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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu170.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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自治労幹部が特権階級であり、保身的な特権組織である事に変わり
はない。今の労働組合こそ、組織を持たない弱者の国民の敵である
2008年6月26日 木曜日
◆橋下府知事、国政“進出”!正論展開に大先生タジタジ 6月26日 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080626-00000120-sph-soci
橋下徹・大阪府知事(38)が「福田自民党」に物申した。25日、東京・永田町の自民党本部を訪れ、国の歳出削減をテーマにした会合で居並ぶ国会議員を前に「国家公務員の給与を下げるぐらいしなきゃ国民はついてこない」と持論を展開した。最近は府職員の人件費削減案をめぐり、組合側と徹夜バトルを繰り広げるなど意気揚々。就任わずか4か月の新米知事の“上から目線”の正論展開に、大先生たちもたじたじ。
歯にきぬ着せぬ「橋下節」は永田町でも新人離れしていた。
会合後、報道陣に囲まれた橋下知事は「国が国民に負担を求めるならば、まず公務員自身が身を削らないと。国家公務員の給料を10、20%ドーンと下げたら国民はついてくる。『ここまでやるか』ということをして初めて世間は評価してくれる」と息巻いた。
1年生知事が国の歳出削減に関し、自民党に指南した。人件費や事業費カットなど歳出削減への取り組みが話題の知事は、自民党の「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」の会合に招かれた。冒頭のあいさつでは「行政に携わってまだ4か月の僕が、先輩方に行政や政治の話をするのは恐縮な限りです」と謙虚に講演をスタートさせた。
自民党・谷垣禎一政調会長を始め多数の国会議員が詰め掛けた会合では、具体例を交えながら府の財政再建策を披露。熱っぽく話す一方で「僕はB型なので重箱の隅をつつくのは得意」と軽口も飛ぶなど30分以上にわたって冗舌に語った。
世論の支持をバックに、最近では府職員組合側との徹夜団交で一歩も引かないなど、ますます自信を深めた様子の橋下知事。「職員も府民も覚悟を持って取り組んでいるのに(政府は)身を削る覚悟がないんじゃないでしょうか。公務員はタクシー利用とか天下りとかやりたい放題。これでは国民は負担しないだろう」と“暴走”!?は止まらなかった。
橋下知事を招いて党として歳出削減姿勢をアピールする狙いがあったとみられるが、タジタジの状態。知事とテレビ番組「行列のできる法律相談所」で共演した丸山和也参院議員は「橋下氏は弁護士時代から金にシビアだった。国も組織が膨大だから同じようにはいかないがああいう感覚は必要」と語った。他議員は「ひるまず改革を進めてほしい」と橋下節にうなずくしかなかった。
これだけ言っておきながら知事は「『国に申す』って、そんな偉そうな立場じゃない。勉強会に参加させてもらったという感じ」と振り返った。だが「いくら府知事が口角泡を飛ばしても国は動きません。国を簡単に動かせるのは国民の皆さんの1票。国の仕組みが変わりますよ」とサラリ。福田内閣にとって、そのひと言が一番身に染みたかもしれない。
◆橋下徹大阪府知事は自民党の救世主になるかもしれない 6月26日 天木直人
http://www.amakiblog.com/blog/
橋下徹大阪府知事は自民党の救世主になるかもしれない
これから書くことは、橋下徹の大阪府知事選当選以来、橋下徹を目の敵にしてきた人たちにとってはとんでもない、と思って読まれるに違いない。
私も橋下徹知事とは考えが違うところがある。なによりも政権交代を望む一人として、明らかに自公政権寄りの言動を繰り返す橋下知事に組することは出来ない。
しかし同時に、私は橋下知事を侮ってはいけないと思っている。
その理由はもちろん彼の圧倒的な支持率の高さである。
しかし、より重要な事は、彼の高支持率の高さが、小泉元首相と根本的に異なり、単なるタレント人気だけから来るのではなく、彼の大阪府政改革、府財政改革のひたむきな姿勢が、正しく、いかさまではないということだ。だからこそ府民の心を捉えているからだ。府民はよく見抜いているのだ。
そのような私の思いは、25日に橋下知事が自民党本部の「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」に呼ばれ、自民党に注文をつけ、それでも自民党議員から喝采を受けた、という記事を読んで、ますます強固なものになった。
