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(回答先: <NHKの国際放送は国のプロパガンダ装置ではない>NHK国際放送 自身の発言で再び火種(東京新聞) 投稿者 gataro 日時 2008 年 3 月 26 日 09:01:55)
「東京新聞」3月26日 紙面より
■前回経営委の議事録要旨
【NHK経営委員会が公開した3月11日開催分の議事録(抜粋)によるやりとり要旨】
古森委員長: 国連憲章はよく吟味されましたか。これには確か今でも日本などを対象とした敵国条項が入っているのではないでしょうか。
今井義典副会長: はい。承知しております。
古森委員長: それを尊重するというのはどのように理解すればよいのでしょうか。
今井副会長: この意味は、国際的な日本国における国際連合を中心とした外交という精神に基づいていくということです。
古森委員長: そうでしたらそう書いてはどうですか。諸国の正義と世界の平和のためにといったような一般的な言葉に変えるべきではないですか。
◇
古森委員長: 国内放送の時には不偏不党ですからその時の政府の論調に必ずしも偏るわけではないでしょう。国際放送では政府の論調に立つという解釈でよろしいのですか。
今井副会長: 国際放送については、日本国の外交の方針に基づいて、さらにそれについてさまざまな意見が存在していることを示しつつ、わが国の立場を鮮明にお伝えするということです。
古森委員長: 国内の場合は国民からあまねく受信料をいただいていますので、立場は不偏不党と放送法に書いてあります。しかし、国際放送ではそれはどうでしょうか。各国とも国益を主張するなかで日本の立場を放送していくなら、国内放送のようにまんべんなく意見を伝えるという話だけでは済みません。それだけの覚悟があるのかということです。
今井副会長: 国際法上の、国際放送の中のNHKの放送は、国内における、内外におけると申し上げてもいいのですが、さまざまな意見を反映しつつ、わが国がどういう立場であるかを鮮明にすることです。
古森委員長: 国際放送では日本の立場を主張するわけでしょう。
今井副会長: NHKの放送では、日本の立場を直接主張するということはありません。
古森委員長: それでは、例えば日本と他国の間に問題が起こったとすると、日本も正しい、その国も正しい、こうした意見があるということですか。
今井副会長: そう通りです。
古森委員長: それでよいのでしょうか。利害が対立する問題については、日本は当然日本国民の立場に立って国益を主張すべきです。
今井副会長: 日本の政府の、外交における日本の立場を強く伝えることはいたします。
古森委員長: そのときの政府、日本における対外的な公式の見解を言うならよいと思います。ただ、どこの国の意見もいろいろありますといった放送はないと思います。ただ、どこの国の意見もいろいろありますといった放送はないと思います。国際放送はただ強化するだけではなく、一歩踏み出せということです。国際社会で日本の意見を発信するとはそういうことであり、覚悟を決めてやらないといけません。
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