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(回答先: 原油価格高騰劇の背景(経済コラムマガジン)-米ブッシュ政権はほぼ全員が「石油業界のインサイダー」 投稿者 JAXVN 日時 2008 年 7 月 09 日 05:24:59)
http://www.adpweb.com/eco/eco534.html
「G8経済宣言 原油高に懸念 投機抑制で有効打なし
2008.7.8 19:00
主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の経済宣言では、原油・食料価格の高騰に「強い懸念」を表明し、世界経済の安定成長に深刻な影響を与えているインフレ圧力に危機感をあらわにした。ただ、価格高騰の要因の一つである原油市場への投機資金の流入規制には踏み込めず、原油価格高騰に拍車がかかる可能性が出てきた。原油先物市場への投機資金の規制を求める欧州の一部と、市場を重視する米英との対立も顕在化。原油高対策の難しさを改めて浮き彫りにした。
「透明性の向上はより良く機能するエネルギー市場、ひいては良い需給バランスにつながる」
G8がまとめた経済宣言で示されたキーワードは「透明性」だ。生産体制を明確に開示しない産油国と、実態の見えない投機資金が、価格高騰の原因だと暗に示唆、情報の開示を求めた。原油高対策では、需給面での逼迫(ひっぱく)解消に重点が置かれ、供給面では、生産量の増強と精製能力の向上の必要性を指摘。消費国には原子力など石油に頼らないエネルギー源の多様化などの対応を求めた。
一方、根強い投機資金規制論に対しては、欧州の一部首脳が投機資金の動きに強い懸念を示したが、英米は「需要見通しが供給を上回っていることが主因」と強調。意見はかみ合わず玉虫色の決着で終わった。ブッシュ米大統領は「強いドルは自国の利益」と、“口先介入”をしたものの、投機資金のドル離れを食い止めるのは難しい状況だ。
欧州では消費者物価指数が4%台に上昇し、インフレは景気減速よりも深刻な課題。アフリカ7カ国との拡大会合では、アフリカ諸国からインフレに苦しむ悲鳴が相次いだが、G8の温度差は対応策を先送りさせる結果となった。
1バレル=145ドルまで進行したニューヨーク原油先物市場の原油相場はサミットを控えた7日、一時140ドルを割り込み、終値は前日終値比で4ドル近く下げた。ただ、G8結束と影響力には微妙なほころびが見え始めており、世界経済の先行きには一段と不透明感が漂っている。(石垣良幸)
■合意文書ポイント
【世界経済】
一、世界経済は不確実性に直面、下方リスクが依然存在
一、インフレ圧力を高める原油、食料の価格上昇に強い懸念を表明
一、金融市場には深刻な緊張が存在
一、経常黒字を持つ新興市場国の実効為替相場の調整、変動が重要
一、ドーハ・ラウンド妥結が決定的に重要
一、原油高の根底にある原因に取り組む
一、増産や投資拡大、エネルギーの多様性追求と効率向上が重要
一、生産国と消費国の対話を強化
一、国際通貨基金(IMF)などの実需・金融両面の分析を歓迎
一、商品先物市場の透明化のため、関連当局の協力を奨励」
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080708/fnc0807081902012-n1.htm
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