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(回答先: ビルマで射殺の日本人記者を目前で撮影した(JANJAN P1) 投稿者 gataro 日時 2008 年 3 月 11 日 16:28:09)
http://www.news.janjan.jp/media/0803/0803112487/2.php から転載。
ビルマで射殺の日本人記者を目前で撮影した
田中龍作2008/03/11
目 次
(P.1)部部隊到着わずか15秒で長井さんを射殺
(P.2)1枚の写真が訴えた軍事政権の非道
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◆1枚の写真が訴えた軍事政権の非道
長井さんの写真を胸に座り込む在日ミャンマー人(東京・渋谷の国連大学ビル前で筆者撮影)
撮影後、治安部隊が一帯を制圧し始めたので素早く現場を離れた。裏道づたいにホテルに帰ったので、着くまでに2時間もかかった。
写真を本社に送信する。夜になってロイター通信東京支局から電話連絡があり、撃たれたのは日本人のフリージャーナリストであることがわかった。この時点で初めて自分が撮った写真が大変なものであると認識した。
決定的瞬間を捉えた写真は世界中を駆け巡る。翌朝の『ニューヨーク・タイムズ』はじめ各紙のトップを飾るのだが、撮影者の名前は伏せられたままだった。ラティフ氏はまだヤンゴンのホテルに滞在中で、ミャンマー軍事政権が血眼になって撮影者を探していたからだ。「部屋の扉がいつノックされるか」。ラティフ氏は身をすくめていた。
筆者は『ニューヨーク・タイムズ』と『ワシントン・ポスト』をコンパイルした『ヘラルド・トリビューン』紙を毎朝「眺めている」(『ニューヨーク・タイムズ』の英語は難解で「読む」とまではいかないのだ)。
『ヘラルド・トリビューン』紙に掲載されるミャンマーからの写真には、しばらくクレジットが入っていなかった。撮影者の安全保持のためであることは想像がついたが、その撮影者がラティフ氏だったのだ。筆者は直接ラティフ氏に「写真にあなたのクレジットは入っていませんでしたね」と確認した。
ラティフ氏は「治安部隊が私に向けて発砲してきたら迷わず逃げる。だが、どうしても撮影し伝えなければならないという責任感が生じた時は、恐怖心が消える」と話す。
大メディアのジャーナリストは、離れた安全な場所からでも撮影できる。給料が出るからあえて危険な目に遭う必要はないのだ。ところがフリーは、デモ隊(発砲される側)のポジションから軍隊が発砲してくる瞬間を撮り、メディアに買ってもらわなくては商売にならない。つまり、初めから撃たれる宿命にある。
ラティフ氏が捉えた決定的瞬間のたった1枚の写真が、ミャンマー軍事政権の非道さを世界中に訴えた。長井さんの死が無駄にならずに済んだのも、写真の力だ。「ミスター・ナガイと一緒に『DAYS JAPAN特別賞』を受賞できた」。ラティフ氏は受賞の喜びを語った。
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