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(回答先: B型肝炎:集団提訴 第1陣、一律救済求め 札幌地裁(毎日新聞) 投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 3 月 28 日 23:26:25)
注射器使い回しでB型肝炎に感染…全国訴訟へ(読売新聞)
国の責任追及 北海道5人が提訴
予防接種での注射器使い回しを国が放置したためB型肝炎ウイルスに感染したとして、札幌市など北海道在住の患者ら5人が28日、国を相手に総額1億9250万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こした。
弁護団によると、現在、全国10地裁でも提訴の準備が進められており、原告数は1000人近くになる見通しで、薬害C型肝炎に続いて全国規模の集団訴訟に発展することになった。
原告側は、国は1948年には注射器の連続使用による感染の危険性を予見できたのに、注射針や注射筒の使い回しを放置し、感染予防の指導を怠ったと主張。原告の対象は原則的に母子感染や輸血感染などの可能性がない人に絞る方針。
B型肝炎を巡っては、最高裁が2006年、別の原告5人について注射器使い回しを放置した国の責任を認定した。これを受け、原告らは厚生労働省に対し、B型患者全般への医療費助成や厚労相の謝罪などを求めてきたが、国は「(最高裁が認定した)国の責任は5人に限定されるもの」として応じていなかった。
弁護団によると、全国の肝炎ウイルス感染者はC型を含めて約350万人に上り、このうちB型は120万〜140万人とされる。B型、C型感染者のうち数十万人が集団予防接種が原因とみられるという。
血液製剤によりC型肝炎ウイルスに感染した薬害C型肝炎の場合、集団訴訟を受けて今年1月、被害者救済法が成立。原告団らの求めで、B型を含む患者全般を対象にしたインターフェロン治療費の助成が新年度から始まるが、B型の場合、同治療では効果がない人も多い。
厚労省結核感染症課では「訴状を見てから対応を検討する」としている。
集団訴訟に加わった清本太一さん(30)は札幌市の広告制作会社に勤務するデザイナー。B型肝炎感染を知ったのは高校卒業後、専門学校に通い始めた18歳の時だ。2、3歳のころに受けた集団予防接種が原因とみられた。「一体なぜ」「これからどうなるのか」。闇の中に放り込まれた気がした。
しかし、就職後、会社の定期健診で「肝機能は正常」の診断結果が続いたこともあり、これまで詳しい検査は受けてこなかった。
ところが、提訴を決め、今年1月に改めて検査を受けると、「相当重い肝硬変」の診断。妻には発症したのに大丈夫などと無責任なことは言えなかった。
今後は、肝がんの恐れもある。働けなくなった時、5歳と2歳の娘を抱え、家族はどうなるのか。「だから、こんな不安や苦しみと闘う多くの患者の声を代弁したいんです」。清本さんは固く決意している。
(2008年3月29日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080329-OYT8T00252.htm
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