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(回答先: B型肝炎:集団提訴 第1陣、一律救済求め 札幌地裁(毎日新聞) 投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 3 月 28 日 23:26:25)
B型肝炎集団訴訟:「国が謝罪するまで闘う」 札幌の清本さん 実名で訴え
(毎日新聞)
「国が感染の責任を認め謝罪するまで闘い抜きます」。28日、札幌地裁に提訴されたB型肝炎患者による北海道訴訟で、札幌市北区の会社員、清本(きよもと)太一さん(30)は5人の原告で唯一、実名と顔を公表して会見に臨んだ。身に覚えがないままキャリアー(持続感染者)と診断され、肝硬変へと病気が進行している。「裁判には長い時間をかけてほしくない」。揺れる胸の内も吐露した。
清本さんがB型肝炎ウイルスのキャリアーであることに気付いたのは18歳の時、たまたま行った献血がきっかけだった。「初めは何のことだか分からなかった」。完治しないケースもある病と知り、ショックを受けた。
親はキャリアーではなく、感染に心当たりはない。乳幼児期の集団予防接種でウイルスに汚染された注射器の使い回しが原因だった。その後、慢性肝炎を発症。国の責任を追及できないもどかしさを抱えたまま過ごした。
転機になったのは06年6月、最高裁が「集団予防接種に原因がある」と国の責任を認めたことだ。「これでやっと、国が助けてくれる」。ところが、その機会は全く訪れない。じりじりと待つうちに、集団提訴の動きがあることを耳にした。
同時に、前の裁判は勝訴まで17年かかったことも知った。「17年もかかるのか。おれ、それまで生きられるかなあ」。妻は「当たり前でしょう。冗談でもそんなことは言わないで」。背中を押されるように、原告団に加わった。提訴前、病状を確認するための検査を受けたところ「肝硬変」と診断された。
同じウイルス肝炎でも、薬害C型肝炎は政治決着が図られ、患者の一律救済が実現した。「対策を棚上げする国の姿勢が許せないという世論の風を受け、早期に目的を達成したい」。佐藤哲之弁護団長は刻々と病が悪化する原告を思いやる。
実名と顔を公表する決断にためらいはなかった。肝炎患者への偏見を嫌っていたからだ。「おれは差別が嫌い。周囲の人にも差別してほしくないから」と、普段の自分を貫く。国内の感染者は100万人以上。この裁判がなければ、肝硬変に気付かないまま過ごしていた。そんな人が他にもいるはずだ。
「国は直ちに、B型肝炎ウイルスに感染した責任を認めてください。私も家族も、そのことだけを望んでいる」【芳賀竜也】
2008年3月28日
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20080328hog00m040006000c.html
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