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2008年04月21日
一般財源化という名の増税
私は4月8日のブログで、福田首相が、3月27日の記者会見で突然言い出した一般財源化について、ごまかされてはいけないと書いた。つまり暫定税率を廃止するかわりに、その穴埋めのために増税する事を考えているに違いないと。
そのひとつの根拠として、なぜ暫定税率廃止を今年度から行わないのかという事がある。それは今年度では増税が間に合わないからだ。すなわち来年度の税制改革と一体になって暫定税率廃止する、つまり増税と一緒に一般財源化をする、と言ったに過ぎないのだ。
この推測が正しかったことを裏づける記事を4月20日の読売新聞、「政(まつりごと) なび」に見つけた。
「6文字に込めた思いは」という見出しで書かれた編集委員 尾崎和典氏の記事は、与謝野馨・前官房長官の告白に基づいて、次のように舞台裏を描いている。
3月20日、祝日にもかかわらず与謝野・・・は首相官邸に呼ばれた。福田首相から、27日の記者会見で表明する09年度からの一般財源化を柱とした見直し案に助言を求められたのだ・・・
自民党税制調査会小委員長の与謝野派(その案の中にあった「道路特定財源制度は今年の税制抜本改革時に廃止」という文言に驚いた。
「卒倒しそうになったよ。本当にやるのかよ、と」
税制関係者にとって「税制抜本改革」の(六文字の)意味は重い。消費税率引き上げに取り組むということだからだ・・・
この尾崎氏の記事の中で、事実に反すると私がにらんだ部分がある。それは次のくだりだ。
・・・驚いたのは与謝野氏だけではない。
(記者会見の翌日)朝、一番に財務省幹部が与謝野氏の事務所に飛んできた。
財務省幹部 「(税制抜本改革の文言は9与謝野先生のアイデアで入れたんですか」
与謝野氏 「俺じゃないよ。総理だよ」・・・
そんなわけがない。すべては財務官僚の振り付けである。財務官僚が芝居をしているのか、与謝野が作り話をしたのか、あるいはそれら全てを知った上で尾崎氏が、読者を情報操作しているのか、いずれにしても作為的に書かれた文章であるに違いない。
福田政権が続けば間違いなく消費税引き上げが行われるということだ。国民は覚悟しておいたほうがよい。
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