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(回答先: 一般財源化という名の増税(天木直人のブログ) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 4 月 08 日 10:59:19)
http://www.amakiblog.com/archives/2008/04/08/#000806
2008年04月08日
この国は絶対的な中央集権国家だ。
日本と言う国は、あまりにも中央官庁の力が強すぎる。外務省の現役官僚の頃、各省の同僚官僚の言動をつぶさに見てきて、私はつくづくそう実感してきた。
だから、中央官僚を敵にまわすような地方分権化など出来るはずはない。その「難しさ」と、「割の合わない事」を誰よりも知っていた狡猾な小泉首相は、だから地方分権には自ら手をつけなかった。知恵者が考えついた「三位一体改革」などという空せりふを唱えてごまかして逃げた。
残念ながら、この中央集権化は、近時ますます強まる傾向にある。それを如実に見せてくれた記事を、4月8日の朝日新聞に見つけた。
道路特定財源の廃止が騒がれた時、全国の市町村長はこぞって暫定税率廃止を訴えた。ところが朝日新聞が昨年引退した全国の市長に聞いたところ、多くの市長が、暫定税率廃止に署名することは、踏み絵だった、と次のように答えていたと報じている。
「医療、福祉、教育よりも道路整備が大事だと思ったことはない」
「中央省庁や県に対して本当に弱い立場。目の前の事業を進めるため本心に背く場合もある」
「署名を拒めば、『どの首長が反対したんだ』と国や県からリストアップされる」
「署名を盾に道路整備を訴える国交省の手法はひきょうだ」
これは道路に限った事ではない。今年の2月、岩国の市長選挙では、米軍移転に反対した市長が防衛省から不当な補助金打ち切りの脅しを受けて落選させられている。
裁判官は、国の方針に逆らう判決を行えば左遷される事を知っている。だから定年間際になって、やっと自らの良心に従った判決を書いて辞めていく。
勇気のなさが権力の悪をますますのさばらせてきた。そのツケが今日本に噴出し始めてきた。
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