを国民の前に示す事がなによりも必要な時である」などと書いている。
これほどおかしなことはない。
自民党を応援している者がそういうのはわかる。民主党が分裂、混乱すれば敵失の利が得られるからだ。
小沢憎しの連中がそういうのはわかる。小沢代表の無投票再選はしゃらくさいからだ。
しかし、民主党を応援している者までがそういうのはおかしい。
ましてや民主党議員の中で、対抗馬擁立や、民主党内の政策論争を必要だ、などという者がいるとしたら、その連中は、政権をとる、という事がわかっていない連中だ。
自民党と民主党の決定的な違いは何か。
それは政権を握っている政党とそうでない野党の違いである。
そしてこの違いは、計り知れないほど大きい。
政権政党がどのような派閥争いをしようとも、議員の中でどのような政策対立、権力闘争があろうとも、政権を維持するという一点で必ず結束する。
なぜならば、政権を手放した時点ですべてが無意味になるからだ。
しかし、政権を取れていない政党が、いかに政権に近づいているからといって、自分たちの政党が政権を取ったらこういう政策を行ないますという事を、争っても意味はない。
政権を取れないうちから政策論争をしているようでは、政権を取れるはずはない。
民主党の最優先の課題は確実に次の選挙で政権交代を実現させる事である。
実現させる事に自信がないから、大連立とか政界再編とかの話に惑わされ、結果として政権交代を遠のかせる失敗をおかす事になるのだ。
そうして、政権交代を望む国民を失望させるのだ。
政権交代を望むものは、民主党を好きだから応援しているのではない。
これ以上自公政権が続けばこの国は救われないと思っているだけだ。
政権交代には民主党しかないから民主党を応援するしかないのだ。
そのためには、結束して自公政権にぶつかるしかないではないか。
考えても見るがいい前原で民主党がまとまれるというのか。自民党とガチンコ勝負をして政権を取れるというのか。
同じ事はかつて党首を経験した岡田にも言える。ましてや仙石や枝野や野田が民主党を背負って国民の前で自民党とたたかえると考える国民は、一人もいないであろう。
好き嫌いは別にして、小沢民主党しかないだろう。
今民主党に求められている事は、一日も早く解散・総選挙に向けた選挙公約を纏め上げ、自公政権との対決姿勢を強めていく事だ。
小泉偽改革路線を否定できないでいる自公政権に対して明確な対立軸を打ち出して国民に信を問うしかないのだ。
国民もそれを望んでいるのだ。
それで勝てないなら政権取りをあきらめればいいだけの話だ。
国民が、この期に及んでも政権交代を望まないのであれば、もはや解決能力のない自公政権と、とことんまで心中していけばいいだけの話である。
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