「国の仕組みを変えてほしい。地方の実情に合わせ、権限と責任を一致させるべきだ」、「府の予算は3兆円規模だが、府に裁量があるのは2300億円程度。地方にやる気を与えてほしい」、「国家公務員も給料を削減すれば国民はついてくるのでは」などと語ったという。
これは民主党が言っている事と同じである。
しかも民主党との大きな違いは、橋下知事は労働組合こそ意識改革しなければならない、今の労働組合こそ、組織を持たない弱者の国民の敵である、という姿勢を明確に打ち出している点である。
これはその存在(選挙)を自治労に大きく依存せざるをえない民主党との決定的違いであり、強みである。
すなわち今国民が求めている事は、特権や組織力に胡坐をかいて、自分たちの苦痛を分かち合おうとしない権力者をたたきのめすことだ。その特権を剥奪することなのだ。
自治労幹部が特権階級であり、自治労もまたあまたある政府関係機関と同じように、利権を手放そうとしない保身的な特権組織である事に変わりはない。
もしそうであれば、自民党は橋下府知事を新しい自民党の看板にして、政権維持を狙おうとしてもおかしくない。私だったらそうする。
橋下は小泉元首相と同様国民へのアピール性を持っている。
しかも橋下は小泉と違って、頭がいい。
自ら政策を学び、政策を論じ、問題を本気で解決しようとする覚悟があるように見える。
何よりも小泉のようなごまかしのパフォーマンスがない。パフォーマンスがあるにしても、その目線は府民のため、国民のための改革を模索するためのパフォーマンスである。
いい歳をしてライオンヘヤーを振りかざし、政局や芸能ネタや下ネタばかりしか話さない小泉元首相とは、根本的に異なるのだ。
民主党は橋下に変わる人材をはやく見つけないと取り返しのつかないことになるかもしれない。
(私のコメント)
6月22日に大阪の財政再建について書きましたが、公務員と思われる人からのコメントが沢山寄せられました。小泉首相があれほどの高支持率が得られたのも戦う姿勢を見せたからであり、大阪の橋下知事も戦う姿勢を見せている。だから大阪府民の支持率も高い。
安倍首相が支持率が低下したのは村山談話や河野談話を継承すると言った妥協を見せたからであり、靖国神社も8月15日に参拝はしなかった。福田首相の支持率も安倍首相以上に低下しましたが、福田首相に戦う姿勢を見せろといってもキャラ的に無理だろう。
現在の日本に求められているのは戦う政治家であり、妥協してしまう政治家ではない。大阪府の橋下知事がどれだけ戦えるかはこれからを見ないと分かりませんが、戦う限りは支持率は高いだろう。それくらい公務員は特権階級化してしまって、議会も公務員の給与の賃金カットは抵抗が強くて難しいようだ。
民間の平均的給与水準は年々下がり続けて430万円あまりだ。それに対して地方公務員は730万円ももらっており、300万円もの開きが出来てしまった。それに対して財務省は消費税の増税で賄おうとしていますが、消費税で公務員の人件費を賄おうとしている。
消費税は逆累進性があり年収430万の民間人よりも730万円の公務員のほうが税負担は軽い計算になる。日本の消費税は食費などの生活必需品にもかかる事が問題であり、年収が120万円しかない人も1000万円近くある人も食費にかかる費用は同じなのだ。だから公務員は消費税を上げたがる。
天木直人氏は言うように自治労幹部は特権階級化してしまっている。民間の非正規雇用の労働者は労働組合の対象ではなく放置されてしまっている。だからこそ若い人の鬱積は溜まっているのであり、秋葉原の無差別殺人犯も非正規雇用労働者であった。
橋下大阪府知事の財政改革が成功したら、その流れは全国に広がるだろう。公務員の人たちは賃下げすればデフレが広がると言うが、地方債を発行して給与を支払う事のほうが景気を悪くする事に気がつかないのだろうか? 5兆円の借金は年々増え続けている。だから公務員の賃金カットして財政を均衡させなければならない。
公務員は民間の給与を上げればいいではないかという人がいるが、トヨタやキヤノンのような超優良企業ですら正規社員を減らして非正規雇用に切り替えている現実を知らないのだろうか? 小泉構造改革で2004年に製造業まで派遣を認めたしまったからこのようになったのだ。ならば公務員も派遣社員に切り替えて行けばいいのではないだろうか?
国会議員や地方議会議員は選挙に落ちれば失職するから非正規雇用みたいなものですが、公務員は首の心配がない。しかも民間よりも300万円も所得が高いのだから、日本は公務員天国だ。日本がなかなか不況から脱出できないのも公務員に所得が偏ってしまっているからであり、だから減税政策が取れない。
本来ならば減税して可処分所得を増やす事が景気回復につながるのですが、公務員の給与が高い為に赤字財政で減税政策が取れない。公務員の年収を300万円カットすればそれだけ減税の為の財源が出来るから景気は回復するだろう。
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